京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ひとつ心を足して

2018年04月22日 | 日々の暮らしの中で
給食当番で使うエプロンと白い帽子を入れる袋を、体操服を入れる袋を、とTyler用に注文が入ってきました。まだ2週間ほどは使わないから急がない、とのことで。おむすびころりん、コンコロリン~。このアップリケはうけたようです。喜んでくれました。

         
とそこに、「私のも大きいのを作って」と孫娘Jessieから、体操服を入れる新しい袋が欲しいとリクエストでした。
ルーカスのパンツを作ってほしいという依頼も受けていて、布地をあれこれ受け取って帰ってきていました。エプロンもいいな。夏物なら上の服もしやすい。本を広げ、思いが広がっていたところです。
Jessie用に、母親が以前買って残していった布で仕上げてみました。布柄を生かそうか。でもやっぱりひと味プラスしたくってたまりません。考え抜いて、スニーカーにしてみました。


こうした小さなものを作って楽しんでいると、娘(今やJessieの母親)が生まれた時、実家で母と一緒にベビー服や小物類を作った夏の日々が思い出されます。生まれて初めて女の子とわかった時代です。布を買って柄違いに何枚もベビー服を作ってくれる母の横で、私はそれぞれに小さな刺繍をしたりして過ごしていたのでした。

中学時代はワンピースづくりの宿題を母に仕上げてもらって提出したものでした。編み物のソックスも最後は母頼みという始末。ちっとも楽しくない時間でした。それが、嫁いで時間ができて、家庭科が大キライだった私も少しづつ母のしていたことを思い出しながら自分のスカートを縫ったりするようになりました。切り替えてギャザーをたっぷりとったスカートの裾周りにレースをあしらったり、ワンピースにしたり。いずれにしても時間があったのでした。祖母が和裁をするのを見て育ちましたが習うことはなく、母がする洋裁と編み物を見よう見まね、本と首っ引きで数をこなし、なんとかモノにしたような程度ですが、結構これで間に合っています。

小さなものです。簡単といえば簡単。ただそこに、ひとつ、心を足す。この楽しみは、孫への愛~、愛、愛♪なのね。技術とかじゃなくって。 
コメント (6)
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