目黒のインドネシア料理屋で朝日カルチャーセンター主催の「大使館御用達のインドネシア料理店で楽しむ本格スパイスとハーブ」という、長~いタイトルの講座に参加してきた。
これ、先日のジャカルタ出張で不完全燃焼だったから、ではない。
「Cabe」の本店は武蔵小山にあって、これまで2、3回行っているが何を頼んでもおいしい。先日もおいしく食事をさせていただいて、HPを見たらこのイベントの告知が出ていたので申し込んでいたのだ。
ジャカルタ出張が飛び込んできたのはその後。
なんだか急にインドネシアづいてしまったみたい。
さて、目黒の「Cabe」は目黒駅からバスで3つ目、徒歩なら15分ほどの目黒通り沿い。
通りに出ているのは看板だけ、この先の狭い階段を上がるとガルーダ航空のおねえさんとおぼしき美女に迎えられ、その脇に店の入り口がある。
穴倉のように小さな本店に比べ、こちらのお店は結構な広さがあって明るい。
カウンターにはインドネシアのタバコがずらり。これ、昔お土産にしたら嫌われたっけ。
ランチもやっているお店だが、本日はセミナー参加者8名のために貸し切り。
店主の大平氏がインドネシアの説明をし、料理長のスタミさんがインドネシアでよく使うスパイスとハーブの紹介をするがどちらもごくあっさり。いかにも慣れていない感じだが、その初々しさとちょっととぼけた感じがかわいかったりする。
紹介されたハーブの一つはパンダンの葉。
タイやマレーシアでもよくデザートの香りづけに使われているこの葉っぱ、冷凍ものだそうだが初めて本物を見た。形は笹に似て独特の香り。
テーブルの上に用意されていたのは本日のメニューの説明とインドネシアのパンフレット、そしてインドネシア料理屋で必ず出てくる揚げ煎餅。
大きなえびせんはどこでもおなじみだが、その下に小さくて薄くカリカリしたチップスがあり、こちらは食べるとちょっと苦みが口に残る。聞いてみるとこれはウンピンチップスと言って、メリンジョという木の実からできているんだそうだ。木の実の写真はネットから拝借したが、ボルネオ原産のこの木の実、ポリフェノールを多く含んで体にいいとか。
これをつまみつつ説明を聞いて、すぐに食事の開始。
まず登場したのはお祝いの席に出されるというナシクニン。
ターメリックで黄色く色づけされたご飯がまるで仏塔のような円錐形に盛られ、まわりにはいろいろなおかずがきれいに盛りつけられていかにもおめでたい。
これが取り分けられている間に配られたのは
チキンスープのソトアヤム。
レモングラスの香りがよく、春雨がスープを吸ってうまい。
鯖のバナナの葉包み、イカンペペス。
魚の上にたっぷり乗ったソースはたくさんのスパイスを使っていて複雑だが、赤い色は唐辛子よりもパプリカ、エビ味噌も入っているのでコクがある。
スタミさんのお料理は頼まない限り辛くないので、辛いのが好きならばサンバルをつける。
テンペと野菜炒め、テンペトゥミス。
やっぱりケチャップ使ってる。
マトンカレー、グレカンビン。
さらさらのスープカレーに柔らかく煮込まれ、まったくくさみのないマトン。
これをココナッツ風味のナシクニンにかければ、ついご飯のおかわりをしてしまうおいしさ。
ここまででもうお腹はいっぱいだが
デザートには黒米のぜんざい、ブブルクタンヒッタムが出てきた。
甘くて苦し~。
そして最後はコーヒーを見ながら
バリ舞踊鑑賞。
これで1時間半のコースが終了、最後はご飯が残っているからと
お土産まで持たせてくれていたれりつくせり。
正直セミナーとしてはスパイスの説明もごく簡単だったし、料理の作り方などもなく、一品ぐらいソース作りを見せてもらえたらもっと面白かったと思う。
1時間半では食事をするだけで終わってしまったが、お料理には大満足。
食事中テーブルをまわってくれた店主と料理長もきさくで話がしやすく、その点はとてもよかった。
何よりの収穫は先日ジャカルタで食べて気に入った鶏料理の名前が判明したこと。
アヤム・ベトゥトゥと言って、この店でも何日か前に予約をすれば作ってもらえるんだそうだ(通販でも購入可能)。
今年の忘年会はここにしようかな。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
これ、先日のジャカルタ出張で不完全燃焼だったから、ではない。
「Cabe」の本店は武蔵小山にあって、これまで2、3回行っているが何を頼んでもおいしい。先日もおいしく食事をさせていただいて、HPを見たらこのイベントの告知が出ていたので申し込んでいたのだ。
ジャカルタ出張が飛び込んできたのはその後。
なんだか急にインドネシアづいてしまったみたい。
さて、目黒の「Cabe」は目黒駅からバスで3つ目、徒歩なら15分ほどの目黒通り沿い。
通りに出ているのは看板だけ、この先の狭い階段を上がるとガルーダ航空のおねえさんとおぼしき美女に迎えられ、その脇に店の入り口がある。
穴倉のように小さな本店に比べ、こちらのお店は結構な広さがあって明るい。
カウンターにはインドネシアのタバコがずらり。これ、昔お土産にしたら嫌われたっけ。
ランチもやっているお店だが、本日はセミナー参加者8名のために貸し切り。
店主の大平氏がインドネシアの説明をし、料理長のスタミさんがインドネシアでよく使うスパイスとハーブの紹介をするがどちらもごくあっさり。いかにも慣れていない感じだが、その初々しさとちょっととぼけた感じがかわいかったりする。
紹介されたハーブの一つはパンダンの葉。
タイやマレーシアでもよくデザートの香りづけに使われているこの葉っぱ、冷凍ものだそうだが初めて本物を見た。形は笹に似て独特の香り。
テーブルの上に用意されていたのは本日のメニューの説明とインドネシアのパンフレット、そしてインドネシア料理屋で必ず出てくる揚げ煎餅。
大きなえびせんはどこでもおなじみだが、その下に小さくて薄くカリカリしたチップスがあり、こちらは食べるとちょっと苦みが口に残る。聞いてみるとこれはウンピンチップスと言って、メリンジョという木の実からできているんだそうだ。木の実の写真はネットから拝借したが、ボルネオ原産のこの木の実、ポリフェノールを多く含んで体にいいとか。
これをつまみつつ説明を聞いて、すぐに食事の開始。
まず登場したのはお祝いの席に出されるというナシクニン。
ターメリックで黄色く色づけされたご飯がまるで仏塔のような円錐形に盛られ、まわりにはいろいろなおかずがきれいに盛りつけられていかにもおめでたい。
これが取り分けられている間に配られたのは
チキンスープのソトアヤム。
レモングラスの香りがよく、春雨がスープを吸ってうまい。
鯖のバナナの葉包み、イカンペペス。
魚の上にたっぷり乗ったソースはたくさんのスパイスを使っていて複雑だが、赤い色は唐辛子よりもパプリカ、エビ味噌も入っているのでコクがある。
スタミさんのお料理は頼まない限り辛くないので、辛いのが好きならばサンバルをつける。
テンペと野菜炒め、テンペトゥミス。
やっぱりケチャップ使ってる。
マトンカレー、グレカンビン。
さらさらのスープカレーに柔らかく煮込まれ、まったくくさみのないマトン。
これをココナッツ風味のナシクニンにかければ、ついご飯のおかわりをしてしまうおいしさ。
ここまででもうお腹はいっぱいだが
デザートには黒米のぜんざい、ブブルクタンヒッタムが出てきた。
甘くて苦し~。
そして最後はコーヒーを見ながら
バリ舞踊鑑賞。
これで1時間半のコースが終了、最後はご飯が残っているからと
お土産まで持たせてくれていたれりつくせり。
正直セミナーとしてはスパイスの説明もごく簡単だったし、料理の作り方などもなく、一品ぐらいソース作りを見せてもらえたらもっと面白かったと思う。
1時間半では食事をするだけで終わってしまったが、お料理には大満足。
食事中テーブルをまわってくれた店主と料理長もきさくで話がしやすく、その点はとてもよかった。
何よりの収穫は先日ジャカルタで食べて気に入った鶏料理の名前が判明したこと。
アヤム・ベトゥトゥと言って、この店でも何日か前に予約をすれば作ってもらえるんだそうだ(通販でも購入可能)。
今年の忘年会はここにしようかな。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。