長瀞さんシリーズの最新巻で17巻目。美術部の草食系男子・八王子直人(センパイ、ハッチ―)と1つ年下の肉食系女子・長瀞早瀬(ハヤっち、トロちゃん)の織りなすラブコメである。
超ツンデレの長瀞さんも大分可愛らしくなってきた。最初の方ではツンの方が目立っていたが、この巻ではデレの方が目立ってきているように思える。なにしろ、他のみんなが渓流下りをしているときに二人でデートをしているし、最後はセンパイに膝枕なんかしているのだから。
長瀞さんは肉食系女子だが、ものすごく可愛いと言う設定。なにしろ、センパイの通っている美術系の予備校で、知り合いから「めちゃかわいい」と言われるくらいである。可愛い女子に膝枕をしてもらうのは男の夢。これには二人ともドキドキ。いやあ、青春ですな(笑)。
一番笑ったのは、柔道を再開した長瀞さんが必殺技に悩んでセンパイにアドバイスをもらうシーン。センパイが言ったのは、相手が技をかけてくるタイミングで耳元で「その技キモっ」とささやいて、相手の戦意をくじくこと。
今度の模試でセンパイは1位の町田(女子です)と勝負をすることになる。負けた方がヌードモデルをやるらしい。いやセンパイがヌードモデルになっても誰得なんや? 勝負のモチーフは長瀞さんらしいが、センパイは「魅力を一番知っている」と言い切っている。どれだけ長瀞さんのこと好きなんや。
果たして模試の勝負の行方は。そして二人の恋の顛末は?ここで次巻に続いている。
☆☆☆☆☆