バラを堪能したらその正面に建っている大温室も覗いてみる。
最初の熱帯の部屋に入るとそれほど大きくはなく、緑がうっそうとしているので大したことはないと思ってしまったのだが「世界一美しい花木」なる看板があるのでよく見るとオレンジの花房が下がっているのが見えた。
ヨウラクボクというこの花、日本で見られるのは珍しいのだとか。
世界一美しい花木かどうかは微妙だが。
よく見て歩けば他にもあちらこちらに熱帯らしい変わった花が。
以前、熱川バナナワニ園で見たヒスイカズラにも再会。
チョウチョにそっくりな花があったり
これは他のお客さんが話しているので気が付いたダースベイダー。本名は「アリストロキア・サルバドレンシス」というそうだが、本当にダースベイダーそっくり。
次にランの部屋に入ると、ここは小さいが充実していて
ゴージャスな洋ランよりも小さな花が面白い。
中でもドラクラ属という中米のラン、猿の顔のように見えるモンキー・オーキッドは見られなかったが
これもドクロみたいで不気味かわいい。
と、この辺りでもう気力が尽きてしまったので、隣の華やかなベゴニア室などは素通りし、
咲き始めたスイレンの池の脇を通り、深大寺門から外へ。
すると門の前に深大寺と言えばのお蕎麦屋さん。爽やかな風の抜ける外の席に座って
十割そばの細うちせいろ、うまし。
この蕎麦屋の脇の坂を降りると深大寺の門前。
本堂で手を合わせ、「国宝」の大きな看板があるのでそちらへ行ってみると
粗末な釈迦堂の中にいらっしゃるのが飛鳥時代の作という国宝、白鳳釈迦如来像(撮影禁止なので写真はHPから)。
さすがにこの釈迦堂、再建のための浄財募集中のようだが、設計は隈研吾なのだそうな。隈氏、よく働く。
帰りは参道を通ってバスに乗り、つつじヶ丘から帰ったが、天気のいい日にはぴったりの遠足だった。
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