イギリス版「生きる」は黒澤明のオリジナル同様、1950年代初頭に設定されているが、同じ1950年代を舞台にしたBBCのテレビドラマがある。
Call the Midwife
ケーブルで放映された3シーズン分を友人が録画してくれたのだが、これにドはまりして一気に見てしまった。
ミッドワイフとは助産婦のことなのだが、この番組の主人公たちは女子修道院に付属し、修道院内に寄宿しながらも尼僧ではない看護師さんたち。面白いシステムだが、教会が地域の福利厚生を担っているということなのだろう。
舞台はロンドンの中でも貧しい下町のイーストエンド。
なので子だくさんだったり、人種差別に苦しむ移民だったり、産後鬱だったり、シリアスな話がたくさん出てくるのだが、ユーモアがある人情噺なのでとても気持ちよく見られる。
なにより50年代の話なので下町とは言え誰もがきちんとした服装をしているのが今となっては新鮮で、主人公たちのきれいな英国英語も耳に心地いい。
驚くのは助産婦の話なので毎回出産シーンが出てくるのだが、取り上げられる赤ちゃんが人形ではない本物(!)であること。もちろん生まれたてではないだろうが、よくぞこれだけ生後間もない赤ん坊をテレビに出せるものだと感心してしまう。
2012年にスタートしたこの番組、キャストが少しづつ入れ替わりながら今も続いているそうで、シーズン4以降もぜひ見たいもの。
最近はミステリーも続けざまにイギリスものばかり読んでいて、頭の中はすっかり英国なのだ。
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以前にも一度応募して野菜をお得に買ったことのあるマルシェルモニター、今度は国産きくらげが買えるということでまた頼んでみた。
しばらくしてポストに届いたのはこちら。
すでに細切りにされた乾燥きくらげ、黒いのが2袋に白いのが2袋。
早速黒きくらげをお湯で戻して、大定番の卵炒めに。
卵を炒めすぎて見た目が悪い(笑)が、きくらげがたっぷり使えてうれしい。歯触りのいいきくらげは大好物なのだ。
白きくらげは中華の漢方デザートなどでよく見るが、今回の「白いきくらげ」は別品種、黒いきくらげのうち色の薄いものを特に選んで栽培しているのだそうだ。だから乾燥した状態ではちょっと茶色がかっていて、お湯でちょっと煮るとさらに色が抜ける感じ。
こちらは酢の物にしてみたが、姿も食感も海のくらげみたい。まさに木になるくらげそのものだ。
最近は生のきくらげもたまにスーパーで見かけるようになったが、細切りになった乾燥きくらげは戻せば生と遜色ないし、何と言っても便利。
残りのきくらげ、次は何にしようか。
【マルシェルモニター限定購入商品】高知県産きくらげ白黒食べ比べmini4点セット
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世界中で大流行のCovid-19、流行り物はきらいなのだけれどとうとう感染してしまった。
自分の記録のために感染記を残しておこうと思う。
0日目
夜、寝る前になって脇腹のあたりがちょっと痛いのに気がついた。体の中ではなく、表面に違和感がある感じ。
帯状疱疹じゃあるまいね、とベッドに入るが、鼻が詰まって苦しく、寝付かれない。
1日目
体の表面の違和感がひろがり、皮膚がピリピリする。
自分の場合、これは熱のあるサインなので体温を測ってみると、なんと、37.5℃もある。
めったに風邪もひかない大バカ者、37℃以上の発熱は10年に一度もない。
これはもしや、と思い、以前に東京都からもらっておいた抗原検査キットを探し出して使ってみる。
すると
見事に赤い線が2本出て、Covid-19 感染確定。
考えられる機会は友人たちと会食をした2回だけれど、すぐに連絡を入れてどちらの同行者も無事なことを確認。ということは彼らは感染源ではなく、こちらが移した兆候もない。とりあえずは安心したけれど、そうなると一体どこで感染したのか、電車の中、あるいはスポーツジム?誰とも口をきいていないので謎は深まるばかり。
熱は出ているけれど寒気がすることもなく、ちょっと鼻水が出て痰がからむぐらいしか症状はない。
普通に仕事をして、食欲もあるので普通に食事。味覚障害などないので一安心。
2日目
体温を測ると相変わらず37.3℃から37.8℃の間を行ったり来たり、しかしつらさはまったくなし。
カーテンの付け替えなどしていたが、夕方から少し咳が出て来た。
週末に入って症状が悪化しても近所のかかりつけ病院には行けないので、一応都のオンライン登録をしてパルスオキシメーターの申し込みをする。
夜になるとお腹が少し緩くなり、食欲もちょっと落ちる。
咳をするのであばらのあたりの筋肉が痛い。
3日目
熱は37.5℃ぐらい、上がりはしないが下がりもしない。
相変わらず咳が出るが、これもひどくなることはなく、食欲は戻り夜もよく眠れる。
4日目
朝、体温を測ってみると36.9℃でやっと37℃を下回る。
発熱は大体3,4日とネットに出ていたがその通りの経過をたどっている模様。
朝食を食べていると電話が鳴って、パルスオキシメーター配達のお知らせ。
玄関の前においてもらって開封してみると
チベットなど高所の旅でお世話になったこちら。
高所では酸素飽和度80%を切ることもあったけれど、早速使ってみるとなんと、結果は「100%」。
東京都の皆様、配送費で税金の無駄遣いをしてしまいました、ごめんなさい。
5日目
朝の体温は36.3℃でもう全くの平熱。
酸素飽和度を調べるのもばかばかしい。
ということで、その後はまだちょっと咳が残っているものの大したことはなく、胸の筋肉痛もなくなった。
ワクチンを4回打っていたおかげだろうか、医者にかかることもなく、市販薬一つ飲むこともなく乗り切れた。
一応今週末まではおとなしく自宅に引きこもり、後はパルスオキシメーターを郵送で返却すれば終了。
重症化リスクの持病なし、60代の闘病はこんなもん。ご参考まで。
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9月にかわいい動物型植木鉢を購入したGood Job Store、また覗いてみたら新作が出ていたので速攻ゲット。
今回入手したのは
犬と
鹿。
色合いも少しづつ違って並べるとかわいすぎる。
もうすっかりこの作家さんのとりこで、家じゅうこの動物たちでいっぱいになりそう。
納品書の絵もちゃんと秋になった。
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イギリスのエリザベス女王が崩御された。
ついこの間在位70周年の盛大なお祝いがあり、ほんの2,3日前に新首相と挨拶している場面が紹介されていたのでびっくり。
母上の Queen Mother のように100歳以上に長生きされるのだろうと思っていたが、90歳を超えればいつ何時こういうことが起こるかわからないのだなあ、とおこがましいが同じく90歳越えの親を持つ者として考えてしまった。
が、実は驚いたのは偶然昨日からこんな本を読み始めたところだったから。
邦訳は「エリザベス女王の事件簿」だが、原題の「The Windsor Knot」が実に気が利いている。
というのもこれはウィンザー城内で絞殺事件があり、なんとエリザベス女王が安楽椅子探偵としてアシスタントを使いながら謎を解明するというお話だから。
まだほんの読み始めだが、女王の豊富な思い出の中に有名人の実名が次々に登場して、中でも女王陛下のコーギーがプーチンのかかとにかじりつきそうになったというくだりには吹き出してしまった。
城内の日常の描写などどの程度本当なのだろうと思いつつ、このタイトルでこの内容、王室の許可を取っていないということはあるまい。
女王は007やパディントンとも共演されたし、この懐の深さ、さすが大人でユーモアを解する国だと感心する。
女王陛下は当然国葬になるわけだが、ほぼ同じ頃に国葬が行われるどこぞの国、国葬とは本来どのようなものであるべきか、思い知らされるであろう。
厳格に見えながらディック・フランシスの愛読者でもあられたという方をしのびつつ、ミステリーを楽しませていただこう。
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先日、旅先でテレビを見ていたら障害者施設でのモノづくりが紹介されていた。
別の番組でも自閉症の人だったか、アート作品が高く評価されて高収入を得ている例を見たことがあったが、この番組で紹介されていたあるものがツボにはまり、どこかで買えないものかと即検索。
するとインターネットのありがたさよ、すぐに施設がわかり、さらにネット販売のサイトまで見つかった。
ほしかったものもあったのでその場で注文、するとわずか中2日でしっかり包装された商品が届き
納品書にはかわいいメッセージまで添えられていた。
さて、一目ぼれしてすぐに探したのはこの陶器。
手の平にすっぽり収まる大きさの容器で、羊やキリン、サイなど作者のインスピレーションでいろいろな動物が作られているが、今回手に入ったのは馬。
植木鉢になるように底には穴が開けられているが、家にあるエアプラントを入れてみるとこれがぴったりでかわいすぎる 。
テレビで見た時以上に惚れてしまった。
サイトには他にも織物やら紙製品やら衣類やらたくさんの商品が紹介されていて、それがどれも障害者支援など関係なく、純粋に欲しいと思うほど魅力的なのだ。
送料がかかるなら1つだけ注文するのももったいない、といろいろ見まくってお皿も1枚注文。
こちらはイスラムのモスクとロシアの教会が合体したような絵がすごく良くて、これも大いに気に入る。
動物容器はテレビで紹介されたからだろうか、この後すぐにすべて売れてしまったようだけれど、また出品があったら他の動物も買って並べたい。
施設を運営する人たちの指導やプロデュースがあるからこそできる商品だろうが、素晴らしい取り組みだと思う。
本当に素敵なものがいっぱいなので、一度こちらを覗いてみることをお勧めする。
東京藝術大学は博物館も立派だけれど校舎も素敵。
この古めかしい門から小道を渡った所には
旧東京音楽大学奏楽堂。1890年に建てられたという木造建築、日、火、水だけ一般公開されていてちょうどこの日は開いていたのだけれど、ランチを優先して中に入らなかったのはもったいなかった。
この建物から道路を隔てたお向かいに見えるのは京成電鉄の旧博物館動物園駅。
1933年に作られた地下駅で、京成とは思えないほど(失礼!)立派なのは皇室所有の「世伝御料地」に建てられたからだとか。これが1997年まで使われていたことも知らなかった。
今もごくたまに内部の一般公開があるようで、機会があったらぜひ見てみたいものだ。
奏楽堂から上野公園の中央の噴水方面に向かうと歩道脇になにやら不思議なオブジェが見える。
ほんの短い小道だけれどここは「芸術の散歩道」と称して毎年藝大の生徒の作品の中から4点を選んで設置しているとのこと。特に明太子がベンチにねそべっているような最後の作品、「yoca」とタイトルが付けられていたけれどインパクト十分。
さらに噴水に近づくと公衆トイレがあるが、なにやら入り口の様子が違うしテープで音声も流れている。
人間や動物のシルエットの中に消化器が描かれているのが不思議で中に入ってみると
←クリックで拡大します。
おお、中はきれいでかわいい!これ、東京芸大の学生たちによる「上野トイレミュージアム」だそうで、テーマは「排泄と環境」とか。なるほど、それで消化器のシルエットだったのね。
それぞれペンギン、キリン、パンダの小さな印の付いた個室の中も異なった絵で装飾されていて、男子トイレ側を覗けなかったのが残念。
と上野のゲージュツを堪能していたらお腹が空いた。
そこで本日は駅の反対側の線路わきにあるホテルサンルート1階の「ラ ココリコ」というお店へ。
昼休みがちょうど終わった時間帯でほどよく空いた店内。
ランチにはもれなく付いてくる前菜がたっぷりの量で、1/4サイズのロティサリーチキンは胸肉でもしっとり。これなら1/2サイズでもいける、と思うほどおいしい。
満足してコーヒーをすすっていると、後から来た女の子たちのテーブルにはアフタヌーンティーらしい華やかなデザートタワーが運ばれてきてそれもおいしそう。
やっぱり上野は楽しいな。
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JAから始まった野菜のお取り寄せ、最近は産直アウルや食べチョクにも手を出している。
そんなところへ最近マルシェルというマーケットプレイスを運営中のgoo blogからモニター募集のお知らせがあり、本来なら4500円のセットが500円で買えるとのことなので応募してみた所、ありがたいことに当選
ということで福島県の松や農園さんから実際にクール便で送られてきた箱がこちら。
二段に詰め込まれた野菜を出してみると全部で10種類、どれも見るからに鮮度がよくて美しい。
中にとうもろこしがあったのですぐに茹でようと皮をむくと中の粒は真っ白。これが茹でるとほんのり黄色くなるのだが、食べると甘くておいし~。
一緒に食べた弟いわく、知り合いからやはりとうもろこしが送られてきたけれどこんなに甘くなかったとのこと。
もう一つ感動的だったのはフルティカという小型のトマト。しっかりと皮が硬いがこの甘さはまさにフルーツ。
中国ではプチトマトが料理の後のデザートに出されたりするけれど、これならデザートでもまったくおかしくない。
他の野菜も現在順調に消化中、かぼちゃはジャムにしようかな。
野菜に交じってガラス瓶が一つ入っていたのは珍しいサツマイモ甘酒。
干し芋と米麹だけで作られているそうだが飲んでみるとすごく甘くて濃厚。
いかにも体に良さそうだけれど、これは4本で1500円の高級品、ご贈答用だろう。
これだけのものを500円でいただけたとは、ブログも長くやっていればいいこともあるものだ。
とてもいいセットだったけれど、正直に言えばおなじみの野菜ばかりで4500円は実際に購入となるとちょっとお高いかも。
松や農園さんの一層のがんばりに期待する。
夏野菜詰合せ(おまかせセット)+ さつま芋甘酒1本【送料込】
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しばらくJAの野菜ボックスにはまっていたが、日本各地お得そうな所は一通り頼んでしまった。
同じものをリピートするのもちょっとつまらないと思っていたところ、別の産直サイトを見つけた。
産直アウル
初めにこのサイトを使ってみたのは切り花を取り寄せるため。
北海道からデルフィニウム。
20本の花束が1500円のところ、送料が1410円と同じぐらいかかってしまったが、これが期待以上に花持ちがよくて2週間も楽しめた。
以前に同じデルフィニウムを別のサイトから取り寄せた時には1週間も持たなかったのでこれはうれしかった。
これに気を良くして、次にはまた何が来るかわからない野菜ボックス。
千葉県館山からのボックスは「カラフル野菜セット」。
ミニトマトとスイスチャードが名前の通りカラフルで、他にアイスプラントやカーボロ・ネロ、スティッキオなど珍しい野菜が入っているのが楽しい。
次の山梨からのお取り寄せはトマトが3種類にきゅうりが2種類、物は悪くないけれどちょっとつまらない。
それでも懲りずに兵庫県は南あわじ市のシングルマザーの農園に注文を出してみると
こちらは白ナスに白ゴーヤ、白オクラときれいな野菜が届いて
マイクロきゅうりという珍しいものが入っていたのもポイントが高い。
2㎝ほどのラグビーボール型のきゅうりにはスイカのような縞があって、食べるとちょっと酸っぱい面白い野菜だ。
そして先日は佐賀県の農家が訳ありパッションフルーツを出展しているのを発見。
取り寄せてみると
箱の中には24個も入っていてすごくいい香り!
2150円に送料を加えると3000円になってしまったが、食べると甘酸っぱくておいしくて、この量ならば何の文句もない。
南国っぽいパッションフルーツ、沖縄や鹿児島で作られているのは知っていたけれど、最近はそれ以外の県でも作られ始めていて、夏には露地栽培でも作れるらしい。
大好きなのでもっと一般的になったらうれしいな。
産直アウルがJAのサイトと違うのは、出品者が個々の農家という所。
そのためJAより作り手の顔が直接見られて、有機や無農薬、少量多品種を売りにしている所が多い。
送料がいささか高く、特に夏場はクール便を使うのでさらにかかるが、時々お得な掘り出し物もあるのでついサイトをチェックしてしまう。
他にもたくさんある野菜のお取り寄せサイト、次は食べチョクあたりを試してみようか。
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