4月9日 続き
恒春のバスターミナル前でタクシーを拾って、四重渓温泉まで行ってもらう。
畑の中を走ること20分で到着、料金は500元。
予約はしていなかったが、ここに泊まろうと決めていた清泉温泉へ。
ここは日本統治時代には山口旅館として州の招待所だったそうで、現在の建物や庭も日本風だが、フロントは英語も通じず、レストランのスタッフに助けてもらって無事に部屋を確保。
庭の奥の2階建ての1階の部屋だが、狭くて暗いこの部屋が2000元とは、高雄のホテルより高い。
料金は個室温泉代と考えるべし。部屋にはWiFiも入る。
部屋に荷物を下ろしたら、まずは宿の風呂ではなく、玄関を出てすぐの所にある公共浴場へ。
無料のこちらは割と最近建て替えられたらしく、更衣室こそ棚が並ぶだけで殺風景だが、浴槽は建物の丸い部分に半月形になっていて、壁の上はルーバー、下側は富士山に桜のモザイクタイルになっていてきれい。
地元の人でにぎわっていたが、困ったのはここには洗面器などの備え付けがないこと。みなさんマイ・バケツ持参で、親切な奥さんが一つ貸してくれたが、手ぶらではかけ湯もできずに困ってしまう。
ここのお湯は壁の表示によると「炭酸気塩泉」だそうだが、薄く濁って温度は42℃ほど。
ほどほどのつるすべ感はあるが、お湯の鮮度があまり感じられないし、アウェイ感が強いので早々に上がる。
公共浴場の脇には上の温泉公園へ上がる階段があるのでこれを登ってみる。
すると頂上には「神社」と称するものがあるのだが、石の仏様の周りが足湯になっていて、う~ん、これは違うだろう。
周りの景色はごく普通の田園風景。
温泉街もこじんまり。
ここから下に降りて行くと足湯が大にぎわい。
大きな鳥居に手水の説明まであるが、やっぱり何か違う。
公園内には温泉キャラクターがあちこちにいて、やはり和風の売店らしきものもたくさん作られているが、これらはまだ準備中の様子。
公園を出て温泉街に出てみると
こちらはまったく鄙びきった様相で、土産物屋などもほとんどない。
いかにも古そうなレンガ造りの家々の前を過ぎると
町はずれに冗談の様なお城が出現。しかしここは営業しているのかどうかもさだかではない。
温泉公園の向こうではこの温泉郷で最大という「南台湾観光大飯店」が大規模に建て直し中だったが、はたして温泉街にも活気は戻るのか。
小さな温泉郷を一回りしたところで、ようやく宿のお風呂へ。
宿の裏手にいくつもの露天風呂があるが、これらはすべて水着着用。
露天エリアに出て目の前にそびえるのは百年行館という戦前からの建物。
この中には高松宮が新婚旅行で使ったと言う大理石風呂も残されているが、意外にも小さくて2人では入れそうにない。
大きな浴槽では子供たちが泳ぎ、奥に行くほど湯温が高くなって、44℃だったか一番高温の浴槽はおやじたちばかり。しかし少し湯花の見えるここが一番お湯の鮮度が良くて気持ち良かった。
夕食は宿を出て、何で見てもこの温泉街でほぼ唯一と思われる料理屋へ。
入口が2つに分かれているこの「大山」と言う店、どちらを見ても人気店と言う割に誰も客が見えないが、実は奥にも部屋がある不思議な造りで、表で食べているとお客が出たり入ったり。
羊肉店とのことなので当帰羊肉湯に、羊と葱の炒め物。漢方くさい羊のスープが好み。
夜の温泉街はほぼ真っ暗。
部屋の深いお風呂に温泉を満たすと柔らかいお湯で気持ちいいが、期待したほどのぬめりは感じられなくてちょっとがっかり。
陽明山、北投、関子嶺に並ぶ台湾四大温泉ということで期待が大きすぎただろうか。
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恒春のバスターミナル前でタクシーを拾って、四重渓温泉まで行ってもらう。
畑の中を走ること20分で到着、料金は500元。
予約はしていなかったが、ここに泊まろうと決めていた清泉温泉へ。
ここは日本統治時代には山口旅館として州の招待所だったそうで、現在の建物や庭も日本風だが、フロントは英語も通じず、レストランのスタッフに助けてもらって無事に部屋を確保。
庭の奥の2階建ての1階の部屋だが、狭くて暗いこの部屋が2000元とは、高雄のホテルより高い。
料金は個室温泉代と考えるべし。部屋にはWiFiも入る。
部屋に荷物を下ろしたら、まずは宿の風呂ではなく、玄関を出てすぐの所にある公共浴場へ。
無料のこちらは割と最近建て替えられたらしく、更衣室こそ棚が並ぶだけで殺風景だが、浴槽は建物の丸い部分に半月形になっていて、壁の上はルーバー、下側は富士山に桜のモザイクタイルになっていてきれい。
地元の人でにぎわっていたが、困ったのはここには洗面器などの備え付けがないこと。みなさんマイ・バケツ持参で、親切な奥さんが一つ貸してくれたが、手ぶらではかけ湯もできずに困ってしまう。
ここのお湯は壁の表示によると「炭酸気塩泉」だそうだが、薄く濁って温度は42℃ほど。
ほどほどのつるすべ感はあるが、お湯の鮮度があまり感じられないし、アウェイ感が強いので早々に上がる。
公共浴場の脇には上の温泉公園へ上がる階段があるのでこれを登ってみる。
すると頂上には「神社」と称するものがあるのだが、石の仏様の周りが足湯になっていて、う~ん、これは違うだろう。
周りの景色はごく普通の田園風景。
温泉街もこじんまり。
ここから下に降りて行くと足湯が大にぎわい。
大きな鳥居に手水の説明まであるが、やっぱり何か違う。
公園内には温泉キャラクターがあちこちにいて、やはり和風の売店らしきものもたくさん作られているが、これらはまだ準備中の様子。
公園を出て温泉街に出てみると
こちらはまったく鄙びきった様相で、土産物屋などもほとんどない。
いかにも古そうなレンガ造りの家々の前を過ぎると
町はずれに冗談の様なお城が出現。しかしここは営業しているのかどうかもさだかではない。
温泉公園の向こうではこの温泉郷で最大という「南台湾観光大飯店」が大規模に建て直し中だったが、はたして温泉街にも活気は戻るのか。
小さな温泉郷を一回りしたところで、ようやく宿のお風呂へ。
宿の裏手にいくつもの露天風呂があるが、これらはすべて水着着用。
露天エリアに出て目の前にそびえるのは百年行館という戦前からの建物。
この中には高松宮が新婚旅行で使ったと言う大理石風呂も残されているが、意外にも小さくて2人では入れそうにない。
大きな浴槽では子供たちが泳ぎ、奥に行くほど湯温が高くなって、44℃だったか一番高温の浴槽はおやじたちばかり。しかし少し湯花の見えるここが一番お湯の鮮度が良くて気持ち良かった。
夕食は宿を出て、何で見てもこの温泉街でほぼ唯一と思われる料理屋へ。
入口が2つに分かれているこの「大山」と言う店、どちらを見ても人気店と言う割に誰も客が見えないが、実は奥にも部屋がある不思議な造りで、表で食べているとお客が出たり入ったり。
羊肉店とのことなので当帰羊肉湯に、羊と葱の炒め物。漢方くさい羊のスープが好み。
夜の温泉街はほぼ真っ暗。
部屋の深いお風呂に温泉を満たすと柔らかいお湯で気持ちいいが、期待したほどのぬめりは感じられなくてちょっとがっかり。
陽明山、北投、関子嶺に並ぶ台湾四大温泉ということで期待が大きすぎただろうか。
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