Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ベトナム・ラオス北部の旅 8 サムヌア~ヴィエントン

2009-01-27 02:10:05 | 東南アジア
12月31日

朝、朝食のためにホテルを出ると市場へ急ぐ人が次々通る。
 親子で仲良く野菜を運ぶ家族
 これも決してペットのお散歩ではあるまい

我々も食事を終え、昨日ちょっとしか見られなかった食料市場へ再び向かう。
 
肉は素材でも調理された姿でも入手可能。左の写真、タライに一杯入っている真っ赤なものは牛の血を固めて豆腐のようにしたもの。中国や東南アジアでは人気のある食材。
  
野菜は菜っ葉類が豊富で、レタスは持ちやすいように竹ひごで結んであるのがかわいい。
いたるところに竹の生えているここいらでは1年中ちがう種類の竹の子が食べられるそうで、我々の食卓にも毎回上った。

  
市場の片隅で食事をしていた人たちが呼んでくれたので遠慮なく味見をさせていただく。メニューは山盛りのもち米にスープと腸詰、干魚、野菜など。
中に一つペースト状のものがあって、これは右の写真の水牛の内臓をすりつぶしたものらしいのだが、これが塩辛のようでご飯がいくらでも食べられそう。

いつもの悪い癖が出てちょっと買い食い。
 炭火の上で焼いているこの卵は上に穴を開け、中に調味料を入れてかき混ぜてある。これがおいしくてすっかりはまった。
 
やはり炭火で焼いているこれはバナナの葉にくるんだ川のり。塩を利かせ、ぴりっとした香辛料も入ったご飯の友だ。

市場を堪能した後はサムヌアの町を出てまた村訪問。
 
ここでは絣を織っていたが、糸の白く染め残した部分の色づけは筆で染料をペタペタ塗っているのでびっくり。ここの綿織物はとても安い。

しばらく行くと真っ赤な布を広げた広場に出くわした。
 布の上には竹の輪っかがあり、ボールをこれにくぐらせて投げ合っている。
これは今まで見たパートナー探しのためのボール投げではなく、見えない相手から飛んでくるボールをキャッチする競技とのこと。村対抗の試合があるのでその練習中らしい。
 そんなわけで選手のおばちゃんたちは結構真剣。

この村の人たちはその衣装から黒モン族と呼ばれている。
 
男達もゆったりした黒いズボンをはき、おばちゃんの年季の入ったターバン帽がすてきだ。

またしばらく行くと道端に大勢の人出。
 カム族のこの村で何かお祝い事があったらしい。
 醗酵させた穀物の酒をストローで飲むのはシッキムやブータンでも見かけた。

夕方、早い時間に今夜の宿に到着。
 
ヴィエントンはのんびりした田舎町だ。

この町のはずれに温泉があるというので夕食前にひとっ風呂浴びに行く。
と言ってもここに浴槽はなく、パイプから出るお湯で男はパンツ一枚、女は布一枚の姿で体を洗っている。
 
このために今日は安い布も買ってきた。更衣室もないので近くの廃屋の中でそそくさと着替えてパイプのお湯を体にかければ、おお、気持ちいい!ほのかに硫黄の匂いのするお湯はまさに適温でいつまでもお湯をかぶっていたいほど。地元民に人気があるのもうなずける。

2008年の垢はラオスの温泉で落とした。


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コメント (6)
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