7月11日
朝9時にホテルを出発、メスティアより奥にあるウシュグリ村を目指す。
距離は50㎞、以前は道が悪くて何時間もかかったそうだが、今は2時間もかからないとのこと。
ところが出発してすぐ、道路の真ん中でパトカーがとうせんぼをしている。
なんでも車の事故があって処理待ちとのことだが、我々より前には車がいないので処理は始まったばかりの様子。
待っているうちに後ろに車の列ができ、みんな暇なので降りてくるが、何台もに分乗している団体はタイ人。陽気に写真を撮りまくって、我々のイケメン・ガイドまで入れて記念撮影をしているのには笑った。
事故処理現場まで近づいてみるとクレーンで谷底に落ちた車を引き揚げている。
少し先の橋の欄干を突き破って落ちた車が流されてきたようで、車は滅茶苦茶に大破。車内の人は気の毒に助からなかっただろう。
通行止めは思いのほか早く、45分で解除されて先に進むことができた。
片側が崩れている所も一ヶ所あったが、確かに道は悪くない。
塔の見える村をいくつか通り過ぎ
他より一段と塔の密集した村が見えて来たらそこが標高2100mで「ヨーロッパで人が定住する最も高い所にある村」とされる目的地、ウシュグリ村。11時には着いてしまったので1時間15分で来た。
お昼にはまだ早いので、まずは荷物を宿に置いて山の上までハイキングに行くことになった。
矢印の所に見える塔まで標高差200m。
宿はこの地域の中心、チュヴィビアニ地区の高台に建っているので、まずは坂を下る。
川の向こう側はチャジャシ地区。
黒っぽい石造りの家が並んで渋い!
さらに進むともう一つ、ムルクメリ地区の家々が見えてくる。
と、途中でまた「日本人ですか」と女の子に声を掛けられた。聞けば一人でメスティアからここまで3泊かけてトレッキングしてきたとのこと。そう言えば車で来る時に歩いている西洋人グループを何組か見たが、日本人の彼女は全く一人で来たというのでびっくり。定番ルートではあるらしいが、一人とはかなり大胆だ。
この村落にも立派な塔がいくつもあって、戸口から覗いている子供の他には人影はない。
川を渡るとその向こうにはエニシダがいっぱい。
その先から斜面を登って行くと
周りは笑っちゃうほど花でいっぱい。
特に風船のようなマンテマとピンクのトラノオがかわいくて
他にもきれいな花がいっぱい。
斜面は急で高度がどんどん上がり、最後は特にすごい急こう配だったが
2時間で塔に到着。添乗員にはタマラ女王の塔と聞いたが、ここはウシュグリ要塞が正解のよう。
到着すると厚い雲から雨が落ちてきて気温は10℃以下。小さな要塞に見るものはないので、少し休憩したらすぐ下山。
急こう配の下りの方が気を使ったが、花がいっぱいのこのコースは楽しかった。
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コーカサス地方はあまり行ったことがないのですが、ジョージア(グルジア)がやはり中心国になりますか?
どの国も面白いですが、観光インフラはジョージアが一番整っていて旅行しやすいと思います。
食事もおいしいし、いい所ですよ。