Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

鹿児島で年越し 4 串木野方面ドライブ

2017-01-27 18:19:34 | 国内旅行
鹿児島滞在最終日。

朝食後、弟と二人でホテルの眼の前の照国神社へ初詣で。
 
道路をまたぐ大鳥居をくぐり、鳥のような形の植栽を過ぎて拝殿へ。
 
この神社の御祭神は島津齊彬公、なのでいたるところ島津家の紋章だらけ。奉納されているのが焼酎だらけなのも面白い。
1863年創建と歴史はないものの、齊彬公人気で大晦日からすごい人出だった。
ただし正月2日の午前中は鹿児島一のデパート、山形屋の初売りに行ってからここに来るので空いていると聞いた通り、朝は楽にお参りできた。

 
近くには昭和初期に建てられた県立博物館や、明治期の石造りの考古資料館などがあって、建物を見て回るのも面白い。

父の友人宅にちょっと寄った後は、近くの城山展望台へ。

 
今回の滞在中はずっときれいに桜島が見えていた。

さらに時間があるので、これまで行っていなかった串木野方面へ行こうと車を走らせる。

向かったのは2014年7月にできたと言う「薩摩藩英国留学生記念館」
 
串木野の駅から15分ほど、羽島の小さな漁港の横に洋館風の建物があり、意外にも車がたくさん来ている。
 
内部はきれいな博物館になっているのだが、薩摩藩英国留学生とはNHKの朝ドラで有名になった五代友厚が上申し、薩摩藩が鎖国中に密航の形でイギリスに送り込んだ視察員4名、留学生15名のこと。

そしてこちらがその15名、下は13歳から上は32歳まで。一番有名なのは初代文部大臣になって暗殺された森有礼だろうが、他にも外交官になったり、アメリカに渡ってカリフォルニア・ワインの「ブドウ王」になったりと興味深い。

五代様は留学生ではなく視察員なのでこの写真には入っておらず
 こちらが本物のお姿。
てっきり朝ドラ人気にあやかってできた施設かと思ったら、こちらの方が先にできていて、失礼しました。

2階のベランダはこの港から出航した船の甲板を模していて
 

海が広がる景色が気持ちいい。

ところで串木野まで足を伸ばしたわけは、実はこちらではつけ揚げと呼ぶ本場のさつま揚げを買うため。
あてにしていた道の駅が休みだったのにはがっかりしたが、代わりに営業していたメーカー直売店を3軒はしご。
 各店、品ぞろえが少しづつ違っていて、おかげでいろいろ食べ比べができたが、我が家のお気に入りは黒いいわしの棒天とニンジン入り。高浜蒲鉾さんがおいしかった。

買い物も無事にすませたところで重いものを宅急便で自宅へ。
 
福山町の黒酢はドレッシングもポン酢もさすがにおいしい。
その下にある黒い瓶はアオサ入り島だいだいのマーマレードという甑島のチャレンジングな一品。ダイダイの香りが良くて思ったよりいけるが、アオサはやっぱりいらないような気がする。
緑の箱に入っているのは留学生記念館で買ったミント・ティー。五代友厚が大阪に作ったのは造幣局、造幣はミント、だからミント・ティーという三段論法だが、知覧の自家農園製という紅茶はかなりおいしい。

午後2時も回って遅くなったが、開いている店があったのでここでお昼。
 
「まぐろの館」というまぐろ専門店でまずはまぐろのつけ揚げ。と言ってもそれほどまぐろらしさは感じず。
 
ミニまぐろ丼に父親の頼んだ大きなカマ焼きをつついたらお腹いっぱいになった。

最後は錦江湾沿いを日豊本線と並走しながら鹿児島空港へ。
 
穏やかな桜島に別れを告げた。


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コメント
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