この記事を読んでいる人は、まず間違いなくインターネットを使っていると思う。(プリントアウトをしたものを誰かに読ませるような人がいれば別だが、そのような人はおそらくいないだろう)そしてインターネットのサービスで最もよく使われているアプリケーションが、Webだろう。
本書は、このWebのしくみについて基礎から解き明かしたものだ。放送大学の同名の教科の教科書でもある。
インターネットの起源は1969年に稼働したARPANETだと言われている。それから半世紀、スマートフォンの普及とともに、それまであまりパソコンと縁のなかった人もWebを使い始めた。もはやWebに全く触れたことがない人というのは珍しいだろう。
しかし、その原理まで理解している人は少ない。本書を読んで理解すれば、そのあたりはある程度理解できるものと思う。ただ、やはりこういった方面はある程度の予備知識がないと理解しにくいものだ。分からないことが出てくれば、それこそネットで調べればいいと思う。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。