広島駅の近くに用があったので、ついでに寄ってきた「尾長天満宮」。「天満宮」というからには、祀られているのは、菅原道真である。この辺りには、菅原道真が大宰府に左遷させられた際に、休憩を取ったという伝説があるようだ。
元々神社は山の中にあったらしいが、広島藩初代藩主浅野長晟に招かれた連歌師松尾忠正が霊夢を見たことにより、現在の地に移転されたという。
天満宮につきものの牛の像もある。
境内はこじんまりとした感じだ。
そして、こちらは、尾長天満宮からほど近いところにある「国前寺」。二代藩主浅野光晟とその夫人満姫の帰依により浅野家の菩提寺となった日蓮宗本山である。この寺は、稲生武太夫ゆかりの寺がとしても有名だ。かって三次で、稲生武太夫という若侍が、その胆力で妖怪を退けたという。その際、武太夫が妖怪の大将からもらった「ばけもの木槌」というものがこの寺に伝わっている。
たまたま本堂では、何か法要をしていた。
ちょうど昼時になったので、広島駅ビルにある「さむらい」という店で、カツ丼を食べる。値段は500円のワンコインで、味噌汁付き。
○関連過去記事
・広島みなと夢花火大会(広島市を歩く155)