文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:KGBスパイ式記憶術

2019-03-27 16:51:20 | 書評:ビジネス

 本書は、スパイに必要な記憶をどのように強化すればいいのかを記したものだ。モスクワ大学の哲学部長秘書のアンドレイ・ニコラエビッチ・シモノフは、旧ソ連の諜報機関KGBにスカウトされる。本書は、このシモノフのスパイとしてのお仕事を、機密文書とシモノフの日記などにより描いたものだ。そして、合間合間にスパイとして必要な記憶力を養うためのトレーニング方法が挿入される。

 本書を読むと、スパイってこんな仕事をしているんだということが分かり、なかなか興味深い。しかし、このストーリーと記憶力トレーニングの関連性はよく分からない。まあ、スパイに記憶力が必要なのは想像できるので、記憶力トレーニングの部分はどこかに纏めても良かったかもしれない。

 ただ、記憶すべきものを場所などと関連付けて覚えるというのは、記憶術の芸を披露するには役立つかもしれないが、普通の人にはどれだけ役立つかとなると疑問だ。短期的なことならともかく、長期的に記憶しそれを役立てようとするのは難しいだろうから。でも、一度見た書類の情報をしばらくの間は、なるべく記憶しておきたい向きには役に立つものと思う。

 ともあれ、それほど難しいトレーニング法はないので、記憶力が減退したことに悩んでいるような人には記憶力回復法としていいだろう。 
 
☆☆☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県立広島大学で「情報学で何かできるのか」受講(2日目)

2019-03-27 13:15:39 | セミナー、講演会他
 今日も昨日に引き続き午前中は県立広島大学で「情報学で何ができるのか」を受講してきた。今日のテーマは、「情報学と経営との関わり」、「コンテンツ志向型ネットワーキング」の二つだ。前者は経営には情報が必要であることと県立広島大学の経営情報学部に入ると何か学べるかということ。後者は、通信トラフィックの増大に伴い、これまでのようなホスト指向型では行詰るので、その対策としてコンテンツ指向型ネットワークの紹介といったところか。

 受講者は幅広く、人生の大先輩のような方から、高校生まで。4月から県立広島大に進学するという人もいた。なぜ平日にも関わらず高校生がと一瞬思ったのだが、よく考えれば春休み期間中だ。

 昼食は近くの丼丸(どんまる)という店で、日替わりの海鮮丼を買う。今日はトロサーモンやネギトロなんかの丼のようだ。イクラも入っている。これでワンコイン500円とはなんともリーズナブル。また近くに行ったときには買いたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする