Luntaの小さい旅、大きい旅

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ジョージア再訪 15 メスティアでハイキング

2023-09-01 11:29:34 | コーカサス

7月10日

 
なかなかしゃれたものもある宿の朝食を食べて、9時に車で出発。

しかし昨晩はずっと雨。
 今朝も雨が続いて、雲が地面に着きそうになっている。

10分ほどで川に沿った道端で車を停め、しっかりとレインウェアを着こんでハイキング開始。
 
しかし行く手は相変わらず低い雲に覆われている。

牧草地の間を少しづつ上がって行くと、雲の下にたくさんの塔のある村が見えてきた。
  
  
  
近くで見ると塔は石造りで堅牢そのもの。梯子を掛けなければ入れない入り口の他は最上階に窓があるだけで、その他は明り取りもない。

この塔は「復讐の塔」と呼ばれ、この上スヴァネティ地方独特のもの。
ガイドに聞くと「外敵から身を守るため」と言うが、普通の戦争や侵略なら村単位で要塞を作るだろう。しかし復讐の塔はなんと各家に一つづつある。
なんでもこの地方では家同士でなにかあると相手を殺さなければすまず、そのような抗争に備えて各家に塔が造られたというからすさまじい。


このムラヒ地区には塔を備えた小さな村がいくつもあるが
  
今は幸いにして牛さんたちがのんびりと草をはむ平和な光景。

  
  
歩いて行く野原は花でいっぱいで、雨はうれしくないが花の写真を撮るには好都合だったりする。

雨に濡れてしっとりしたメスティアの花々はこちら↓


 
急こう配ではないが少しづつ高度を上げて
 峠に来ると飲み物を売る屋台があった。
女性が二人、サンドイッチやクッキーなども売っているようだったが、残念ながらここでも雨が降り続いているのでそのまま素通り。

 
林の中を下り、広い野原に出ると
 眼下にメスティアの中心街が見えてきた。

その手前に見えるのはメスティア空港。
 
面白い形のターミナルビルがあって、トビリシとクタイシから結構な頻度で飛んでいるらしいが、飛行機の姿は見えなかった。

かなり下まで下ったところで、ようやく屋根のある小屋(?)があったのでここでお昼。
 
お赤飯は添乗員のお手製、でも食べきれなかった。

昼食後は1時間もかからず降りてきて
 
 
濁流の流れる川を渡って15時半にホテルに帰還。

 本日歩いたのは地図の点線部分。
歩行距離は15キロ、レインウェアのおかげで大汗かいたけれど、ようやく雨も上がった。


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