チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「JAZZ in PARIS」

2015年06月03日 | 音楽

晴れ、28度、83%

 私が生まれる前、1950年代の初めに作られた「パリの空の下セーヌは流れる」というフランス映画があります。その映画を見たのは小学生の4、5年の頃。テレビで見ました。当然白黒映画です。話のストーリーはいざ知らず、その映画で見たパリの様子と主題曲の「パリの空の下」はずっと心の何処かに残っていました。もちろん曲の題名もその時は知りませんでした。「パリの空の下」と題名をはっきりと心に留めたのは、中学校に入ってからの事です。白黒映画の画面とその曲は何かの拍子にはっきりと記憶に浮かび上がってきます。華やかなパリではありません。庶民のパリを描いた話です。

 10年ほど前、香港のHMVでは、クラシックとジャヤズは小さな別の部屋が作られていました。なぜか冬場でもクーラーがしっかりと効いた部屋でした。そこで、見つけたのが「JAZZ in PARIS」。ジャヤズは好きですがジャズの中でも軽いものが聞き易く思います。見つけたというより、そのジャケットに目が留ったという方が正解です。写真は白黒、しかもパリの風景です。よく見ると、最近の写真ではなく古い写真を使っています。映っている人、車がそれを物語っています。ジャケットの善し悪しがこうも人の心を掴むとは。

 HMVに行く度に、このジャズの小部屋を覗いては新しく出たものを買っていました。「パリの空の下」はシャンソンですが、ジャズピアノにアレンジされたものも入っています。そのうち、店頭から姿を消してしまった「JAZZ inPARIS」です。私の手元には11枚あります。いい時代のパリの景色です。

    この小雨に煙る様子などぐっと胸に来る風景。

      

   セーヌ河畔もまだ静かな佇まいです。

  大好きな「ラビアンローズ」が題名の一枚。

 この「JAZZ in PARIS」は、ユニバーサルフランスの一大企画だったとかで、最近新たに復刻版が出始めています。セット売りもあるそうですが、ジャケット見ながら一枚一枚買うのが楽しみです。

 「パリの空の下セーヌは流れる」この映画から始まった私の白黒のパリへの憧れはまだまだ続きそうです。

コメント
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