今年の歯磨き粉コレクションはちょっと不調。
まずはオマーンで買った歯磨き。
この製品名は「ムーミン」と読むのだろうか、ハラル認証のついたマレーシア製。
パッケージのデザインがイスラム・タイルのようで、メスワック入りはイスラム圏でおなじみの成分。
レモンとクローブも入っているらしいが、普通の白い歯磨き粉にそれらの風味はまったく感じない。
100g入りは間違いないのだろうが、チューブが大きすぎるのか、最初から3分の1は入っていなくて、ちょっと損をした気分になる。
台湾ではちょっと変わったものを発見。
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「無患子」とは日本語ではこれを「ムクロジ」と読むのだそうで、パッケージの絵にある黒い種は羽根つきの羽根に使われたとか。
皮の方にはサポニンが含まれているのでこすり合わせると石鹸のように泡立ち、だから英語名は「Soapberry」。
真珠の粉も入っていると言う歯磨き粉は半透明のジェルで、ミントも少し入っているらしいがほとんど味がしないほど薄味。
ただし泡立ちはすごく良くて、これが無患子の力だろうか。
バルト三国は旧ソ連圏なのでロシア製品があるかと期待したが、EUにも加入してロシアからは距離を置きたいらしく、歯磨き粉に限らずロシア製品はほぼまったく見かけず。
その代わり小さい国ながら、リトアニアで自国製品を発見。
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なかなかシックなパッケージで、ミントとセージ入りという中身は写真ではわかりづらいが真珠色の半透明ジェル。ただしセージの香りはわからない。
箱の裏面にはリトアニア語、英語の表記の他にラトビア、エストニアはもちろん、ロシア、ポーランド、ドイツ、スロバキア向けの表示があって、当然輸出もしている様子。
こちらはエストニアのスーパーにあったコルゲートだが、なんと中国製。
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アジアン・レモンとアロエ・エキス入りとあるが、たいていはほとんど味のしない「レモン風味」の中でこれははっきりレモン・キャンディーのような味がして美味。薄いグリーンのジェルもきれいだ。
箱の表示はリトアニア製品よりさらにすごくて、この同じ商品が東欧を中心に20か国に流通されていることがわかる。
グローバル化とはこういうことだが、この箱の校正、大変だろうな、と元製品メーカーの人間はくだらないことを心配してしまう。
ふんだんにあると思ったストックも目新しいものが見つからなかった旅行先もあって減ってきた。
またどこかに面白いものを探しに行かねば。
過去のコレクション:
歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7
歯磨き粉コレクション 8
歯磨き粉コレクション 9
歯磨き粉コレクション 10
歯磨き粉コレクション 11
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まずはオマーンで買った歯磨き。
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パッケージのデザインがイスラム・タイルのようで、メスワック入りはイスラム圏でおなじみの成分。
レモンとクローブも入っているらしいが、普通の白い歯磨き粉にそれらの風味はまったく感じない。
100g入りは間違いないのだろうが、チューブが大きすぎるのか、最初から3分の1は入っていなくて、ちょっと損をした気分になる。
台湾ではちょっと変わったものを発見。
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「無患子」とは日本語ではこれを「ムクロジ」と読むのだそうで、パッケージの絵にある黒い種は羽根つきの羽根に使われたとか。
皮の方にはサポニンが含まれているのでこすり合わせると石鹸のように泡立ち、だから英語名は「Soapberry」。
真珠の粉も入っていると言う歯磨き粉は半透明のジェルで、ミントも少し入っているらしいがほとんど味がしないほど薄味。
ただし泡立ちはすごく良くて、これが無患子の力だろうか。
バルト三国は旧ソ連圏なのでロシア製品があるかと期待したが、EUにも加入してロシアからは距離を置きたいらしく、歯磨き粉に限らずロシア製品はほぼまったく見かけず。
その代わり小さい国ながら、リトアニアで自国製品を発見。
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なかなかシックなパッケージで、ミントとセージ入りという中身は写真ではわかりづらいが真珠色の半透明ジェル。ただしセージの香りはわからない。
箱の裏面にはリトアニア語、英語の表記の他にラトビア、エストニアはもちろん、ロシア、ポーランド、ドイツ、スロバキア向けの表示があって、当然輸出もしている様子。
こちらはエストニアのスーパーにあったコルゲートだが、なんと中国製。
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アジアン・レモンとアロエ・エキス入りとあるが、たいていはほとんど味のしない「レモン風味」の中でこれははっきりレモン・キャンディーのような味がして美味。薄いグリーンのジェルもきれいだ。
箱の表示はリトアニア製品よりさらにすごくて、この同じ商品が東欧を中心に20か国に流通されていることがわかる。
グローバル化とはこういうことだが、この箱の校正、大変だろうな、と元製品メーカーの人間はくだらないことを心配してしまう。
ふんだんにあると思ったストックも目新しいものが見つからなかった旅行先もあって減ってきた。
またどこかに面白いものを探しに行かねば。
過去のコレクション:
歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7
歯磨き粉コレクション 8
歯磨き粉コレクション 9
歯磨き粉コレクション 10
歯磨き粉コレクション 11
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スーパーにさえ行けば必ずありますが 今はなぜか
ほとんどがコルゲート関連が占めていて・・・とがっかりした経緯があります。
それらを 日常に使って消費していますか?笑
といっても、日本じゃ販売されてないので、ほぼ外国で買ったものを旅で使うのですが。
モロッコで購入した歯磨きチューブ、半年くらいで固まってしまい、どこかで買いなおしたということもありますが。
タイでよくわからないメーカーのものを購入しました。まだ使っていないので、いつか自分も記事にしてみましょうか。
Luntaさんの歯磨き特集。
面白いですね~
私もバルト三国で買えばよかったな。
エストニアの中国製はすごい意外です。あんな遠いところにまで進出している中国産。すごい。
旅先で買った歯磨き粉はもちろんすべて使い切っておりますよ。
なのでここ何年も日本製はほとんど使っていません。
いろいろな国の物を使っても歯磨き粉はリスクが少ないのがいいのです。
ヒョウちゃん様、
コルゲートは世界中ほとんどどこへ行っても棚占拠率が高いですね。
それがまったく存在しない日本はやはりガラパゴスなのでしょう。
今まで買った中で特に問題は経験していませんが、モロッコのはもしかしたらとても古かったのかも。
タイはハーブ系歯磨きの宝庫、ツインロータスと言うブランドが大好きです。
prego 様、
旅先で歯磨き粉を買うのはもう20年ぐらい続く習慣、それでもまだ新しいものが見つかるのでやめられません。
エストニアの中国製は中国の力と言うよりもコルゲートの戦略。安く作れるからでしょうが、一応ブランドを信頼して買いました。意外に良くて気に入りました。
歯磨きコレクション。
面白くて一気に全作品読みましたよ。
黒人 ダーリーはタイでよく見かけていたのでてっきりタイの昔からのブランドだと思っていました。
このメーカーなかなかのアジア戦略の持ち主ですね。
それと、中華はネーミングが笑えます。
中華はタイのタバコの最高峰のブランドネーム。接待用のタバコのブランドなんですよ。
ですから知らなかった私がこの歯磨きを見たら新種の噛みタバコではないかと思ってしまったことでしょう。
面白い情報ありがとうございました。
ぜひこれからもローカルブランドコレクションをお願いします。
黒人は今なら完全にアウトの名前ですよね。
中華はユニリーバのブランドですが、中国ではやはりこういう名前が受けるんでしょうか。
それにしてもなぜタイのタバコが「中華」なんでしょう?
たぶん免税店でパッケージを見たことがあるように思いますが、てっきり中華人民共和国のタバコだと思っていました。
歯磨き粉コレクション、まだまだ続けますよ。
つい指が滑って国名を間違いました。
中華、当然です中国のタバコです。
ごめんなさい。
ですよね~。