本書は、痔主の1級建築士で漫画家のヒヅメさんと肛門科専門医の平田肛門科医院院長の平田雅彦さんにいろいろ聞くという形で展開していく。もちろんタイトルの通り漫画仕立てになっている。
ヒヅメ氏は、その職業がら座っての作業が多い。そのため切れ痔になってしまった。手術をして最初は快調だったのだが、また違和感を感じるようになり、痔の再発に怯える日々。
なぜか下の病というのは、あまり人から同情されない観がある。性病しかり、痔しかりというわけだ。だから、病気になってもあまり人に話さない。痔主というのは思ったより多いのかもしれない。まあ、こんな主なんて誰もがなりたくないだろうし、そんな権利をもし人に譲れるとしたら、熨斗をつけて即譲り渡したいだろう。
平田さんはその経験から痔の9割は自分で直せるという。そのためには生活態度を改める必要があるのだが、本書を読めば、どのような生活を送ればいいのか分かるだろう。大切なのは気長に、気軽に継続すること。短期的に効果の有無を判断してはいけないのである。本書には痔とはどんなものかから始まり、医者の選び方、痔になった時の食事方法やトイレの使い方、おしりにいい運動など、この壱冊を読めばあなたも立派な痔博士に(笑)。
以外だったのは、痛くない痔があるということだ。本書を読む前は痔になったら、どんな痔でも痛いのだと思っていた。いぼ痔(内痔核)は、歯状線と言うところより内側にできるのだが、そこには痛みを感じる神経が無いということで痛くないらし。とにかく痔に悩んでいる人は一読あれ。書かれていることは基本的には生活改善に関することなので、やって損はないと思う。別に壺を買うようなことをする必要もないし(笑)。
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