文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

資格の取り方3(テキストの選択)

2006-10-29 08:26:07 | 資格の取り方
2.勉強の仕方

(1)テキストの選び方
 勉強を始めるに当たって、最初に行わなければならないのがテキスト選びである。ここで苦労されている方も多いであろう。資格学校に通っている場合や通信教育を受講している場合には、あらかじめテキストが指定されているだろうが、私の勉強法はあくまで自学自習を前提としているため、まずは、テキストを自分で選ばなければならない。資格学校や通信教育の有効性に関しては私なりの考えがあるが、それはまた別の機会に書くことにしよう。

 宅建や情報処理試験のような人気資格であると、テキストはたくさん出版されていてよりどりみどりであるが、マイナーな資格の場合には、テキストが試験の関係団体などから1種類しかでておらず、選択肢がまったくないこともある。私が昨年受験した、ラジオ・音響技能検定やディジタル技術検定もそうであった。そのような場合には、そのテキストでなんとかするしかないが、逆に、受験者の多いメジャーな試験の場合、書店にあるたくさんのテキストや問題集のなかから、自分の目で選択する必要がある。

 問題は、このたくさんの種類のテキスト・問題集からどれを選ぶかということである。テキスト選びは、試験の合否に大きく関わってくるので、ある程度慎重に行う必要がある。私の場合、選ぶ基準は以下の通りである。

○分厚くないこと
 たくさん書いてある分厚いテキストを選びたいと思うのが通常だと思うが、これはまったくの間違いである。専業の学生ならともかく、私のような勤め人には、元々たくさんのテキストを読みこなすだけの時間はない。内容が無くて薄いのは問題外であるが、適当にコンパクトで、内容が充実しているものを選ぶことである。

 何冊も、テキストをそろえる必要はない。どうせたくさん持っていても使いこなせなず中途半端である。ほとんどの資格試験のテキストは、基本的には1冊あれば十分である。なぜなら、資格試験の合格ラインは大抵が6割~7割程度なので、良質なテキストなら、たとえコンパクトでも重要なところはしっかり押さえてあり、重要事項をしっかり押さえておけば十分合格ラインに達することができるのである。

 また、高いからといって良いテキストとは限らない。自分の目でじっくりと選んで購入することである。(最初は難しいかもしれないが、色々な試験をどんどん受けていると、自分にあったテキストを選べるようになるものである。)

○練習問題の解答が詳しいこと
 テキストに問題がついているタイプのものが理想的だが、適当なのが無い場合は、問題集を別にそろえると良い。この場合も同じように、適当にコンパクトなもので、解答の解説が詳しいものを選ぶのが良い。解答の記号のみが書いてあるものは、決して買ってはいけない。詳しい解説があると、自分の解答と、考え方の筋道を比較できるので、理解がより進むのである。                           (続く)

(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)


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