自粛解除となればじっとしていられるわけがない、早速新幹線に乗っておでかけ。
乗車したのは6月19日のお昼出発のやまびこ。
平日昼のためもあるだろうが、乗車率は20%ぐらいで密とは程遠い。
グランスタで仕入れたネギたまサンドと穴子がたっぷり入ったお稲荷さんを食べていれば
那須塩原にはすぐに着いてしまう。
ここから目指す大丸(おおまる)温泉までは路線バスを使うが、旅館に申し出ておけば無料乗車券がもらえて、料金は片道1500円近くになるので助かる。
那須塩原駅には去年の3月に来たばかりだが、塩原方面がいかにも山の中の温泉地行きと言う感じだったのに比べて那須方面は別荘地。
途中にはファンシーなカフェやらレストランが多くて、その違いが面白い。
それも那須湯元や殺生石まで来ると硫黄の香り漂う温泉地になって、その先はまさに山の中。
駅から1時間10分で標高1300mの大丸温泉に到着する。
バスは大きな駐車場に停まるが、すぐ隣には宿の送迎車が待っていてくれるのですぐに乗り込む。
宿まではすぐなのだが、この時はかなりの雨が降っていたのでありがたい。
おなじみ日本秘湯を守る会の宿、「大丸温泉旅館」。
入るとすぐに広々としたロビーがあって、本来ならここでチェックインをするのだろうが感染防止とあって記帳をしただけですぐにご案内。
館内はあちらこちらに生花が見事に活けられ、飾られた陶器や染色は館主のご兄弟の作品だとか。
通された部屋は3階の8畳間。コロナ対策としてすでに布団が敷かれているのでいささか狭いが、すぐにゴロゴロできるのはありがたいかも。
窓の外は雲で真っ白。
早速浴衣に着替えようとするとここはXSからXLまですべてのサイズが揃えられていて、これは便利。
洗面所のアメニティーも豊富だし、今回レディースプランでお願いしたらせっけんとハンカチが付いてきた。女性好みの宿だろう。
さて、それでは待望の温泉へ、とまずは内風呂へ。
奥の桜の湯が女風呂だが、その手前に貸し切り風呂があって、覗いてみるとかなりの広さ。脱衣場も広くて子供連れなどに良さそう。
内風呂の方は20人は入れそうなほど大きく、アメニティーも充実。
お湯は床に滔々と流れるかけ流し、成分上は単純温泉だがメタケイ酸が多いそうで、お湯の中で肌をこするとスベスベ。
しかし湯温は42℃ほど、湯気もこもって暑いので、体を洗ったらすぐに用意されたワンピース型の湯あみ着を着てこの宿自慢の露天へ。
案内図の通り、ここは宿の前を流れる川が温泉になっていて、真ん中の広い部分は混浴なのだ。
とは言えここは女性だけではなく男性にもトランクス型の湯あみ着が用意されているのが珍しく、これはほかでも採用していただきたいほどありがたい。
一番広い「白樺の湯」は場所によって熱いお湯が出ているので適温を探して石がごろごろする中をうろうろ。
その上流の「あざみの湯」の方がぬるくて長湯ができるのでこちらでゆったり。
しかし配置図を見ると一番上流にあるのは女性専用露天、そこが当然一番新鮮なお湯なので内湯を通って移動。
女性専用露天は2つあって、こちらは屋根のかかった「石楠花の湯」。
ここから階段を上り下りした先にあるのが一番上流の「山ゆりの湯」。
奥から熱いお湯が流れ込むここは期待した通り鮮度抜群で一番気に入る。
配置と言い、男性専用はないのに女性専用露天は2つもあることと言い、やっぱりここは女性上位の宿(笑)。
お湯を堪能したら飲泉所で温泉を一杯。
胃腸に良いそうだが、癖がなくてとても飲みやすくおいしい。
さらに湯冷ましにロビーの奥へ行ってみると
乃木希典将軍ゆかりの品展示コーナーなるものがあって、毎年ここへ湯治に訪れていたという将軍のスリッパやらシャツまで並んでいる。
館内には昔使われていたという山駕籠が展示されていて、現在バスで来るのも大変な山の中、昔はさぞやと思うが、乃木将軍はまさか駕籠ではいらっしゃるまいね。
夕食は18時から、食事処の個室で。
メインは栃木和牛のしゃぶしゃぶで鍋の片側には温泉水、もう片側にはあご出汁が入っていて、このお出汁にはしっかり塩味が付いているので何も付けなくてもお肉がおいしく食べられる。これは今度まねしてみよう。
稚鮎もアツアツが運ばれてきて、目にも美しい食事は完食。
夜中に入った露天も気持ちよく、ただ立派なお布団は山の中とは言え暑かった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
最新の画像[もっと見る]
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
- 「南極飯!」@東京農業大学博物館 6日前
1週間ぐらいゆっくり行くといいですよ。
おすすめは東鳴子の大沼旅館。
湯治部屋でもWiFiがしっかり入るし、軽めの食事は毎日日替わり、周辺の温泉は入り切れません。
早く行けるようになるといいですね。
空いてて良かったですね。
私ももう少し動けるようになったら行きたいな。
乃木大将はもちろん乗馬ですよね。
奥様は駕籠かなあ。
那須は温泉のにおいがすごくて
モーレツに効きそうです!
乃木将軍は馬で行かれたことでしょう。
パカパカヒヒーン!ハイドウドウ♪