Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

オマーンの旅 3 夜のスーク・ワキーフ

2017-02-22 17:49:15 | 中近東/北アフリカ
1月30日 続き

博物館を出ると3時近かったので、そろそろよかろうとホテルへ。

 今夜の宿は Saraya Corniche Hotel。
 
フロントの愛想はないが、案内された部屋は広く、パープルにゴールドのインテリアがいかにもアラブっぽくて楽しい。
 低層の4階でもちゃんと予約通りコーニッシュ・ビューなので安心したが、窓ガラスがやたらにいる鳩のせいで汚いのが残念。

しばらくホテルで休憩して、夕方になってから再びスーク・ワキーフへ足を向ける。

地下道から外へ出てみると
 スークの前の広場が遊園地になっていて、大勢の子供連れで大にぎわい。

 
このすぐ近くのゴールド・スークや、きれいなランプの並ぶ一角など抜けて行くと
 カフェやレストランの並ぶ大通りは昼間とは大違いのすごい人出でごった返している。

 スークを抜けたところにはモスクがあって
 
その先にあるのが目指すファルコン・スーク。
ここは名前の通り、鷹狩りのための鷹を売買するところなのだが、広場に鳥かごが並んでいるようなところを想像していたら大違い。大きな建物の中に店がいくつも入り
 
それぞれの店の中にフードをかぶせられた鷹が足はつながれているもののケージにも入らずに並んでいる。
  
思ったよりも小さな鳥たちだが、中には真剣に吟味中のお客さんの姿も。
 
店内には鳥の他に鷹狩りに必要な道具も売られていて、フードを手造りする職人さんもいる。
ヨーロッパで言えば乗馬と馬具の店のような感じだろうか。
 一角には鷹の病院まであって、中東の鷹狩りの地位が実感できる。

ここを出てしばらく歩くとスーク・ワキーフの裏手に出た。
  
ライトアップされた国会議事堂とグランド・モスクの上に三日月が出て、アラビアン・ナイトみたい。
 
スーク・ワキーフの照明がきれいな建物はホテル、その手前には馬場があるが、ここにいる馬たちはたぶん警察の馬。
朝食を食べている時に騎馬警官を見かけたが、白馬に乗ってめちゃくちゃかっこよかった。

再びスークの中に入り込んで適当に歩いていると、ちょっとした広場に女性が群がっているところに出た。
スーク内の店舗は男性ばかりだが、ここでは露天に鍋を並べて女性たちが食べ物を売っている。
  
 
鍋はきっちりとアルミ箔で覆われ、蓋には料理名が書かれているが、英語でもどんな料理かさっぱりわからない。
「中を見せて」と頼んでもいまいち通じないので、「ライス?」というおばちゃんに一口味見をさせてもらってテイク・アウト。

これをぶら下げてホテルに戻ろうとスークの正面の大広場に出ると、にぎやかな音楽が聞こえてここにもまた人だかり。
 
ステージの上で民族衣装を着たおじさんたちが歌っている。

さらにその脇にはもう一つの人だかりがあって
 
こちらでは肩を組んだ男たちが踊っている。かっこい~。

この日は週末でもない月曜日。ここでは毎晩こんなお祭り騒ぎが繰り広げられているのだろうか。
アラブって思った以上に楽しい。

今夜の夕食は露天のおばちゃんから買ったやさしい味のチキン・ビリヤニ。
 一番小さい容器にしてもらったが、おばちゃんがぎっちり詰めるので3分の1も食べられなかった。これで10リヤル(300円)だったか、5リヤルだったか。どうせ食べきれないなら他の料理も買ってみればよかった。

 思いのほか地味なコーニッシュの夜景を眺めたら、今日はもう寝よう。


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コメント (2)
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