晴、9度、53%
香港に行く前は、12月になるとお金もないのにシクラメンの鉢をクリスマス、お正月の飾りに買いました。多摩川のすぐそばに温室がありシクラメンを栽培していました。家から歩いて20分、テツの散歩のついでに息子は自転車に乗って一緒に買いに行きました。町の花屋さんや東急ハンズで求めるよりずいぶんお安かったことを覚えています。毎年買わずに済むように花の終わったシクラメンの夏越えを試みましたが、毎年失敗しました。
秋も深まった頃ホームセンターに行きました。園芸のコーナーには小ぶりのシクラメンがずらりと並んでいます。「ガーデンシクラメン」庭植えができるシクラメンだそうです。30年前にはこんな品種はありませんでした。色や斑の入り方、花びらのフリジン、種類もたくさんです。
玄関前には夏中マツバボタンがランナーを伸ばして花を咲かせてくれました。道行く方に褒めていただいたマツバボタンも今は枝ばかり。みすぼらしく見えますが、根は残るので他のものを植えるわけにいきません。ならばと寄せ植えの鉢を作ってみました。ホームセンターの苗は時々すぐに枯れてしまったりします。昨日はちょっと足を伸ばして園芸専門店に出向きました。珍しい植物、種、球根が見つかります。サフランを買ったのもこの店です。
クリスマス向けにベルギーアザレアが目に飛び込んで来ます。贈答用のランと並んで大きな鉢の室内向けのシクラメンもたくさんあります。ブルー紫のシクラメンは初めて見る品種です。「ガーデンシクラメン」もホームセンターより種類があります。見てるだけで飽きない空間です。玄関先の寄せ植えの植物を選び、種や他の苗も買って帰りました。
庭仕事も夏の間ほど時間を割かずに済みますが、それでも土作り、まだ緑のものの目は離せません。 トマトも実が付いていますが一向に赤くならないまま。芽は出ているのにルッコラもパクチーも大きくなりません。そうそう、サフランの花は50個近く咲きました。ひと花から3本の雄しべをとって乾燥させました。
全部で0,2グラムの収穫です。お店で買えば2000円ほどかしら、甘い香りが漂います。このサフランでサフランブレッドを焼いて見るつもりです。
3種類の「ガーデンシクラメン」を寄せ植えを玄関前におきました。華やかさが戻って来ます。薄ピンクのシクラメンは「ジャードール」という名前です。清々しい中に甘さのある香りを強く纏っています。大きなシクラメンを買おうか買うまいか思案中です。