曇り、17度、75%
抹茶は、ビターな味と深い緑の色合い、そして、葉緑素の持つあの匂い、お茶として楽しむだけでなく、料理にもお菓子にも広く使われます。その上、お茶の先生や永年お茶のお稽古をなさってる方は、なんと皆さん色白です。聞けば、ビタミンCが多く含まれているのだとか。ここ数年、香港でも、抹茶を使ったお菓子を買って行く地元の人たちをよく見かけます。お茶としていただくと苦いという人でも、ミルクやバターと合わさって、甘みがある抹茶のお菓子は受けがいいようです。
抹茶のロールケーキに続き、抹茶第2弾は、抹茶のシフォンケーキとなりました。大袈裟なことではありません。シフォンケーキの生地に抹茶を入れるだけです。シフォンケーキは、卵白の力を借りて大きく大きく膨らませるケーキです。我が家の型は、21センチと家庭にしては超大型。 卵白7個から8個使います。卵白をしっかりと立てる必要から砂糖の量は減らせないといいますが、朝ご飯として食べるシフォンケーキ、モモさんも召し上がりますので、砂糖はぐっと少なくして作ります。オイルは普通はオリーブオイルで作る所を、今回は溶かしバターで作りました。
粉にココアや抹茶を混ぜると、生地の膨らみが悪くなります。ココアや抹茶の親水性が大きいためでしょう。思ったように高さの少ないシフォンケーキになりました。予想範囲です、こういう時はベーキングパウダーを少々入れると、ガバッと口を開いたように焼けてくれます。でも、出来るだけベーキンパウダーのお力は借りたくありません。 高さが出ないからといって、目が詰まったシフォンケーキではありません。
しっとりと弾力のあるこの優しいシフォンケーキ、抹茶の苦みが程よく感じます。実は今、モモさんとこのシフォンケーキを食べながら、キーを打っています。やはり、もうほんの少し、甘みがあるともっとおいしいなあと思います。でもね、モモさんにもたくさん食べてもらいたいシフォンケーキです。
朝はこのままたっぷりのミルクと、おやつにはフォイップクリームを添えたり、アイスクリームと一緒に、甘みが少ない分、おまけの楽しみ付きです。