文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

資格の取り方2(はじめに2)

2006-10-28 08:50:17 | 資格の取り方
 昨日の記事で触れた第1級無線技術士であるが、専門外の方にはなじみの無い資格なので簡単に紹介しておこう。この資格を持っていれば、法律上、すべての無線局の技術操作ができ、放送局などの大規模な無線局には必ず必要な資格である。現在は、名称が第1級陸上無線技術士と変更になっているが、無線関係の最高資格との位置づけられている。

 昨日の記事でも書いたように、私が受験した頃は、予備試験というものがあり、これに合格しないと本試験に進めなかった。現在は、規制緩和で、予備試験が廃止され、試験方式も記述式から多肢選択式になって、当時に比べればずいぶん合格しやすくなっている。

 予備試験の問題を調べて見ると、電気回路、電子回路、電磁気学、電気計測関係の基礎的な問題が出題されており、自分の持っていた知識でとりあえずなんとかなりそうな気がしたので、受験することにした。

 本試験を受けたのは、予備試験合格後数年してからである。就職のため環境が激変し、しばらくは受験する気が起こらなかったためである。

 本試験は、法規、無線機器、空中戦及び電波伝搬、無線測定の4科目であった。法規はさすがに初めて勉強する科目であるが、無線機器の内容はかなりの部分が、また残り2科目もある程度は学生時代に学んでいた内容と重なっていた。そのため、勉強でそう苦労した覚えも無く、一発合格をすることができた。この試験は、科目合格制度を設けているので、かなりの人が、科目合格を積み重ねていくにもかかわらずにである。

 これをきっかけに、すっかり資格の世界にはまってしまった感がある。なにはともあれ、最初は、自分がベースとするところに最も近いところから初めて、成功体験をしだいに積み重ねていくことが色々な資格を取る早道ではないだろうか。      (続く)

(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)


 人気blogランキングへ ← 人気blogランキングに参加しました。お気に召したらクリックしてやってください。


風と雲の郷 本館(楽天ブログ)はこちら 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする