曇り、8度、51%
香港の冬の気温はここ福岡に比べて10度近くも高く、10度を下がる日は数日です。暖房器具を持っている家は少なく、急に気温が下がるとヒーターが電気店から売れ切れてしまいます。私が香港にいた30年、冬の服装は半袖のシャツの上に薄手のセーター、首にはスカーフ、Gパンで十分でした。外に出るときは上にハーフジャケット。長袖の下着は着たことがありません。ところが今年の福岡は時折雪が舞います。古い木造の日本家屋です。暖房を入れていない部屋は屋内とは思えない寒さです。
秋口から冬服を揃え始めました。普段の冬のスカートは1枚も持ちません。ソックス、下着、手袋。セーターやコート、ショールなどは香港では使いませんでしたが手持ちのもので十分です。ショールは外出の時に手に持っていくだけでした。
寒くなり始め、香港にいた時のように襟元にスカーフをしていました。なんとなく心許無く思います。ハイネックのセーターは暖房の効いた建物に入ると暑く感じるので苦手です。長方形のショールを首に巻いてみました。暖かい。ほとんど使ったことのないショールです。家の中でも巻いています。ちょいとお庭に、暖房の入っていない部屋に行ってもこの首にグルグル巻いたショール一枚で寒さを感じません。
タンスの奥にファーの付け襟のような襟巻きを見つけました。外出用に求めたもののほとんど使わないまま。 コートやセータの色によって変えようと2つ持っています。グルグル巻きの代わりにこれを襟に巻きました。襟元のフックとリボンで留めます。ラムファーの裏はシルクです。ショールのようにグルグルせずにこれも暖かい。
寒い地方に住む友人が首を温めるのが寒さ防止と教えてくれましたが、実感します。今までほとんど使わなかったショールや襟巻き、この冬から大活躍です。セーターの上に襟巻きグルグル、そしてダウンや毛皮のベストを欠かさずに着ています。去年の今頃の私の装いとは全く違います。今年は全国的に寒さが厳しいと聞きます。あと数ヶ月、お首にグルグルで凌ぎます。