友人たちとの新年会、どこにしようかと思案して恵比寿に決定。
やってきたのはネパール料理の「クンビラ」。
この店、創業はまだネパール料理屋などなかった1978年だそう。
そう言えば就職したばかりの40年前(!)はよく来ていたが、もう何十年もご無沙汰。が、外観も内装も昔から変わっていない。
今回は寒いので「ヒマラヤ鍋」なる昔はなかった料理をコースで予約済み。
するとまずはパリパリのパパドとポテトカレーが「サービスです」と出てきて、続いてはジューシーなモモ。
飲み物は中近東でおなじみのレモンミント。シャーベット状になっていてうま~い。
続いて出てきたのは温かい豆腐の上にほうれん草のピューレがかかった不思議な料理。ピューレはほうれん草カレーに使われるものだろう。
エビチリも「ネパールにエビがいるか?」と思うが、立派なエビで食べ応え十分。
このあたり、昔とは随分違う料理を出すようになった。
そして登場したのが本日のメイン、ヒマラヤ鍋。
チベットやネパールのギャコック鍋の変形だと思うが、真ん中にはローストチキンが丸ごと一羽、たくさんの野菜に囲まれてスープはターメリックたっぷり。カレーのような色合いだが辛さはまったくない。
チキンはウェイターのおじさんがきれいに骨を外してくれて、ヒマラヤ岩塩やチリ、パクチーなどを好きに入れて食べる。
スープは鶏出汁だろう、ここに野菜の旨味も加わって、これはおいしい。
スープと野菜は無料で追加可能、ということでおいしい白菜と豆苗、マロニーちゃんも追加してもらった。
具を食べ終えるころにおじさんがやってきてスープに白飯を入れて雑炊を作ってくれる。
これがまるでリゾットのようで、腹パンなのにスルスル入ってしまう。
最後はマンゴーヨーグルトでコースはおしまい。
「チャイとかいかがですか」と聞かれるが、もうお茶も入らないほどお腹いっぱい。
エスニック系の料理屋はおいしくてもいつの間にかなくなっていることがほとんど。
その中で40年以上も続いているのにはちゃんと理由があるのだと納得。
冬にエスニック鍋もいいものだ。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。