7月11日 続き
今回のツアーでは毎日ハイキング。
なので添乗員は山旅専門、さらにここから男女二人の現地ネイチャーガイドが付く。
彼らに先導されて大通りのバス停へ。
砂で上手に犬を作る人や路面電車の運転手に愛想を振りまかれながら
我々は路線バスでパッチャーコーフェルと言う所まで40分ほど。
途中、目立つ塔のような物を発見。
これは建築家、ザハ・ハディッドが設計したジャンプ競技台。反対側の山にはやはり彼女の設計したロープウェイ駅もあるそうだが、今回は残念ながら見られなかった。
インスブルック市街の標高は574m、そこから山道を上がって来たこの麓駅が1009m。
ここからロープウェイで1965mの山頂駅まで行き、そこから地図の赤い印を辿って別のロープウェイ駅まで歩くのが今日行くツィルベンヴェーク・ハイキングコース。
ロープウェイのゴンドラは8人乗り。ここは元々スキー場なので扉の外にスキー板を立てられるようになっている。
途中一回乗り換えがあって、到着した山頂駅にはきれいなテラス。
最高のお天気でここから周りの3,000m以上の山々がくっきり。この中にドイツ最高峰、ツークシュピッツェも見えていたはずだが2,962mなのでオーストリア人にはバカにされる。ちなみにオーストリア最高峰は3,798mのグロスグロックナー。富士山よりほんのちょっと高い。
ここから木の門をくぐってハイキング開始。
このコースはほぼ水平に歩くだけなので楽ちん。周りには子連れ、犬連れで手ぶらの人もいっぱい。
距離や所要時間、強度を示した標識も実に分かりやすい。
眼下にはインスブルックの街が見え
山肌を赤く染めるのはアルペンローゼ。名前はローゼだがツツジの一種だ。
ガイドはもう終わっているかもしれないと言っていたがまだきれいに咲いていてラッキー。
今日見つけたそれ以外の花はこちら ↓
こうして歩くこと4時間、トゥルファインアルムの山小屋が見えてきて、また木の門をくぐったらハイキング・コースは終了。
山小屋のテラスでお昼になった。
メニューに自家製とあったのでまずいただいたのはバターミルク。
牛乳からバターを作る脂肪分を除いた後のもので、乳酸発酵しているので濃ゆい飲むヨーグルトといった感じ。おいしい、けれどすごい量。これだけで一食分はゆうにある。
パンにチーズ、ベーコン、丼いっぱいのザワークラウトに続いては
きのこに青菜、ベーコン、チーズ入りと4種類もクヌーデルが出てきた。これをそのまま、あるいはコンソメスープに入れて食べる。クヌーデルとはマッシュポテトに片栗粉を入れたものなのでめちゃくちゃお腹にたまる。しかしこの昼食はいかにもチロルらしくて楽しかった。
食事を終えたら花畑の中をちょっと歩き、標高2,055mのGlungezerロープウェイ駅に到着。
ここからまたロープウェイを乗り継ぎ、トゥルフェスという村から路線バスでホテルに戻ったのが16時過ぎ。
この後はもう大きな町には泊まらないので、最初で最後の買い物をしようとホテルのすぐお向かいにあったデパートへ。
もう当然のごとく日本食ラウンジなんてものもあったが、リンツの山に引っかかってしまった。
夕食は今夜は街中のレストランで。
メインはこれも代表的チロル料理というTiroler gröstl。ベーコンとひき肉、茹でたジャガイモを炒めたものでチロル版肉じゃがといったところ。こう言っては失礼だが、ランチといいこれといい、昔のチロルは貧しかったのだろうな、と思わせられる料理。
デザートのアップル・シュトゥルーデルがさすが本場、とてもおいしかった。
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いもだらけですね。
チョコレートはさすがの山積み!
虫歯になりそう・・・
あの立派なガタイもイモでできている。
チョコレートはお高かったので大事に少しづつ食べているので大丈夫です。
写真のはデカくて、バニラアイスが溶けた上にケーキが乗っかっている?美味しそうです。
ミュンヘンの駅あたりは、油っぽいマクドナルドのようなおかずしか売ってなかったし、イモイモ!わかります。ローマとパリをチョイと行っただけでも野菜果物が豊富で美味しかった。
ドイツや東欧は元々厳しい気候で農作物が豊富ではないのですよね。特に産地のチロルでは限られた食材しかなかったのだろうと想像できる食事でした。