Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年初冬の北海道 9 旭山動物園

2017-01-13 18:40:24 | 国内旅行
12月3日

朝、5時半に起きてすぐに網走駅に電話。
「今日は始発からダイヤ通りに動きます」と確認して速攻で駅へ。

 
まだ真っ暗なホームに6時20分発の特急オホーツクがもう来ているのですぐに乗り込む。

段々明るくなる景色は網走周辺ではたいした雪もないが、内陸に入るにつれて周りは真っ白。
 
網走出発時にはちらほらだったお客さんも、昨日の運休のためか北見からは満席、座れない人も出始めた。
網走から旭川の石北線も廃止検討路線だそうだが。

雪景色を眺めながら約4時間で無事旭川に到着。
真っ暗な中を走るよりも、結果としては朝のこの列車の方が良かったみたい。

到着した旭川駅は木を多用して、まるで劇場ホールのようにきれい。
 
しかし構内を見学する暇はなく、すぐにわかりやすい矢印をたどってバス乗り場へ。
  
大人の休日パスの最後にわざわざ旭川まで来たのはもちろん動物園に行くため。だから昨晩の運休にはあせったのだ。
しかし早起きのおかげで予定より1時間遅れただけで目的地に行ける。ありがたや。

とバス停で待っていると、後からお客さんがどんどん増えて、バスが発車する時にはギュウギュウの満員になった。
そのお客の半分以上は中国語を話しているが、皆さん個人旅行でたいしたもの。
北海道の観光業は完全に中国人で回っている感じだ。

40分の乗車で旭山動物園に到着。
 
大きな荷物をロッカーに入れて、早速雪で真っ白な園内へ。

最初に目指すはもちろん大好きなペンギン舎。
 
水族館のような水中トンネルに入ると
 
頭上をペンギンが飛び、足元を猛スピードで泳いで行く。これは楽しい。
  
ここにいるのはフンボルト・ペンギンにイワトビ・ペンギン、ジェンツーに
 キング・ペンギンと南極でおなじみになった皆さんだが、やっぱりペンギンはかわいい!

しばらくペンギンに貼りついた後は、すぐ隣の猛獣館へ。
するとすぐに見えるのがアムールトラのお母さんと子虎が2匹。
  
 
かわいすぎてやばい。
 
お父さんは1匹だけ隣の檻にいたが、こちらはさすがに威厳がある。

2階建ての檻にいるのは2匹のユキヒョウ。歩いているところを真下からも覗けるので肉球まで見える。
  
 澄んだ目で何を見つめる。

やっぱりネコ科はかっこいい、と次のオオカミの森へ行くと
 犬っぽいこいつらはこのていたらく。

白黒パンダより好きなレッサーパンダもいるが
  
 なんか怒ってる?

こちらも人気のシロクマ舎。
 
しかしこちらのお方はストレスが溜まっているらしく、ずっと同じところをグルグル回って、同じところで伸びをする。
 奥さんの方はゆっくりお休みだったが、行動展示とは言え狭い檻に閉じ込めていることに罪悪感を感じてしまう。

このすぐ隣に食堂があったので、旭川と言えば、のラーメンでお昼。
 まあ普通だけど、のりに一工夫。

この後はゆっくりしていられない。
通常は12月下旬からというこの動物園名物のペンギンのお散歩、昨日大雪が降ったのでこの冬初めての試運転をすると言うから場所取りをしなければ。
と言ってもお散歩ルートは結構長いので、みんな並んでカメラを構えていると
 
おお、来た来た。ほとんどはキング・ペンギンだが、先導は2匹の小さなジェンツー。この2種は南極でもよく同居していたっけ。
 
前後には飼育係が付いて歩くが、役目は見学人の見張りで、お散歩はまったくのペンギン・ペース。だから途中で停まってポーズしたり、長い折り返しコースを時間をかけて歩く。おかげでこちらは存分にペンギンを楽しめて、結局昨日の大雪はラッキー。
 お家に帰るペンギンさんたち、お疲れ様。

この後はラスト・スパート。カザフスタン以来はまっている猛禽類を見ようと
 
シロフクロウにシマフクロウ
  
北海道産動物舎にもたくさんのミミズクはフクロウ、そしてかっこいいオオワシがいる。
 
ここのエゾタヌキとキタキツネを撮っていたら、ああ、時間がなくなってしまった。ここは3時間では足りない。

来てみると旭山動物園の敷地はそれほど広くない。
設備も決して立派なわけではないが、お金より頭を使って動物を魅力的に見せようとしているのがよくわかる。
なにより各展示に手書きの説明がたくさんあるのが一生懸命な感じで良くて
 
こんな案内までかわいい。

時間が無くなってしまったので珍しく売店に寄ることもなくバス停へ。
 
空港直行のバスで30分。
 
帰路は飛行機で北海道にさよならしたが、それでも休日パスの元は十二分に取れた。

盛りだくさんの北海道、楽しかった。


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コメント (2)
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