6月3日
朝食を食べたら友人の車で送ってもらって空港へ。
今回の旅、友人たちには本当に世話になった。おかげでスコットランドを満喫できて、すっかりスコットランドびいきに。スコットランド人たちがなぜイギリスから独立したがるのか、ちょっとわかった気分。
チェックインをしたら出国手続きはなく、そのまま免税店エリアへ。
当然のごとくウィスキーがずらりと並んでいるが、その中になんとサントリーの「季Toki」なるものがある。
調べてみるとこれ、海外でのみ売られている日本産ウィスキーとか。しかしこれをわざわざスコットランドで買う人がいるのだろうか。
エジンバラ空港のラウンジは Aspire Lounge 一つだけ。
しかしここ、狭くて落ち着かず、朝食時間帯のせいもあってか、パンなど出てくるとあっという間になくなってしまう。
10:35発予定のターキッシュエアラインズは30分ほど遅れて出発、4時間半の飛行で現地時間17:15にイスタンブールに到着。
しかし東京行きの出発は午前2時。たっぷり時間があるのでトルコに入国することにした。
ところが新しくなったイスタンブール空港はとにかく広い。
到着ゲートから延々と歩いて、入国審査は簡単だったが到着ロビーに出るまで30分もかかった。
そしてすぐに向かったのはこのロビーの一番端にあるターキッシュエアラインズのホテルデスク。
ターキッシュエアラインズは太っ腹で、乗り継ぎが一定の時間以上あるとホテルを無料提供。それ以外にも時間帯と滞在時間に合わせて無料のイスタンブール観光を数コース用意、どの搭乗クラスでも参加できるのだ。
今回は夕方の到着なのでコースに選択の余地はなかったが、受付で出発便の搭乗券を見せるとこんな札をくれてしばらく待つように言われた。
18時半になると参加者が集合。
世界中からのお客さんがバス2台分、100人はいただろう。
出発してすぐに高速に乗り、走ること40分。空港近くは何もない感じだったが
次第に家が増えて、やがて超高層ビルが何棟も見えてきた。
思えば最後にトルコに来たのは20年以上前、イスタンブールも変わって当たり前だ。
旧市街に入り、バスを降りたら船着き場へ。
反対側にはシーフードレストランがずらりと並び、周りは野良ネコだらけ。
船に乗り込んだらもちろんデッキへ。
出航したらすぐにガラタ橋をくぐるが、橋のたもとにはウェディングドレス姿も見える。
ガラタ塔やクルーズ船など見ながら進むと左手に大きなショッピングモールが見えてきた。
ガラタポートというらしいが、もちろん昔はこんな施設はなかった。
さらに行くとドルマバフチェ宮殿が見え
その隣はチュラーン パレス。今はケンピンスキーホテルになっているそうで、テラスには大きなパーティーでもやっているのか、ドレスアップした人たちがいっぱい。トルコの富裕層に違いない。
その先、第一ボスポラス大橋の下まで来て、その先に第二ボスポラス大橋が見えた所で折り返し。
次第に夕焼けになる中、乙女の塔やモスクの塔を見ながら出発点に戻って
ちょうど1時間でクルーズは終了。海風に吹かれて気持ち良かった。
この後はドルマバフチェ宮殿の近くまでバスで移動し、時計塔の下のカフェへ。
このツアーはなんと夕食付。暗くてぶれてしまったが、スープにキョフテ、ヨーグルトに飲み物でおなかいっぱい。同じテーブルに座ったメキシコ人と話すと、なんとテイラー・スウィフトのコンサートを見にヨーロッパのどこやらに行った帰りとか。いろんな国からいろんな人が来ていて実に面白い。
食後はバスに乗って、空港には22時半に到着。ちょうど4時間のツアーだった。
搭乗券は既に持っているが、ビジネスクラスの入り口から入ると入国審査も人がいなくて楽々。
今度はMiles & Smiles Loungeではなく、壁の反対側にあったビジネスクラス・ラウンジへ。
すると造りはほぼ一緒で、ただし人の数がだいぶ少ないのでほっとする。
ライブキッチンがいくつもあるのも一緒で、ピデを作っている所も見られる。
そんなわけで夕食はもう食べたのにまたピデとバクラバをもらってしまった。
このラウンジで3時間ほど過ごして、やっと東京行きに搭乗。
機内で5時間ほど眠って夜の羽田に着いたらかえって時差ボケしてしまった。
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6月2日
長かったスコットランド滞在もとうとう最終日。
シンガポール人と一緒に街に出て、バスを降りた所で別行動。
旧市街の模型やロイヤル・アカデミーの前を通って
自分がやって来たのは国立スコットランド美術館。ありがたいことに入場は無料。
館内は八角形の部屋が繋がっていて、ルネサンス期から印象派まで網羅。もちろんスコットランド人画家のコレクションが充実している。
ロンドンやパリ、マドリードなどの巨大美術館に比べればこじんまりしているが、レオナルドやベラスケス
ゴーギャンも質のいいものがあるし、スコットランド人画家によるスケーターの絵も妙に好き。
しかしここにぜひ来たかったのはこの美術館にフェルメールが一枚あるから。
「マルタとマリアの家のキリスト」
フェルメール最初期の作品で、その後の室内画に比べるととても大きい。そのためか日本でのフェルメール展には来なくて、初めて実物にお目にかかった。
しかもラッキーなことに、ちょうどこの時、ロンドンのナショナル・ギャラリーからも一枚出張に来ていて
フェルメールを2枚、同時に拝めるありがたさ。「ヴァージナルの前に立つ女」はフェルメールの晩年に近い時期に描かれたもの。この間20年ほど。最盛期の輝きはまだないとはいえ、やはり溌剌とした初期の絵の方が魅力的に感じる。
美術館を出たら次は昨日見たスコットランド国立博物館へ。友人お勧めの見晴らしを楽しもうと新館の小さな入り口から入る。
すぐに屋上へ行こうとエレベーターを見つけたが、これがとても小さくて何人も乗れない。特に乳母車などが来たら狭くて大変。途中で上りを待ってもすでに満員なので下りに乗ってまた上がったが、なぜこんなに小さなエレベーターなのだろう。
屋上テラスからは確かにエジンバラ城が良く見え、日当たりも良くて気持ちいい。
帰りは階段を見つけたが、これもとても狭くて、しかもわかりづらい。博物館はこのテラスにあまり上がってほしくないのだろうか。
さて、スコットランド国立博物館は新館と旧館に分かれていて、新館はスコットランドの歴史に特化している。
時間があればじっくり見てみたかったが、昼に待ち合わせをしているので一階だけ大急ぎで見た。
ここでの人気はスコットランド女王メアリー。
大理石の立派な棺があるが、これはウェストミンスター寺院にあるもののレプリカ。
銀の小箱にはメアリーがボスウェル卿と不倫し、亭主のダーンリー卿を殺害した証拠の手紙が入っていたとか、映画や小説でおなじみだが面白すぎる。女王としてあまり賢い女ではなかったと思うが、スコットランドではやはり人気なのだそうだ。
もう一つ、目立たない所で見つけたのはシェトランドのSt. Ninian's 島から出土した銀器。
8世紀ごろのもので埋められた経緯などは謎だそうだが、洗練されたデザインで素敵だ。
シンガポール人とは最後にスコットランドらしいランチを食べようとお勧めされた店の前で待ち合わせたが、残念ながら満席で入れず。
そこでまた博物館に引き返して地下のカフェへ。
ここ、ちゃんとスコットランド料理がメニューにあって、いただいたのはカレン・スキンク。クラムチャウダーのようなクリームスープに燻製のタラや野菜がたくさん入り、ちょっとしょっぱいがおいしい。
そう言えばスコットランドの食事はどこも塩気が強かった。
食事の後はまた別々に博物館見学。
旧館は模型でもわかる通り、真ん中がガラス天井の吹き抜けになった面白い造り。
1階に面白いからくり時計があって、これは2000年1月1日にお披露目されたという Millenium Clock。
ちょっと不気味な人形たちは20世紀に起こったいろいろな出来事を表しているのだとか。
展示は多岐に渡ってしっかり見るのは大変だが
工芸のコーナーにはここにもマッキントッシュの家具があった。
アジアのコーナーもあったので覗いてみると
日本の甲冑などと同じ部屋に毛沢東バンザイの諸々が並んでちょっと不思議な展示だ。
最後に大好きなミュージアム・ショップを覗くとクローン羊ドリーのグッズがあった。
実はこの博物館にドリーの剥製があるとのこと、見逃してしまった。
エジンバラの旧市街はこれで終了、最後に新市街も見ておこうと
大きなショッピングモールの中を通り、ジョージ・ストリートへ。
広い通りの両側に「新」と言っても19世紀の建物が並ぶが、1階はブランドショップや高級そうなレストランやカフェになっていて、日曜日にはあまり活気がなかった。
観光もこれにて終了、最後はバスに乗り、大きなスーパーで買い物をして友人の家に戻った。
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6月1日
スコットランド滞在も残り2日となってようやくエジンバラ観光!
今日は地元っ子の友人が案内してくれる。
バスに乗って、まず降りたのはカルトン・ヒルの麓。
大勢の観光客と丘に上れば
写真でおなじみの風景が広がり、遠くには海も見える。
反対方向、Arthur's Seat と呼ばれる丘の下に見えるのはホリルード宮殿。
宮殿の手前、丘と丘の谷間に線路が伸びていて、先日降りたウェイバリー駅も見える。
線路を渡って門の隙間から宮殿を眺める。この日は王弟のエドワードが来ていたらしい。
そのお向かいにあるのはスコットランド議会。このモダンなデザイン、当然地元民には評判が悪い。
ホリルード宮殿からエジンバラ城までまっすぐ伸びているのがロイヤルマイルと呼ばれる道。
立派な石造りの建物がびっしりと続くが
グラスゴーのような重厚な威圧感はなく、どこか女性的でかわいい。
土産物屋ばかりではなく、スコットランドらしさがいっぱい。「ジキル博士とハイド氏」のモデルとなった男の名を冠したパブもある。
王冠のような塔の目立つセント・ジャイルズ大聖堂まで来ると土曜日ということもあってすごい人出。
あたりには当然のようにバグパイプが響き渡る。
この先にエジンバラ城があるが、ここから丘を降りて線路の両脇に広がるストリート・ガーデンへ。
この日は快晴で気温は20℃以上、芝生の上で日向ぼっこをする人がいっぱい。
公園の隅にあった小さな小屋は公衆トイレかと思ったら昔は交番だったそう。
今はスナックの売店になっているものもある。
本日のお昼は友人おすすめのフレンチ・レストラン、「Forage & Chatter」で。
今回の旅、まともなレストランに入ったのはここだけ。さすがにおいしい。ずっと泊めて夕食まで作ってくれた友人に感謝のランチ。
ゆっくりお昼を食べたらウォーキング・ツアー再開。
お城の下を通り、階段を上がると
グラスマーケット。元々家畜市場があり、昔は絞首刑場でいかがわしいエリアだったそうだが、今は飲食屋台でいっぱい。
この少し先にはエジンバラ大学のキャンパス。いくつも重厚な建物が並んで
Futures Institute が古い建物に入っているのも面白い。
屋上の見晴らしがいいというスコットランド国立博物館の前には
スコットランド版ハチ公のボビー君の銅像。裏の教会の前にも記念碑があるが、犬が飼い主の墓を14年も守ったという話はどうもパブの客寄せのためくさいとか(笑)。
ちなみにこの裏の教会の墓地からハリー・ポッターの作者が本の登場人物たちの名前を借りたということで、この日もハリー・ポッター・ツアーがガイドに先導されてうろついていた。ついでにJ.K.ローリングの家は友人の家の近所だ。
墓地を出ると弧を描いた道にカラフルな建物が並ぶビクトリア・ストリート。
長い行列ができているのはハリー・ポッター博物館。ハリー・ポッターの経済効果、恐るべし。
この通り沿いの建物は2階も通路になっていてカフェなどが並ぶ。
この2階を通り抜け、さらに少し階段を上がるとエジンバラ城の門の前。
高い崖の上に建つ城の姿は印象的だが、中には興味がないのでここから眺めただけ。
城の前にはもう8月のミリタリータトゥーのための観覧席が作られていて、おかげでここからの眺めは見られなかった。
お城からまた谷へと下りて行くと途中の家の屋根には猫。
最後は国立美術館のカフェでスコットランドのレモネードをいただいて観光終了。
天気にも恵まれた一日、友人のおかげでしっかりエジンバラを堪能させてもらえた。
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朝、スマホのメールをチェックするとクレジットカード会社からの連絡。
「不正利用の疑いがあるので連絡せよ」って、なに~。
サイト利用履歴をチェックしても疑わしいものはないので、「この連絡こそ詐欺じゃないのか」と疑心暗鬼になりつつも電話連絡。
すると「今朝、アメリカのオンラインで買い物をしましたか」って、してません!
一件は請求のあった時点で支払いストップ、もう一件は支払われたがすぐに戻してもらえるとのこと。
普段アメリカのオンライン・サイトなど利用しないので発覚したようだが、すぐに不正利用と判断して連絡してもらえるとはたいしたもの。
しかしカードは当然その場で利用停止、あちこちに登録してある番号は新しいものに更新しなければならないのが面倒だ。
それにしてもどこで情報が流出したのか。
最近このカードを使ったのは国立西洋美術館の売店とオンラインチケットのサイト。
チケットサイトが怪しいか。
皆様もお気を付けください。
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5月31日
朝食をいただいたら宿の猫にさよなら。
オーナーの方は我々がフェリー乗り場で待っていると、後から自慢のトライアンフのバイクを引っ張ってやってきた。
オーナーの趣味はクラシックカーのメンテ。本島でイベントがあるとかで、前日はオースティンだったか、四輪も一台、運び込んだとのこと。冬はスペインのカナリア諸島で過ごすというオーナー、悠々自適だ。
待つうちにフェリーがやってきて、ここを出てから本島着まで55分。
接続が良くて、なるほどこれなら本島に通勤するのも十分可能だ。
本島に戻ったら夜の飛行機の時間までたっぷり時間があるので島の西部へ。
深く入り組んだ入り江の奥にはきれいな集落があるが、水害などはないのだろうか。
やがて目指す場所の看板が見えてきた。
ここにも中華料理イベントの看板が。中華、よほど人気なのか。
しかし我々が目指すのは中華ではなく、Cake Fridge の方。
小さな集落を過ぎた道端に建つのはかわいらしいティールーム。そしてその店の前にあるのが Cake Fridge というケーキの自動販売所。
コンビニにあるような冷蔵ケースの中にケーキや土産物、飲み物まで入っていて、品物を取り出したら自分でお金を入れるオネスティボックス方式。村の女性が2014年から始めたもので、平和なこの島らしいとSNSを通じてすっかり有名になった。自分もそれに惹かれてやって来た一人。
しかしせっかくお店が営業中なので、ティールームの方へ入ってみる。
入ってすぐのカウンターにはいかにもイギリスらしいケーキが並び、お店のお姉さんたちもいい感じ。
6卓ほどのテーブルは次々にやって来るお客さんですぐにいっぱいに。周りには絵葉書やらマグカップやらお土産もたくさん並んで、辺鄙な所にあるけれどなかなか商売上手。
いかにもイギリスらしいビクトリア・スポンジ(£4.5)をいただいてみたが、ケーキがちょっとぱさついて、正直特別においしいとは言えなかった。
ここからもう一度ラーウィックに寄ってみると
大きなクルーズ船や本土からのフェリーが着いている町はすごい都会に感じる(笑)。
島を南へ下り、東岸のSandwick と言う所の展望台から海を眺めると右手に小さな島が見える。
目を凝らしてよく見るとこの島には石造りの塔がある。
Broch と呼ばれるこの塔は2000年ほど前に敵の侵入に備えて作られたらしく、一番大きなこの塔は13mもあって上まで上れるとか。
ここから島を横断して西岸に出ると、こちらには砂洲でつながった島がある。
降りてみれば白くて細かい砂浜がきれいな海の中を目の前の島まで500mも続いている。
海に入る子供や若い女の子たちもいるが、触ってみれば水はかなり冷たい。
渡った先は St. Ninian's 島。
ウサギの巣穴だらけだがこの島には古い教会の跡があって、その地下からは8世紀ごろの銀器が出土したとか。
緑に覆われた島はどこでも歩き回ることができて、ここで一日中ピクニックをしたら楽しそうだ。
最後は空港の近く、サンバーグ・ヘッドにまた寄ってみた。
またパフィンがいないかと崖下を覗いてみるが
いるのはウミガラスとカモメばかり。
諦めかけたところでやっと一羽発見。
さらに同行者が呼ぶので行ってみると
こちらでは二羽が盛んに巣作りに励んでいる。
パフィンはやっぱりかわいい!
Unst 島では見られなかったけれど、ここでまた見られてよかった~。
空港に着いたらレンタカーを返して、小さな売店があるだけの待合室へ。
今夜の夕食はSt. Ninian's の近くのコミュニティーショップで買ったエクルズケーキというもの。バターたっぷりのパイの中にレーズンが入り、上には砂糖がまぶされたこれ、とてもおいしい。イギリスにはまだまだ知らないお菓子がいっぱいあるようだが、どれも素朴だ。
定時の19時15分にエジンバラ行きの飛行機は離陸して楽しかったシェトランドとお別れ。
食べるものさえあれば(笑)この島にはまだ1週間ぐらいいたかった。
機内でまたスコットランドのお菓子をもらって、友人宅には夜9時過ぎに帰り着いた。
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5月30日 続き
Harmanessのハイキングを終えたら車で移動してお昼。
ガイド氏が予約しておいてくれた Victoria Vintage Tea Room は島でほぼ唯一外食ができる場所なので、室内もテラスもお客さんでいっぱい。
大きなスコーンとハム、サラダをおいしくいただく。
昼食後にやって来たのは Keen of Hamar と呼ばれる所。
道の先に見える小高い丘、よく見ると真ん中にフェンスが通り、左右の色が違う。
この右側、緑の濃い方は牧畜のために肥料をまき、牧草を植えた結果。実は左側が島本来の自然の姿なのだとか。この自然の貴重さから丘の半分だけがかろうじて自然保護区に指定されて守られているのだそうだ。
車を降りて茶色い方へ入ってみると、地面は石がゴロゴロする荒れ地に見える。
ところが地べたに顔を近づけてよく見ると
色とりどりのかわいい花があちらこちらに。
中でも貴重なのは Edmontston's Chickweed という小さな白い花。
高山で似たような花を見たことがあるが、この花はなんと世界中でここにしか存在しないのだそうだ。
小さな蘭も何種類かあって
この緑色の蘭は Frog Orchid。
なぜカエルなのかはよくわからない。
地面を這いつくばって植物探しをすることしばし。ガイド氏がいてくれたおかげでいろいろ見つけられたが、植物に詳しい人にはここは宝の山らしい。
それにしてもシェトランドの美しい緑、ほとんどは自然の姿ではないのかもしれないと考えると複雑な気分になる。
ガイド氏の専門である鳥もタゲリや、うるさくて不人気というミヤコドリ
ホンケワタガモなどいろいろ教えてもらう。
ツアーの最後は道端のバス停。これが Bobby's Bus Shelter という島で人気の観光地(笑)。
30年ほど前、このバス停から学校に通っていたボビー君、撤去されそうになったものを嘆願して残してもらい、以来大切に飾り付けるようになったのが今でも引き継がれているとか。飾りつけは季節によって変わり、行った時はなぜかカエル仕様だった。
ちなみにボビー君は今でも島在住、毎日ラーウィックまで通勤している、とはガイド氏情報。
16時45分には宿まで送ってもらってツアーは終了。
その後はまた自分たちの車で島の北をめざし、Skaw と言う所まで行ってみた。
眼下に見えるのが「イギリス最北端の家」。その脇にはNational Cycle Road最北端のサインも見える。
National Cycle Roadはイギリスの東部海岸線をドーバーまで、1695マイル(2728キロ)続いているのだそうだ。
最北端の家の前はきれいなビーチ。
崖の上にロケットの発射台が見えるので格好の見学場所だろう。
今夜も夕食はスーパー内のパン屋のパイとインスタントスープになった。
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