Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

17年台湾縦断 4 哈瑪星と駁二芸術特区

2017-05-01 17:00:18 | 東アジア
4月8日 続き

フェリーを降りたら哈瑪星に残る日本統治時代の建物を探して歩く。

まずは最も日本らしいこちら。
 警察官たちの武道場だった武徳殿。
 
今もきれいに維持されて道場として使われている様子。

そして浜線の由来となった高雄港駅。
 
今は打狗鐵道故事館になっているが
 
昔のままのホームに機関車が1台あるだけ。
 
駅舎内は観光案内所になっていてこちらがメイン業務のようだが、カウンター上の巣箱のようなものは何に使われていたのだろう。

この周りには他にも旧警察署や書店のレンガ造りの建物。
  
 
角が丸くなった建物もいくつかあって
 
こうした古い建物の維持、利用はこれからすすめようとしているようだ。
 

街中をグルグル歩き回っていたら暑くてたまらなくなったので、フェリー乗り場前のかき氷屋が並ぶ一角へ。
 
「福泉」と言う店でマンゴーにはまだ早すぎるのでフルーツ・タピオカ氷(55元)を注文。するとちょっと地味なこれ、乗っている果物がすべておいしくて、特にグアバは今までおいしいと思ったことがなかったのだがここで開眼。
氷もペロッといけちゃって、ここにかき氷屋が多いのは必要だからなんだと納得。

氷でクールダウンしたあとは地下鉄に1駅だけ乗って鹽埕埔駅で下車。
5分ほど歩くと古い倉庫が見えてきて、これが目指す駁二芸術特区。
 
岸壁沿いの倉庫を若い芸術家やショップに利用させている施設だが、エリアは3つに分かれていてかなり広い。
 
倉庫の脇では線路を建設中で、これは現在部分開通しているLRTがここを通って西子湾まで延びるようだ。

芸術区なので倉庫の壁には様々な壁画が描かれ
  
  
微妙なところについた蛇口は子供連れのお父さんが水を出して大喜び。
 
いたるところに変わったオブジェが置かれている。

倉庫の前には観光船などの出る埠頭があり
 
日本で言えば海上保安庁所属の船も何艘か停泊している。

このすぐそばにあったボートをひっくり返して倉庫に入れたようなこちら。
 
中はおしゃれなカフェになっていて驚く。

 
他にも小さな店がたくさんあり、広場には手造りの品を並べたテントも出ていたが、商品は若者向けの物ばかりで食指が動くものはなし。
しかし来るたび思うが、台湾では若いクリエーターたちがのびのびしている。
日本の若い子たちにはこれほどの活躍の場はあるだろうか。

夕食にはまだ時間が早かったので、この後は一度ホテルに戻って休憩。
暗くなり出してからちょっと歩いて、今夜もB級グルメ。
 
台北では見かけない焼肉飯のお店で、シンプルなオーダーは筆談で。
 
一枚一枚焼いた薄切り肉を載せたご飯は魯肉飯よりもあっさり、ハマグリのスープがまた出汁が良く出ておいしくて、これでたったの90元(約330円)なのだからたまらない。

食後は腹ごなしにちょっと遠回りをして、美麗島駅の六合夜市とは対面にある南華観光夜市をちょっと覗いてみた。

道の入り口には看板があり、中はアーケードになっているが、ほとんどは安い衣料や靴の店ばかり。
 
アーケードが切れた先や脇道に食べ物屋台が少し出ているだけで、観光となうってはいるが完全にローカル仕様。
 
しかしこの屋台で作ってもらったパイナップルとグアバのジュースは最高においしくて、しかもたったの35元。
こういうところにこそ安くておいしいものが隠れているかもしれない。

と、この日は3万歩近くも歩いてしまったのでさすがに足がだるくなった。
そこでホテルのすぐ近くのマッサージ屋で1時間足裏をお願いすると、ベテランのおじさんの技で驚くほど脚が軽くなった。
それ以上にちょっと揉んでもらった肩のコリが取れたのには感激。さすがプロだ。


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コメント (3)
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