晴、11度、68%
11月の最後の日、クリスマスの飾りを出して来ました。昨年はクリスマスの飾りはほとんどこの家に戻っており、香港の家で飾ったのは新しくニュージーランドの友人が送ってくれたパグのオーナメントだけでした。香港のフラットとは違い日本家屋のこの家にどう飾ろうか腐心します。
白木のオーナメントは息子が小さい時からの我が家の定番です。箱書きを見るとこの白木のオーナメントは1982年に西武のシアーズで求めたと買いてあります.35年前です。白木と昨年いただいたパグのオーナメントをアイアンのツリーに飾ります。このアイアンはロウソク立てです。クリスマスには明かりが灯ります。
床の間の飾り付け。 先日クリスマスの絵の描かれたお軸を見ましたがいかにもという雰囲気で陳腐に見えました。お軸ではなく私が刺した厩のイエスとマリアの額とマイセンの花瓶を飾りました。一軒の床の間ですが、静かな空間を作ってくれています。
書院は余興です。 松と鶴の欄間の下に雪だるまです。張り子の雪だるまはフィリッピンのもので、主人が香港のチムサッチョイの小さな店で求めて来てくれました。香港時代はこの雪だるまはフラットの玄関の脇で冬の間みなさんを迎えました。かれこれ25年の付き合いです。
居間の飾り棚の一番上には、教え子のお家からいただいたディアドロのクリスマスツリーと一昨年香港の花市で求めた生のリースをドライにして飾りました。生の時の色あざやかさは失せましたが、かすかに残る赤やブルーの実の色に心がそそらされます。ディアドロもリースも落ち着いた色合いです。
日本家屋、しかも空間ばかりがあるこの家に手持ちの小さな飾り物達は派手さはないもののしっくりと収まってくれました。クリスマスが近付けば玄関に明るい花を生けるつもりです。27日にはお正月の設えに変わります。慌ただしい月が始まりました。