チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

日本の病院はすごい。

2017年12月05日 | 日々のこと

曇、10度、44%

 帰国して初めて行った病院は動物病院、個人の我が家からほど近い動物病院ですら香港の病院とは違って機材の揃った病院ですっかり驚きました。これならば人間の病院はどんなに素晴らしいかと想像します。私自身が行った病院は、初めての人間ドックで近くの救急指定病院に行きました。この病院は昔とちっとも変わっていません。病院そのものの雰囲気も私が小さい頃の病院そのままでした。

 ふた月前に左手の親指関節横に小さなイボのようなものが急にできました。痛くないのでイボだろううと放置、ココさんが噛むので赤みを帯びて痛くなり始めます。痛いのはごめんだと人間ドックを受けた近くの病院で診てもらいました。皮膚科は週一度だけの診療、診てくださった先生は大学病院からの派遣の方でした。

 「関節を潤すための粘液が出て来てできた水膿です。」とのお話。中の粘液を抜けばいいのですが、これは再発しますよ、と話してくださいます。50歳を過ぎた女性に多いのだそうです。悪い病気ではなく一安心。「粘液を抜いてください。」とお願いすると「この病院は設備がないので、大学病院に紹介状を書きましょう。」先生はご自分宛に紹介状を書いてくださいました。大きな総合病院は紹介状がないと診てもらえません。日本らしいシステムです。

 その紹介状を携えて昨日大学病院に行きました。我が家から車で10分、私学の大学病院は大学と敷地を隣り合わせに福岡市の南、油山を近くに広大な面積を持っています。まだここまで大きな病院になる以前、母のパーキンソン氏病の有名な先生にご挨拶に伺ったことがありました。路線バスも乗り入れるほどの大きな病院です。

 初診ですから初診手続き、大勢の患者さんをスムーズに扱っています。小さなイボの粘液を抜くだけです。予約時間通り、治療室に入りました。粘液「ガングリオン」と呼ばれています。注射器を刺しますが粘液ですからどろりとしてなかなか抜けません。サブのお若い先生2人、手慣れた看護婦さんと3人がかりで小さなイボから押し出そうとつまんだり引張たり、力任せです。痛くて仕方ありません。出て来るのは血だけです。一人の先生が「麻酔をしようか。」もっと早く麻酔をして欲しかった。歯医者のような部分麻酔をしてもらって、大きな注射器に変えて抜きますがやはり完全には抜けません。出血ばかりでげんなりです。とりあえず昨日の施術はおしまい。来週予後を見せに行きます。

 治療室に行くまでに機材の並ぶ部屋を通ります。看護婦さん曰く、最新の機材だそうです。主人も私の香港の私立の病院に行きました。病院の制度が違います。クリニックで診てもらい、手術が必要な場合はその先生が所属する大きな病院で行われます。政府の病院も主人が搬送されたので観察する機会に恵まれました。香港の医療レベルは悪くないと思っていましたが、昨日の大学病院を見て、圧倒されて帰って来ました。コンビニがあるのは知っていましたが、スターバックスまであるそうです。

 お支払いは機械で済ませます。次回の再診からは機械で登録するそうです。機械の導入、清潔な建物、わかりやすい掲示板。先生方のレベルは知りませんが、安心できる病院のイメージです。やっぱり日本はすごいと感じます。

コメント
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