久しぶりに大笑いできる漫画に出会った。主人公は万願寺千景という生粋のお嬢様。母親がフランス人と言う設定である。そしてそんな万願寺さんが大好きな生粋の庶民の志田(名前の方は不明の女子)。二人は良家の子息が通う恵辻学園の同級生だ。何故そんなお坊ちゃま・お嬢様の行くような学校に生粋の庶民である志田が通っているかというと、成績が良かったので、学業特待生として推薦されたらしい。
この万願寺さん、ちょっとへんなところがある。罪を犯した自分を罰するために激辛料理を食べるのだ。その罪というのが、美術のモデルをしているときに、くしゃみをして、皆の集中力を乱してしまったとか、走高跳をしたときに、初等部の時に母からもらった、髪を束ねるためのくまたんゴムを切ってしまったとか、知らずにアリの列を乱してしまったとか、そんなものばかり。
そして食べる料理が、激辛スープカレー、激辛チャーハン、激辛ラーメンといったようなもの。激辛スープカレー、店員の言うことには、「一口食べれば意識が遥か銀河の彼方に旅立ちます」ということらしい。激辛チャーハンでは、料理人がガスマスクをしてチャーハンをつくっているし、激辛ラーメンには、スープがペースト状になるくらいの大量の唐辛子が入っている。
それを万願寺お嬢様は、あくまでお嬢様の雰囲気を崩さず、上品に食べるのだが、そんなに辛い物ばかり食べてると、お尻がとんでもないことになると思うが。でもこれが1巻目だとするとまだまだ激辛料理がでてくるようだ。次はどんな激辛料理が出てくるのだろうか。
☆☆☆☆☆