本日近くのポストに秋田大学通信教育「地球科学コース」のうち「岩石学」の学習単位試験問題を投函してきた。一つ前の「一般科学技術コース」に比べれば大分早いペースだ。しかし、これが単位認定された場合、前回から引き継いだ単位数を合わせてもやっと終了要件の半分である。でもまだ2年以上余裕があるので、ぼちぼちやりたい。でもできれば来年中には全部終わらせたいな。
本日近くのポストに秋田大学通信教育「地球科学コース」のうち「岩石学」の学習単位試験問題を投函してきた。一つ前の「一般科学技術コース」に比べれば大分早いペースだ。しかし、これが単位認定された場合、前回から引き継いだ単位数を合わせてもやっと終了要件の半分である。でもまだ2年以上余裕があるので、ぼちぼちやりたい。でもできれば来年中には全部終わらせたいな。
これも異世界ものに分類されるが、とにかく笑える。主役は、中央アジアにあるというプルジア共和国の終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。何かを乗りこなすことにものすごく執着している。それは、動物だったり、飛行機だったり、国家だったり。そのうえ、武道の達人で、マスターした武道は数知れず。
どのくらいの武道の達人かというと、異世界ものにはつきもののトラックだって背負い投げしちゃうくらいだ。だから、彼が異世界へ転移したのはトラックに轢かれたからではない。彼の像の首の部分が墜ちて来て、それにぶつかった彼は、目が覚めてみると異世界へ転移していた。そこから彼の無双が始まる。
なにしろ武道の達人。ワイバーンロードだって力でぶっとばしちゃうのだ。おまけに魔力もすごい。この作品では、魔力が気の様なものとして扱われている。プルチノフの気の練り方は、オキナワで覚えたカラーテからきているらしい。
ところで、このプルチノフ、イラストのように人相が悪い。悪いというより凶悪なのだ。作品中では、奴隷商だとか邪神の神官だとか、さんざんな言われようである。ふとおもったのだが、プルチノフのモデルって絶対あの人だよね(笑)
最初はおっさんが主人公ってどうよとも思ったのだが、読んでいるうちにどんどん面白くなってきた。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。
漫画家のタマゴの藤原秋。ある日、彼が仕事場兼住居としているアパートの隣の部屋に夫婦で引っ越してきた仲井間真。彼女は秋の高校のころのあこがれの教師だった。なにしろ美人でたわわで、思春期の男子には大人気だったのだ。
どうもそのアパートの壁は薄く、秋は真の夫婦生活の嬌声を聞かされることに。かってのあこがれの先生のあられもない姿を覗き見してしまった秋の興奮すること。
真は夫婦生活が大好きなようだが、夫の方は、かなり歳が離れているので、彼女の要求には応えきれていない。真は夫が初めての相手なのだが、どうも万年欲求不満である。
このように、再び交流するようになった二人だが、なかなか一戦は超えない。越えそうで越えずに引っ張るのだ。艶々さんの作品らしく、エロいが、エロ一辺倒ではなく、その中に笑いの要素も結構ある。
しかし、自分の学校時代を振り返ってみても、こんなエロくて若い女教師なんていなかったと思うが・・・。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。
ブラックIT企業で働く、社畜ちゃんの頑張りを描いた3巻目。なお、表紙は、年齢不詳の先輩さんだ。何しろ、色々な社員の採用時の面接に関わっており、いつから居るのかよくわからない。朝が弱くて遅刻魔だが、面倒見がよく、社畜ちゃんたちからの信頼は厚い。社畜ちゃんも終電が無くなると泊らせてもらっているようだ。そして見た通りたわわなので(何が?)、前で腕を組んでいることが多いが、それがたわわなものを支えているとしか見えない(笑)。
さて、この3巻では、社畜ちゃんと同期ちゃんの本名が分かる。社畜ちゃんは佐倉桜花、同期ちゃんは百瀬桃華というらしい。そして2人が入社した時の様子が描かれている。今でこそ社畜ちゃん大好きな同期ちゃんだが、入社のころは、出世争いを意識してかなりツンツンしていた。
ところで、この会社ブラック企業ということになっているが、人間関係はそれほど悪くないようだ。パワハラやセクハラなどをしてくる人間は出てこないのである。ただ、仕事はむちゃぶりされるし、量も半端ではない。社畜ちゃんの今年中に叶えたい目標が、「有給を 1日でもいいから使う」(p72)なんて悲し過ぎるぞ。
さて、社畜ちゃんは念願の有給を取れることになったが、その使い道は? このオチには笑えるのか? なんか物悲しくなってくるのはどういうわけだろう(笑)
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。
タイトルにある「勘平」とは忠臣蔵に出てくる早野勘平のこと。「お軽勘平」の物語でも知られるあの勘平だ。ただし、忠臣蔵と言っても、史実としての赤穂事件ではない。歌舞伎の仮名手本忠臣蔵の方である。モデルは、萱野三平と言われている。赤穂事件の第一報を国元に知らせた人で、討ち入りの時には切腹死していたのである。
さて、本書の内容だが、舞台は具足町にあった和泉屋という鉄物屋(かなものや)。この家は、一家そろって芝居好きで、歳の暮れには、近所の人や出入りの者たちを集めて歳忘れの素人芝居を催すのが習慣だった。出し物は忠臣蔵の3~6段目と9段目の5幕。和泉屋の総領息子角太郎が早野勘平を演じていた。
ところが切腹の場面で、誰かが模造刀を本物の刀とすり替えていたため、角太郎は死んでしまう。このすり替えた犯人は誰かというのが今回の話だ。これを解決したのが半七親分という訳だ。
この話から学べることは、自分の思い込で他人を非難してはいけないということ。ネットの世界にはよくいるのだが、ファクトチェックをきっちりせず、人の尻馬に乗る連中が。
実は、犯人は和泉屋の中にいたのだが、半七親分、和泉屋から縄付きを出すと、いろいろと店に迷惑が掛かる。だから、酔っぱらったふりをして、下手人はどうなるかをさんざん言って犯人を恐れさせる。半七の思惑通り犯人は自殺して一件落着。今ならあり得ないような解決方法だが、あの時代ではベストな解決法かもしれない。しかし、犯人の面の皮が厚く、半七の言うことに全然怯えなければどうなったんだろう。
☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。
見た感じミステリアスな美少女だが、ラーメンが大好きなJK、小泉さんの3巻目。今日もブレずに小泉さんはラーメンを食べている。相変わらず、小泉さん大好きな大澤悠(女子です)には塩対応。
彼女のラーメンにかける情熱はすごい。「なぜ山に登るのか?」と聞かれれば、普通は「そこに”山”があるからだ。」と答えると思うが、小泉さんの場合は、「そこに”ラーメン”があるからです。」(p20)だそうだ。行動力もすごい。なにしろ、ラーメンを食べにいきなり東京から、大阪に行ってしまうくらいだ。
そこで悠の従姉大澤絢音とたまたま知り合い、一緒にラーメンを食べ歩くことに。大阪のラーメンといわれてもいまいちピンとこないと言う絢音に、「大阪のラーメンは 今、確実にキてます」と、大阪ラーメンの蘊蓄を繰り広げる小泉さん。
小泉さんは絢音と話していると、なぜか悠を連想してしまった。この時点では絢音が悠の従姉ということは知らなかったのに。
しかし、絢音は、大阪での仕事を止めて東京へ行くので、この日が大阪最後の日と言うことだ。もしかして、小泉さん、悠の従姉とも絡むようになるのかな。
ラーメンの好きな人、ラーメンの蘊蓄を楽しみたい人にはお薦めの一冊だろう。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。
主人公は月長ヨシオという高2の男子。ある日彼のクラスに転校してきた雑技団で足芸をやっているという小叢井こむらという少女が転校してくる。彼女はなんでも足でやってしまう。よろしくの握手だって足でやってしまうから、握手でなく握足(あくそく)。弁当も自分で作るらしいが、おにぎりだって、足で握ってしまう。ノートを取るのだって、野球のバットを振るのだって足でやってしまうのだ。
手を使うのは、足で何かをやるために逆立ちをする時だけ。しかし、制服のスカートを履いているので、パンツが見えないようにスパッツ着用なのだ。
ところが、見るからにたちの悪い3年から逃げるときに、2人は階段から落ちてしまう。この時、ハプニングで月島君はこむらさんの足に接吻してしまう。こむら家では、足に接吻したら結婚しないといけないらしい。こむらさんは、結婚届も持ち歩いているが、男子は、民法改正前から18歳にならないと結婚できないからね。
こむらさん、結構な美少女なので月長君、まんざらでもないようなのだが、ちょっと、いや結構変わったこむらさんとのラブコメはどう展開していくのだろう。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。