Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

チロルの旅 4 ホッヘッツ・ハイキング

2024-08-24 16:28:27 | ヨーロッパ

7月12日

朝食の後、インスブルックのホテルをチェックアウトして東へ小一時間、キュータイという小さなダム湖へやって来た。
予定ではここからハイキングのはずだったのだが、朝からの小雨がここに来て雷雨になってしまった。

そこでガイドの判断により予定変更、さらに南へ1時間走って今夜宿泊予定のウムハウゼンという小さな村のホテルに入った。
 
この辺りはスキーリゾートであると同時に最近はサイクリングも盛んらしく、ロビーには自転車の整備のための道具もしっかり備えられている。
 
ありがたいことに部屋にも入れて、ベランダからは山の麓の村も見える。

雨はほとんど止んできたので、荷物を置いたらまた車に乗り、15分ほどのエッツという村にあるロープウェイ乗り場へ。
  
 この村の標高が1,000m弱、ゴンドラで上がるホッヘッツは2,020m。

 
降りた所には子供の遊び場などがあるが霧にけぶって真っ白。
  
 
サルオガセやアルペンローゼなど見える中を歩いて行くうち、時々霧が晴れて周りの山が見えるようになった。

 1時間ほど歩いて見えてきたのはバルバック・アルムの山小屋、1,957m。
 
今日はこちらでランチ。チロルのハイキングではお弁当を持ち歩くことなく、毎日暖かいお昼を食べられるのだから優雅なものだ。

 最初に頼んだのはエルダーフラワーのジュース。和名はセイヨウニワトコというそうだが、小さな花をシロップ漬けにしてあり、これが癖がなくておいしい。
 
麦の入ったスープに、今日はソーセージとザワークラウト。毎日食べていると味の良し悪しがわかってくる。

 昼食を終えて外に出ると雲がどんどん晴れてきて
  
 
きれいな青空になった。雨に濡れた後の花もきれい。
 

 
眼下の村や背後の岩山を見ながら往路とは違う道をロープウェイ乗り場まで戻ると

所々にこの辺りで見られる動物の木彫りがあるのだが、これが微妙にヘタウマでおかしい。
 ロープウェイ乗り場の脇にはこんな池があったとは。

 
ロープウェイでエッツに降りたら路線バスでウムハウゼンへ。
 とんがり屋根の教会の脇を通ってホテルに帰還。

今夜の夕飯はこの教会の隣にあるレストランで。
  
 
箱にスプレッドと一緒に入っているのはカリカリのクッキー。この地方の物らしいが、これが塩味でおいしい。
 メインはウィンナーシュニッツェルだけれど、ここのは平らに伸ばすのではなく丸めてある。
 そして「ここのはおいしいんだよ」とガイドお勧めのジェラート、10種類以上あるうち全員同じものを3種類選べというのでみんなで多数決を取って大騒ぎ。結局バニラとアプリコット、チェリーに決まったけれど、本当にどれもおいしかった。
しかしジェラート一つでこれだけ盛り上がるとは、楽しい夕食になった。


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