10月14日
本日もたっぷりのグリル野菜とビーツのジュースでスタート。
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市場で買ったイチジクが甘くておいし~。
さて、今回の旅も4名なので、今日からはちょっと贅沢に運転手つきの車でスロベニアを回る。
そのしょっぱなにちょっと遅れて到着した運転手氏、きちんとフロントに連絡を入れてくれて、到着してからも恐縮しきり。まるで日本人のように細やかな心遣いの人で、我々を待っている間にはなにやら分厚い本を読んでいるインテリ紳士。今回の旅の好印象にこの人の貢献は大きい。
残念ながら本日も朝から雨。
その中を高速を飛ばして、スロベニア一の観光名所、ブレッド湖には40分ほどで着いてしまったが、ここはそのまま素通りしてその先のボーヒン湖を目指す。
すでに紅葉しているちょっと日本の風景のような山道を走ること20分ほどで Bohinska Bistrica というこのエリアの中心の町に入り、ここの観光案内所で地元のガイド氏をピックアップした。
ここからはボーヒン観光協会のチーズ・ツアーをお願いしてあるのだ。
ガイド氏とまず訪れたのは Ribcev Laz の村。
ボーヒン湖とその東に広がる村の説明を聞き、スロベニア一の高峰、トリグラウ山に初登頂した男たちの銅像を見るが
彼らの指差す先に見えるはずの山は全く見えず。
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しかし紅葉の村は美しくて
湖水がエメラルド色に見えないのは残念だけれど、低い雲の垂れ込める景色も神秘的ではある。
湖から流れ出る小さな川を渡ったところにあるのは洗礼者ヨハネ教会。
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近づいてみると外壁は薄くなってはいるがフレスコ画で覆われており、描かれているのは旅人の守護聖人だそうで、この聖人のご加護があるとぽっくり苦しまずに死ねるとか。
内部も15、16世紀の珍しいフレスコ画でいっぱいらしいのだが、残念ながら夏以外は司祭が常駐していないので見ることができない。
ここからまた車で移動して、やってきたのは Stara Fuzina 村。
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村の入り口にあるのはトリグラウ山の山頂にあるという避難小屋のレプリカ。村の中を流れる小川は連日の雨で増水している。
それでもタイミングよく雨の止んだ村の中を歩くと
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夏とスキーシーズンには観光客でにぎわうというきれいな民宿の多い家々は思いのほか密集して建てられている。
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この地方独特のコゾルツーと言う建物は牧草を乾燥させるための小屋だそうだが、すでに牧草は納屋にしまわれて中には薪がいっぱい。
また雨が降り出したところで村の中心にある酪農博物館へ。
この地方、大戦前までは夏になると山の上にある放牧地の小屋に移ってチーズ作りをする家が多かったらしく、夏の村と言うのが存在したらしい。
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しかし背負子で必要な道具を運び、粗末な小屋でひと夏過ごす生活は厳しかったことだろう。今では酪農家の数も十数軒に減ってしまったそう。
と言うことで次にはそんな酪農家の一軒へ。
Polje 村のPr’Tonejevcu というオーガニック農家。
ごくこじんまりとした作業場で手造りのチーズを何種類か生産していると言うご夫婦、元からの農家と言うわけではなく14年前からオーガニック・チーズを作り始めて、初めの何年かは苦労したものの今では周りのホテルなどのお客さんが付いているとのこと。
でもちろん試食をさせていただくわけだが、スイスのエメンタール系という気泡のいっぱい入ったチーズはごくあっさりと癖がない。
奥さんも一番好きと言う食べやすいスモークチーズをお土産に買って帰ったが、実はこの地方の特産はボヒンスキ・モハントという癖の強いらしいチーズ。
作業場の片隅にあったこれがそのチーズなのだが、すでに売り先が決まっているとのことでこちらは試食がかなわず、心残り。
とは言えチーズでおなかも膨れて、楽しいガイドさんのおかげもあってボーヒン湖のツアーには大満足。
元の観光案内所でガイドさんと別れて、次には有名なブレッド湖へ。
まずは高いところから湖を一望しようと、車でブレッド城まであがってもらう。
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雨にけぶる城壁の中に入ると
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16世紀に建てられたと言う城の造りはリュブリャナ城とよく似ている。
そして肝心のブレッド湖はと言うと
ホテルの立ち並ぶ方はまだしも
スロベニアで唯一という島は霧のかなた。
これじゃアルプスの青い瞳どころか、白内障の瞳だ。
しかたがないので城内のささやかな博物館を見学し
小さな礼拝堂を覗き
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鋳鉄の店や
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印刷工房をひやかす。
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この後はブレッド島に船で渡るつもりだったけれど
「この雨だから島には行かなくていいかも」とKさん。
みんなその言葉を待っていた。どうせ何も見えないし、雨に濡れるのはいや。
ということで願い事がかなうという鐘を鳴らすこともなく、いったんブレッド湖を離れた。
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本日もたっぷりのグリル野菜とビーツのジュースでスタート。
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市場で買ったイチジクが甘くておいし~。
さて、今回の旅も4名なので、今日からはちょっと贅沢に運転手つきの車でスロベニアを回る。
そのしょっぱなにちょっと遅れて到着した運転手氏、きちんとフロントに連絡を入れてくれて、到着してからも恐縮しきり。まるで日本人のように細やかな心遣いの人で、我々を待っている間にはなにやら分厚い本を読んでいるインテリ紳士。今回の旅の好印象にこの人の貢献は大きい。
残念ながら本日も朝から雨。
その中を高速を飛ばして、スロベニア一の観光名所、ブレッド湖には40分ほどで着いてしまったが、ここはそのまま素通りしてその先のボーヒン湖を目指す。
すでに紅葉しているちょっと日本の風景のような山道を走ること20分ほどで Bohinska Bistrica というこのエリアの中心の町に入り、ここの観光案内所で地元のガイド氏をピックアップした。
ここからはボーヒン観光協会のチーズ・ツアーをお願いしてあるのだ。
ガイド氏とまず訪れたのは Ribcev Laz の村。
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ボーヒン湖とその東に広がる村の説明を聞き、スロベニア一の高峰、トリグラウ山に初登頂した男たちの銅像を見るが
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しかし紅葉の村は美しくて
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湖水がエメラルド色に見えないのは残念だけれど、低い雲の垂れ込める景色も神秘的ではある。
湖から流れ出る小さな川を渡ったところにあるのは洗礼者ヨハネ教会。
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近づいてみると外壁は薄くなってはいるがフレスコ画で覆われており、描かれているのは旅人の守護聖人だそうで、この聖人のご加護があるとぽっくり苦しまずに死ねるとか。
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ここからまた車で移動して、やってきたのは Stara Fuzina 村。
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村の入り口にあるのはトリグラウ山の山頂にあるという避難小屋のレプリカ。村の中を流れる小川は連日の雨で増水している。
それでもタイミングよく雨の止んだ村の中を歩くと
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夏とスキーシーズンには観光客でにぎわうというきれいな民宿の多い家々は思いのほか密集して建てられている。
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この地方独特のコゾルツーと言う建物は牧草を乾燥させるための小屋だそうだが、すでに牧草は納屋にしまわれて中には薪がいっぱい。
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しかし背負子で必要な道具を運び、粗末な小屋でひと夏過ごす生活は厳しかったことだろう。今では酪農家の数も十数軒に減ってしまったそう。
と言うことで次にはそんな酪農家の一軒へ。
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ごくこじんまりとした作業場で手造りのチーズを何種類か生産していると言うご夫婦、元からの農家と言うわけではなく14年前からオーガニック・チーズを作り始めて、初めの何年かは苦労したものの今では周りのホテルなどのお客さんが付いているとのこと。
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奥さんも一番好きと言う食べやすいスモークチーズをお土産に買って帰ったが、実はこの地方の特産はボヒンスキ・モハントという癖の強いらしいチーズ。
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とは言えチーズでおなかも膨れて、楽しいガイドさんのおかげもあってボーヒン湖のツアーには大満足。
元の観光案内所でガイドさんと別れて、次には有名なブレッド湖へ。
まずは高いところから湖を一望しようと、車でブレッド城まであがってもらう。
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雨にけぶる城壁の中に入ると
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16世紀に建てられたと言う城の造りはリュブリャナ城とよく似ている。
そして肝心のブレッド湖はと言うと
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ホテルの立ち並ぶ方はまだしも
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これじゃアルプスの青い瞳どころか、白内障の瞳だ。
しかたがないので城内のささやかな博物館を見学し
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小さな礼拝堂を覗き
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鋳鉄の店や
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印刷工房をひやかす。
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この後はブレッド島に船で渡るつもりだったけれど
「この雨だから島には行かなくていいかも」とKさん。
みんなその言葉を待っていた。どうせ何も見えないし、雨に濡れるのはいや。
ということで願い事がかなうという鐘を鳴らすこともなく、いったんブレッド湖を離れた。
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ガスって何も見えなかったからフェアな評価ではないかもしれませが、ブレッド湖はなんだか俗っぽい感じがして、
まあ有名観光地はこんなもんかな、と思いました。
スロベニアのチーズはとても食べやすいけれど、フランスの個性に満ちたバラエティにはとてもかないませんね。
クロアチアのパグ島のチーズとは初めて聞きましたが、興味をそそられてしまいましたよ。
ブレッド湖は確かに島の眺めは良いのだけど、周辺に景観を損ねる建物が沢山建っているのが残念。
島が見られなかったのは残念だけど、霧で周辺が見えなかったのはラッキーだったかも(笑)
スロヴェニアのチーズって全く記憶にないのだけど、考えてみたら、クロアチアのチーズもパグ島のチーズ以外殆ど記憶にない(汗)
癖のあるチーズが少なかったからかな。