4月28日
本日はロシア正教のイースター。
朝テレビをつけると予想通り、どこかの教会のミサを中継している。
ロシア正教の司祭たちは豪華な衣装。
アパートのオーナーからはパネトーネをいただいたが、これ以外町中ではそれほどイースターらしさは感じなかった。
さて、ウラジオストクの中心街はほぼ見てしまったので、今日はバスに乗って遠出。
15番のバスに乗り、金角湾大橋、ルースキー大橋を渡ってルースキー島へ行く。
途中、金角湾大橋を渡るとウラジオストクのマリインスキー劇場が見え、
さらにルースキー大橋を渡ってしばらく行くとたくさんのアパートが建ち並んでいるような一角が見えてきて、これが4万人以上の学生がいるという極東連邦大学。
ほんの3日前に北朝鮮のボンがプーちゃんとここで会ったばかりなので、大学の周りには両国の旗が。
バスは市内をぐるっと回ってから橋を渡ってきたので終点までは50分かかり、しかし市バスは料金が一律なのでたったの23ルーブル(約40円)。
お代は降車時に運転手に渡すが、ここには定期券も回数券もないらしくて、地元民もいちいち現金を出しているのがかなり面倒。
終点からは渡ってきたルースキー大橋が遠くに見えるが、目的地は沿海地方水族館。
しかしそのゲートは終点からかなり先にあり、そのまた先に水族館入り口行きの無料バスが停まっているのだが、なぜ市バスの終点まで来てくれないのか、ここいらへんはソ連時代の残り香だろうか。
無料バスに乗っているのは5分ほど。
これまた目の前までは行ってくれない所に入場券売り場があり、入り口には自販機が並んでいるがどれも動いていないので窓口へ。
入場料は1000ルーブル、イルカショーが見たければ1200ルーブル。
そしてやっと真珠貝のような形の水族館が現れるが、そこまでもまた結構な距離があって、土地がふんだんにありすぎるのも困りもの。
入り口を入るとクジラやマンタが空を飛ぶ大きなホール。
他のお客さんたちはすぐに始まるイルカショーに行ってしまったが、そちらには興味がないので通常展示へ。
すると最初は地球の成り立ちや生命の進化の説明で、パネルや模型展示が続いて魚の姿はなし。
この恐竜の頭は動くはずらしいが、開館時に我が国の晋三ちゃんが口に頭を突っ込んで見せたら真似をする人が続出。おかげで壊れちゃってテープが張られる羽目になった様子。
やっと古代魚の展示になったら懐かしのウーパールーパーがいた。
さらに進んでようやく生きた魚のいるエリア。
やっとこの地方らしくアムール川の水槽があるが
寒い地方の川魚ははっきり言って地味だ。
こちらは珍しいバイカルあざらし。
淡水に住むアザラシは世界中に3種類しかいないのだそうだ。
これは魚ならぬ海底探査用潜水艇、ミール。
プーちゃんは6000mまで潜れるこれに乗ったことがある、と晋三ちゃんに自慢したらしい。
他にもタコやらクラゲやら一通りの海の生き物がいるが
カニはなぜか巨大なぬいぐるみ。
熱帯エリアに入るとカラフルな魚が登場して
やっと水族館らしくなった。
立派な教育施設ではあるが娯楽性にはいささか乏しくて、2時間ほどで見学は終了。
小腹が空いたがここのカフェにはサンドイッチやコンビニ弁当のようなものしかない。
ここのクラゲ型ランプと、日本海エリアのホッケ提灯はかわいいんだけど。
そこで本日のお昼は松の実入りアイス。
ロシアでは人気があると見えてスーパーでも何種類か見かけたが、松の実はお菓子にも使うのだから考えてみればそれほどおかしくはないし、結構おいしい。
期待とは違ったところで面白かった水族館見学を終え、またバスに乗って市内へ。
すると帰路はこれから遊びに行くのか、大学生がいっぱい乗ってきてこの混雑。
ルースキー大橋のたもとにはいささか物騒な設備も見えたが、地元民はこの下でバーベキューをしている。
途中でバスを一度降りてパクロフスキー教会を見学。
金色と青色の玉ねぎが印象的。
この近くのスーパーでまた買い物などして、今日はちょっと早めに夕食。
目当てのレストランは予約でいっぱいだったので、アパートのすぐ近くのかわいらしい外観のレストランへ。
Babmashaと言う店名は「マーシャおばあちゃん」と言う意味で、この家に住んでいた実在の人物だそう。
マトリョーシカの塩コショウ入れがかわいく、テーブルに置かれた丸いグリッシーニのようなものもおいしい。
オリビエ・サラダを牛タンで巻いたものもおしゃれな盛り付けで来たのでこれは当たりかと思ったのだが
ウハーという魚介入りスープがいけなかった。
魚介入りと言っても鮭とタラが一切れづつであとはじゃがいもばかり。出汁も効いていなくて、これなら昨晩のエビのゆで汁の方がおいしかった。
せっかくのかわいいレストランだったが、メニューの選択が悪かったか。
こんなこともある。
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