Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ再訪 8 クチンの日曜市

2025-02-08 18:05:32 | 東南アジア

12月1日

早朝に目を覚まして外を見るとなにやら赤いシャツ姿の人が大勢。
 どうやらマラソン大会らしく、以前はKLでも見かけたが、こんなに暑いのにマレーシア人はマラソンが好きなのだろうか。

こちらも起きだして、今朝もクチンらしい朝食をいただこうと目を付けていた店へ。
  
 
クエチャップは豚出汁に濃い口醤油のスープに幅広の米麺の入った料理。本来は豚肉や内臓が入るものだが、注文の時に失敗して肉なしになってしまった。が、色に反して癖のないスープにピロピロの麺がおいしくて、これは気に入った。

朝食を終えたらGrabで車を呼び、市の中心部を離れてサラワク川の対岸へ。
土日に開かれるというサトクのサンデー・マーケットにやって来た。
 
周りの駐車場はいっぱいで、会場には立派な屋根が付いている。最初に入った所は半分ほどしか商品が並んでいなくて人も少なく、もう遅すぎたのかとちょっとがっかりしたが
 
よく見ると他ではあまり見たことのないような野菜や果物も並んでいる。

この建物を突き抜けるとまた別の建物が繋がっていて、
 今度は魚売り場。
 
中でも盛大に並んでいるのはテルボクという魚を塩漬けにしたもの。これはサラワクの名物らしく、マルガリータ要塞の下のプロムナードにも屋台が出ていたが、ここではカラスミのような卵まで売っている。

他にも蟹やらエビやら
  
 魚の種類は豊富でおいしそう!

 
それに比べてこの市場では肉類はあまり目立たない。

これも突き抜けるとさらに別の建物があって、この市場は本当に大きい。
 
こちらは野菜類が多くて、人出もこちらが一番。

トーチジンジャーやサトー豆などマレーシア料理ならではの食材に
 
 
唐辛子も種類がいっぱいできれい。

 
わらびやぜんまいのような山菜もあるし
 
干したキノコや、料理用の若いジャックフルーツは小さく切って売られている。

 
おなじみのスイカやパイナップルもきれいに切られていて
 
みかんや柿、リンゴなど輸入果物もあるが、楽しいのは初めて見る珍しい果物の数々。

 
以前コタキナバルで食べてとても気に入ったタラップらしきものもあるが、サユール(野菜)とあるのでこれは料理用の若い実らしい。
  
 
へびの皮みたいなのも、ウズラの卵みたいのも、みんな果物。

場内には他にマンガや文房具などの雑貨も売られているし
  
 
お菓子類を売っている所もある。

そこで街中でよく見かけるパンケーキのようなお菓子を一つ買ってみた。
 
マーガリンに砂糖、ピーナッツを乗せて2つ折りにされてアツアツ。1つMR2。

 そして本日の戦利品は珍しい果物、全部でMR19(約630円)。
これを夕食にしたのだが、まずはピンク色で緑のベレー帽をかぶったようなEngkalaという果物。
 真ん中に大きな丸い種があって食べる所はわずかだが、白い果肉はアボカドにそっくり。ただし柔らかい実はすぐにつぶれて黒くなってしまう。
 ウズラの卵のように見えるものはLongan Brazilというそうで、実は確かにロンガンのようで甘くておいしい。殻は卵より硬くて、テーブルに打ち付けて剥いた。
 そして黒くてオリーブの実にそっくりなのはDabaiという、これもサラワクの特産品。生の実は熱湯をそそいで5分ほど待ち、皮が柔らかくふやけた所で食べる。これも中の種が大きくて、味はゆでたピーナッツに似ている。が、ちょっとほこりっぽい癖があって、3つの中ではいまいちだった。

と、一時間以上も市場を満喫して、外に出ると大きな吊り橋があるのでこれを渡ってみた。
 
サトク橋は1926年に水道と歩行者を通すために造られたが2004年に崩壊、その後歩行者専用橋として再建されたとのこと。
  
橋からは市場の大きな屋根が見えるが、この奥にもう3つも建物があって、充実して楽しい市場だった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ボルネオ再訪 7 クチンの... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東南アジア」カテゴリの最新記事