文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学の面接授業科目登録変更

2020-02-27 10:12:54 | 放送大学関係

放送大学の面接科目の登録を変更した。変更は以下の通りだ。

銀河天文学 ⇒ 天文学への招待

同じような内容なのだが、最初のは4月、変更後のものは7月の開催である。

理由は、いま世間を騒がせている新型コロナウィルスだ。感染数を考えると確率的にはものすごく小さいのだが、4月はどうなっているか分からないし、考えてみると結構忙しい。これが7月になると大分時間の余裕ができるうえ、インフルエンザや風邪と同じような性質があれば、暑くなっていることもあり、騒ぎは一応の落ち着きを見せるだろうというので、それを期待して7月にしたというわけだ。しかし、この新型コロナウィルス騒ぎ、どうなるんだろう。

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明治開化 安吾捕物 その一 舞踏会殺人事件

2020-02-27 09:11:25 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 

 最近よく岡本綺堂の「半七捕物帳」を読んでいるが、たまには趣向を変えて、坂口安吾の捕物帳を読んでみた。これは「その一」に当たる話である。この話には、名探偵役として、結城新十郎という人物が出てくる。

 なんとこの作品には勝海舟が出てくるのだ。そして狂言回し役は、海舟に幼少のころ彼に剣術を習っていたという泉山虎之介という男。

 事件は、政商加納五兵衛が自ら主宰した仮装舞踏会で殺される。この事件を解決するのが結城新十郎という訳だが、虎之助に頼まれ海舟も推理を拾うする。新十郎の推理の方が正確だったのだが、海舟先生、自分は犯行現場を見ていないからと言い訳をする。

 なんだか語り口が、全体的にユーモラスなのだ。例えば、五兵衛の娘のお梨江。善鬼という男が、X国大使チャメロスにもらった舶来のマッチを、どこでこすっても火が付くと、靴の底でこすり点火して見せて自慢する。まあ、今では見られない黄燐を使ったマッチだったのだろうが、このお梨江

<「まア、珍しい品物。ちょッと、オジサマ」
 と、お梨江は目をかがやかせて、イスを立って進みでると、アッとおどろく善鬼のハゲ頭を片手でおさえて、力いっぱいマッチをこすった。お梨江の期待に反して火がつかないから、
「アラ、ウソつきね」>


という具合なのだ。ちなみに、この善鬼と言う男。フルネームを上泉善鬼といい、時の総理大臣なのである。

 これはしばらく安吾捕物に嵌るかな?

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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