京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

平和への思い

2017年08月09日 | 日々の暮らしの中で
出羽三山を巡り、すぐそのあと大坂の娘宅へと向かった。長い夏休みを戴いたような気分だが、さて実際はお盆を控えて気ぜわしく、一日中立ち働かなくては追いつかない。そんなときに、今度は娘が友人と会う約束で、明日は子連れでやってくる。上の二人を預かることになった。

スーパーで、大きな蓮の葉が売られていた。当然、値段が付いているのだろう。(ハウ マッチ? ・・だったかしら)。盂蘭盆の魂棚に供えるらしいが、宗派の違いもあって、その様をこれまで見たことはない。


     八月は千万の死のたましずめ夾竹桃重し満開の花   山田あき

敗戦の夏、大庭みな子さんは広島市から20キロ余り東にある西条という町にいて、14歳だった。県下の女学生たちは原爆後の救援に動員され、太田川のほとりにあって、ともかく形骸をとどめた小学校に収容されていた引き取り手のない300人余りの原爆の患者たちの世話をするのが仕事だった。雑炊を炊き、配った…。『地獄の配膳』『その小径』に記される。
そして、映画「この世界の片隅に」を思い出している。
今日は長崎原爆72年目の日だった。長崎市長は「被爆者が積み重ねた努力が形となった」と核兵器禁止条約を評価。そして、条約への参加を国に迫ったが、私も同じ思いを抱く。

コメント (2)
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