7月10日 続き
ハイキングの後、本来であれば周辺の山を見る展望台までリフトとゴンドラで行く予定だったが、天気が悪くてリフトは運休、上がった所で何も見えないので中止になってしまった。
カナリアのテイネ山に続いて、今年はどうも海外のロープウェイとは相性が良くないらしい。
夕食まで時間があるので、代わりにメスティアの街の中心まで何人かで散歩に出ることにした。
ホテルからは坂を下り、橋を渡って右に折れると街一番の繁華街。
いかにも観光地らしいバーやレストランが並んでいる。
この街並みで一番高く目立つのは警察署。
他の地域でもそうだが、この国はなぜか警察署の建築に凝っていて、隣の市役所よりも派手だ。
警察の向かい側にあるのはバスターミナル。
ここからクタイシやトビリシまで写真に見えるミニバスが走っている。
この近くを友人と話しながら歩いていたら「日本人ですか」とアイスクリームを食べながら歩いている一人旅の女の子に声を掛けられた。お互い初めて同胞に遭遇したというほど日本人旅行者は少ない。
窓からおじさんが顔を覗かせているのはパン屋さん。
大きな釜があって本格的。
この近くにはスーパーも2軒あってなかなか便利だが、途中で目に付いたのは雑貨屋の張り紙。
「スヴァン・ソルトあります」と書いてあるので入ってみると、小さな袋に入って1つ3ラリ。
スヴァン・ソルトとは塩にスパイスやハーブを独自にブレンドしたもので、ここのは猛烈にニンニクが効いている。何重にもビニールにくるんでもスーツケース中におうほど(笑)だったが、料理には使いやすくて大いに気に入った。
うろうろしているうちに街並みの向こうに少し雪山が見えてきた。晴れていればこの街の景色もいいだろうに。
ホテルに戻ったらじきに夕食。
メインは細長いメンチカツ、デザートはクリームコロネ。なかなか手が込んでいておいしくいただく。
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亡くなられた夫君ほか家族を旧友とともに「慰問」する旅。
出発前に妻が「父がそこに抑留され鉄道敷設の労役についていた」と。
長いおつきあいなのに その話は初めて…長く話し込んだようです。
ジョージアの旅に関係ない話…失礼しました。
改めてジョージアにカザフスタン、そしてウクライナ・ロシアの地図を広げ
国土の広さのちがいに驚いています。
シベリアから中央アジア、コーカサスまで、送られた方たちは自分たちがどこにいるかもわからなかったのではないでしょうか。
合掌。