チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

二つのおひつ

2017年12月11日 | 身の回りのもの

曇り、12度、45%

 おひつを二つ持っています。一つは私の実家で使っていたもの、母が20年ほど前にお客時の食卓にと持たせてくれました。このおひつは香港からの引越し第2便で福岡の家の戻りました。その後友人から頂戴したのが京都「たる源」のおひつです。二つのおひつを並べたのはこの2月の帰国の引っ越しの後でした。見るからに二つのおひつは違います。

 引っ越しの片付けも終わり余裕が出てきた頃からこのおひつの使い比べを始めました。炊き上げたご飯をおひつに移すだけのことです。くり抜きのおひつに入れた翌日はたる源のおひつと交互に比べます。ところがどちらどうという違いがわからず、どちらも美味しく感じます。そこで、同時に使い比べてみることにしました。

 炊き上げたご飯を半分ずつおひつに分けました。 保温性も知りたかったので、このまま蓋をして1時間ほど外出しました。お夕飯の時、代わる代わる少しずつお茶碗に装って比べてみました。 

 おひつの効果は炊きたてのご飯の余分な水分をほどよく抑えてくれることにあるそうです。お鮨屋さんでは大きな白木のおひつにご飯が冷めないように袴を巻いて使っているのを目にします。旅館のご飯にも白木のおひつがお代わりで出て来ます。

 初めて二つを並べて食べてみて違いがわかります。保温性は白木のおひつが優れていました。蓋を取った時にほの暖かく感じます。くり抜きのおひつのご飯は確かに水分が抜けていますがやや硬めです。比べて白木のおひつは水分が飛んでいますがふんわりと柔らかめです。土鍋で炊く我が家のご飯はおこげもできます。おこげも柔らかさの残るのは白木のおひつでした。

 おひつといえば思い浮かべる白木のおひつがどれだけ優れているか実感します。この二つ家庭用ですので3合のご飯が限度です。くり抜きのおひつは炊き込みご飯の時に使おうかと考えます。炊き込みご飯は具材から出る水分でべっとり感じます。くり抜きならお醤油の色も染み付くこともありません。

 食べ比べた後、洗いしっかり乾かして、くり抜きのおひつはレンジ上の高いところにしまいました。白木のおひつはすぐ手の届く棚にしまいました。真っ白なご飯が好きです。白木のおひつ、重宝しています。

コメント
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