京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

葬儀の相談…

2020年06月24日 | 日々の暮らしの中で

ご門徒で葬儀ができたら…。尼講さんのお一人にそうした不安があって、急きょ喪主(となるだろう長男さん)、町内の代表、寺の総代さんがたと相談を重ねている。
規模の縮小は余儀なくされるだろうし、町内での賄いも控えようという方向だ。こちらからは導師のお願いを先方にしなくてはならない。
人生最後の儀式が家族・親族だけの御弔いであっても、規模の大小ではない。それに、ほんとうに縁のあった身近な人たちに送られることこそ意義深いものだと思っている。
最後は寺へお参りにみえるから、すべて心の準備だけはしておかなくては…。

義母と同じように、この地に生まれ地域のことは何でも知ってるという情報通だったFさん。あの家の何代か前まで、家々の本家、分家を知り抜き、義母亡き後、彼女の話の聞き役が回ってきた。他人の家のことにほとんど興味も関心もなかったものだから、私にとっては鬱陶しい話でしかなかった。先ず、聞いた話の捨て所に困る。keiさんは口が固い。世間向けにはこれが売りなのだから。と言いながらもどこかで、「これ内緒なんだけどね、…」と一つや二つ、三つはあったかもしれない。

ジャパニーズ・ビューティー・ベリーの英名を持つムラサキシキブ。世界的に美しさは認められているという。秋、あのなんともいえない鮮やかな紫色の実をつける。「日本の美しい果実」。淡い紫色の小さな花が咲き出しています。
Fさんとの長いお付き合いを思いながら、本堂のお花を立てるのに何がいいか…。

コメント (4)
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