Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

オマーンの旅 1 朝のドーハ到着

2017-02-17 18:35:22 | 中近東/北アフリカ
カタール&オマーン旅行 2017年1月29日~2月10日

今回のオマーンはおなじみS社のツアー利用。
しかしカタールのドーハに興味あるものを発見したので、ツアーの出発より一日早く発ってドーハに一泊ストップオーバーすることにした。

1月29日

出発は羽田空港から。
カタールはワンワールドなのでJLのラウンジが使える。
 国際線ラウンジのリニューアル以来初めての利用なので、早めに空港へ行ってサクララウンジ・スカイビューへ。

21時の営業開始と同時に入ったのでほとんど一番乗り。
 
バーカウンターの壁には武田双雲の作品がかかる横長のラウンジは名前の通り窓が大きい。昼間ならさぞ眺めがいいことだろう。
 
ダイニング・エリアも広いが、食べ物は相変わらずあまりぱっとしない。
しばらく麺類には会えないから、とうどんを選んだが、出汁がぬるくて残念。せめてさぬきうどんのセルフのように熱湯でうどんをゆがかせてくれればいいのに。
 とぼやきつつこちらでゆっくりして、定刻23時50分出発のカタール航空に乗り込んだ。

1月30日

12時間のフライト後、ドーハには15分ほど遅れて朝の6時過ぎに到着。

 
2014年、イランへの旅で立ち寄ったすぐ後に移転した新空港はとにかくばかでかい。
 
シャトルを利用してメイン・ターミナルへ移動、ほとんどの乗客が乗り換える中、入国カウンターに並ぶのはほとんど南アジアからの出稼ぎ者。

さて、カタール入国にはビザが必要だが、カタール航空利用の場合、事前に申し込むと96時間まで有効のトランジット・ビザがただでもらえる。7日前までにHPから必要な情報とパスポートの写真ページのコピーを送るとメールでビザが送られてくる仕組み。普通に取れば100リヤル(約3000円)かかるのでこれはうれしい。

そのビザを入国審査で見せるが、係官はコピーを見ることもなく、パスポートにスタンプを押されることもなくてすぐに終了。降りる人も少ないので荷物も既に出ていて、ここまでは実に早かった。

ところが両替をしようと思ったらこれが大変。入国後には窓口が一つしかなく、カウンターにいるのはフィリピン人とインド人だが、アラブ人の客一人一人にとんでもなく時間がかかる。どうもかなり多額を両替しようとしているようで、待っている他のアラブ人もあきれるほど。途中でATMに切り替えようとしたが、こちらではなぜかいつも使っているシティバンクのカードがはねられて、結局並び直し。
わずか50ドルほどの両替に30分もかかり、しかも15リヤルの手数料まで取られてキーッ、と早くもアラブの洗礼。

街中まではタクシーを使ったが、シーク教徒の運転手はホテルを知らず、英語もいまいち通じない。
住所を伝えるとエリアはわかったが、案の定通りがわからなくてうろうろ。「誰かに聞きなさい」でやっとホテルにたどり着く。

フロントに立ったのは8時少し前。できればアーリーチェックインをしたいと事前に頼んであったのだが、フロントのフィリピン人(推定)は「満室なので無理」とにべもない。後で聞くとこの時期サウジの学校が休暇のため旅行者が多く、本当にどこも満室だったらしい。

仕方がないので靴だけサンダルに履き替え、荷物とダウンを預けて、東京からの服装のまま外へ。

7,8分歩くと広ーい大通りに出て、その向こうはコーニッシュと呼ばれる海沿いの遊歩道になっている。
 
 
海には観光用のダウ船がたくさん浮かび、その向こうにはこれぞドーハな高層ビルがにょきにょきと並んでいていい眺め。
空は快晴で気持ちがいいが、気温は20℃に届かず、海風が冷たくて思ったよりもずっと涼しい。これは着替えなくてちょうどよかった。

きれいなコーニッシュを歩いて行くとドーハのシンボルらしい真珠貝が出現。
 
途中には携帯の無料充電ステーションがあって、さすが太っ腹。

 さらに大通りを渡ろうと地下通路に入ると
 
まるで高級デパートのようなエレベーターにピカピカの通路でびっくり。

これを出たところはちょっとした公園になっていて
 
右手に見える大きな白い建物は国会議事堂らしい。

この公園を突っ切った先にあるのはスーク・ワキーフへの入り口。
 このスークは250年ほども前から存在するそうだが、2003年に大火で焼失。現在の建物はこの10年ほどの間に建て直されたものだとか。

そんな事情からここもドバイの歴史地区のような作り物めいた所かと思ったが
 
大通りこそ整然といかにも新しい感じがするものの
  
ちょっと中に入ると狭い通りにはスパイスの香りが立ち込め、いかにもアラブらしい大鍋や大皿が売られていたり
 
庶民的な衣料品店にアバヤも並ぶ。
 
ちょっと安っぽい土産物屋もあるし
 
香水入れやキャンドルスタンドもエキゾチック。
 そこかしこに荷物運びのおじちゃんたちも手押し車と共にスタンバっていて、ここはちゃんと昔ながらの商売が続くスークだ。

 迷路の店の間にはこんなゲームの並ぶ渋~い喫茶店もあるが、こういう所はおじさんたちが水タバコをふかして過ごす所なのでよそ者が邪魔をしてはいけない。

大通りに朝から営業する明るい店があったのでこちらで2度目の朝ご飯。
 
イラク人のおじさんが目の前で伸ばして石窯で焼いてくれるザータルのパンはわずか6リヤル(180円)、こちらで「カクテル」と呼ばれるフルーツジュース15リヤルはイチゴにバナナ、オレンジジュースだろうか、どちらもおいしくて大満足。

楽しく時間が潰せたところで、そろそろ本命に向かおう。



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コメント (3)
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