文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学2017年度2学期の科目登録

2017-08-15 18:53:36 | 放送大学関係
 今日から放送大学の2017年度2学期の科目登録が可能なので、登録を行った。登録したのは以下の放送授業2科目と面接授業1科目。

〇放送授業
・錯覚の科学
・危機の心理学

〇面接授業
・心理学実験2

 登録に先立ち、先日受験した2科目について、裏技?を使って合否を確認。一応合格はしているようだが、成績は発表があるまでのお楽しみだ。

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書評:T_ADS TEXTS 02 もがく建築家、理論を考える

2017-08-15 14:18:42 | 書評:学術教養(科学・工学)
T_ADS TEXTS 02 もがく建築家、理論を考える
クリエーター情報なし
東京大学出版会

・東京大学建築学専攻

 本書は東京大学の無料オンラインコース「現代日本建築の四相」シリーズの「第一相 理論」をベースにしたものだ。この四相とは、「理論」、「技術」、「都市」、「人間」のことで、丹下健三の建築活動から得られた成果から見出されたもののようだ。

 この丹下健三を第一世代とすれば、現代は第五世代に当たるようである。本書は、この第四世代までの代表的な建築家の活動に、丹下健三という軸を通すことにより、気付きにくかった関係性や一貫性を浮かび上がらせることを狙ったものだという。

 本書は、各世代から2名を選び、自ら設計した建築を基にそれぞれの建築理論を語るという構成になっている。

 しかし、この理論というのが、実は私にはよく分からない。建築学というのは、一応工学部に所属しているものの他の理工系分野とは異なっている部分がある。それは、感性というものに大きく依存していることだろう。もちろん構造力学などといった分野などは、他の理工系と大きくは変わらないないだろうが、通常建築と言えばどちらかと言えば美術的な側面の方にスポットが当たっているように見える。

 他の理工系分野では、確立した理論というものは、客観的で人によって内容が違うようなことはない。しかし、本書に言う理論は、主観的であり、どちらかと言えば信念だとか考え方に近いもののように思える。だから本書を読んで思ったのは、人によっていろいろな建築に関する考え方があるんだなということ。だけど、通常の理工書を読むようなすっきり感はない。

※初出は、「本が好き!」です。
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