チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

京都 産寧坂の切手

2016年09月10日 | 日々のこと

曇り、26度、92%

 京都の清水寺に向かう坂、産寧坂に友人のお店があります。先月発売された記念切手「My旅切手 その1」の中にそのお店が写っていると聞きました。

 日本の帰って私がまず一番にすることは、郵便局に行くことです。家の管轄の郵便局に留守中の郵便物を留め置いてもらっています。母を施設に預けて以来ですからもう5年になります。郵便物が上の階から降りて来るまで時間がかかります。その間、切手売り場に行きました。「最近出た京都の52円の記念切手はありますか?」記念切手の引き出しの一番上から即座に出してくれました。思わず売り場のお姉さんに10枚全部違う写真の一枚を指差して「友人のお店です。」と言ってしまいました。「凄いですねえ。」何が凄いか分かりませんが嬉しいものです。

 清水寺の子安の塔や花見小路通、南禅寺など10枚の切手のシートです。京都にはもう40年近く行っていません。それでもこの友人が送ってくれる一年を通しての京都の写真は、その日本の古い都を身近に感じます。私にとって、記念切手は取って置くものではなくて使うものですが、流石に友人のお店が写るこの切手は使えないなあと思いながら、日本の家の机の引き出しにしまいました。

 お店の前で看板犬紀州犬の「ゆきさん」が写っています。 ほんとに切手そのままの景色です。お店は焼き物を扱っていらっしゃいます。お店の中でろくろ体験も出来るそうです。屋号は「嘉祥窯」。この友人もろくろを回します。高い高いビルばかりに囲まれた生活をしていると、こんなあごを上げずとも空が見える景色は羨ましい限りです。観光地ですから、観光シーズンともなれば人人で一杯になるのでしょう。きっと「ゆきさん」が写るこの写真は早朝のものです。

 昨日我が家のポストを覗けば、日本からの葉書が一枚。 大事な記念切手を使ってお手紙を下さいました。お手紙を読んで裏を返せば、 

 来年には京都を訪ねるつもりでいます。不義理をしています。ゆきさん待っててね。

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博多 吉塚うなぎ

2016年09月09日 | 日々のこと

曇り、26度、91%

 先月福岡に帰ったときは酷暑でした。夜中になっても30度を切りません。しかもこの私には肉体労働が待ち構えています。東京からやって来た息子一家、出不精になって来ている義母も連れてうなぎを食べに行くことにしました。実はこれは主人の提案、義母の気分転換、息子一家においしい鰻をと思ったのでしょう。

 「吉塚」といううなぎ屋さんがあります。中洲の川端に立つ老舗のうなぎ屋です。タモリがここのうなぎが一番と言ったばっかりに、外人客までくる行列のできる店です。数年前、主人息子といった時にも並んで待ちました。今回は小さな孫娘、年寄りと一緒ですから予約をしなさいと香港にいる主人に幾度も言われました。前日電話を入れましたが、生憎定休日。当日の開店すぐに電話したら、夕方からの座敷席はもう予約済みでした。夕方の5時くらいなら座れるかもしれませんとおっしゃいます。早めのお夕飯にする事にしました。

 通された3階の座敷席、まだ明るく川端の柳の緑が目に飛び込んできます。満席ではありません。車の中で寝てしまった孫娘、目を覚ませば走り回るかもしれません。早く来てよかったと思います。メニュウなんてうなぎしかありません。大人はうな重、孫娘はうな丼。私は蒲焼きだけ。うな重はご飯と蒲焼きが別々に2段になっています。もちろん、肝吸いが付いています。 蒲焼きで皮がパリッとしているのがここのうなぎの特徴です。味はというと、関東のうなぎのような濃い味付けではありません。やや醤油が強い身の締まりのあるうなぎです。うなぎ屋さんですから、ビールと日本酒だけかと思えば、ワインもありました。白人客はいませんでしたが、韓国人のお客さんが立て続けにやって来ます。うな重ひとつですから長居するお客もいません。

 最近すっかり食が細くなった義母が、ご飯を少し残したもののすっかり食べ上げました。孫娘もうなぎ好き、うな丼をうまくスプーンで食べ上げました。子供はいる、年寄りもいるであれこれしていて、すっかり肝心のうなぎの写真がありません。写真のお重は私の蒲焼き。写真がないのは、きっと蓋をとったら直にパクパクしたからかもしれません。実は、鰻を一番食べたのはうな重の方達ではなく、蒲焼きだけを頼んだ私でした。みんな鰻が好きです。ほかのものなら息子やお嫁さん、義母にも分けてあげたでしょうが、うなぎばかりは私の分は全部自分のものです。

 身の締まったうなぎはくどい脂っこさがありません。ご飯が終わったら皆で南西の方に向かってご馳走さま。つまり、主人がいる香港に向けてです。私達ばかりが美味しい思いをしました。帰りの車の中、義母が面白いことを言います。「なんだか声がきれいになったみたい。」ひと月程、夏風邪で声が掠れていました。確かに鰻を食べてから声がきれいに出ています。今回の帰国で一番楽しかった短い時間です。

 ここ「吉塚」は、その日のうなぎが終わるとお店じまいです。福岡へ行かれたら、是非お立ち寄りください。

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ふくろ茸

2016年09月08日 | 香港

曇り、25度、97%

 キノコも一年を通して食べられるようになりました。菌をポットに入れて栽培するキノコファクトリー、香港でも同じ状況です。それでも秋の気配がするとキノコに急に目が行きます。「ふくろ茸」というキノコがあります。タイのトムヤンクンスープに入っているキノコです。日本ではなかなか生でお目にかかりません。ほとんどが水煮の缶詰めもの、缶詰独特の匂いにへしゃがった様なお味、頂けません。「ふくろ茸」は世界で「シイタケ」「マッシュルーム」に次ぐ生産高だそうです。中華料理にも良く使われます。

 「ふくろ茸」は面白い形です。袋に入ったキノコだから「ふくろ茸」。 縦に半分に切ると、キノコの子供がすっぽりと袋に納まっています。この子供が成長して袋を突き破って傘を作ります。一番上の部分が割れてキノコが出て来ます。割れ始めると臭くて臭くて食べれるものではありません。一度採った「ふくろ茸」はすぐに傷み始めます。夏場は一日でヌルヌルして来ます。そんなキノコですからお値段はかなり高めです。生の「ふくろ茸」は口に当たる食感だけでなく実においしい茸です。スープに入れると旨味たっぷりのだしも出ます。

 香港では「干焼伊麺」に必ず入っています。広州独特の「伊麺」卵麺を揚げた物です。 この麺とふくろ茸、黄色いニラを合わせただけの「干焼伊麺」はよく会食の最後の麺で出されます。テーブルサービスをする人がそれぞれのお皿に人数分取り分ける様子を見ながら、あの「干焼伊麺」を全部食べたいなあと思います。そこで、時折お昼に一人分、山盛り作ります。 お店で出される「干焼伊麺」はこんなに沢山の「ふくろ茸」が入っていません。もちろん黄色いニラだってほんのちょっぴり。お腹いっぱい食べました。満足。

 袋を破る前の「ふくろ茸」はプルンとした食感がまず独特です。袋を破る前は臭みもなく、独特なキノコの香りがします。日本でも「ふくろ茸」ファクトリーが出来たそうです。生の「ふくろ茸」を見つけたら是非お試しください。

 

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種をもらうと嬉しい!

2016年09月07日 | 日々のこと

雨、25度、88%

 種蒔きが好きです。小さな種を蒔く、お水を欠かさずにやっていると必ず小さな緑の芽が出て来ます。土を持ち上げて芽を出すその頃が一番の楽しみです。苗で買えば芽生えの頃を見る事が出来ません。芽先が土の下から覗く頃を見る楽しみのために種を蒔きます。柔らかい新芽を虫に食べられることもあります。水を遣りすぎて新芽が溶けるようになくなることもあります。でも、種蒔きが好きです。

 そんな私に主人は海外で見つけた種の袋を持ち帰ってくれます。友人は、庭の花の種を贈ってくれます。種をもらうと嬉しくて仕方ありません。種を蒔く時期を考えずに、土にパラパラ。と言っても、我が家は狭い出窓でプランターや鉢で育てますから限界があります。しかも、お口に入れるハーブ類は欠かせません。

 4年前の冬、アムステルダムに行きました。アムステルダムは有名な花の出荷地です。中央花市場はアムステルダムのスキポール空港の真横の大きな建物です。花を世界中に出荷するためです。空港内には、様々な種や球根が売られています。よく考えもせずに種や球根を求めました。家に帰って来て、全部並べて考えます。我が家のプランターでは賄いきれません。そこで「ニゲラ」という花の種を福岡の友人にあげる事にしました。翌春には花が咲いたと知らせてくれます。その次の春も花が付いたと知らせてくれました。そして、その秋、小さなポチ袋に入れられて  「ニゲラ」の種は香港に送られて来ました。空飛ぶ「ニゲラ」の種です。でもいけません、既にプランターは雑草「ミント」で占拠されています。そこで、ポチ袋の半分の種を本州のど真ん中、浅間山を遠くに見るところに住む友人に送りました。この友人、南の植物だって雪の降るその地で実を付けさせます。広い広いお庭のどこに蒔いてくれたのでしょうか、アムステルダムからやって来た「ニゲラ」はこの地でも花を付けました。

 先日、福岡に戻ったおり、本州のど真ん中に住む友人が「ニゲラ」の今年の種を送ってくれました。写真の毛の付いた風船状の中に小さな黒い種が入っています。福岡、暑い日が続いていました。また香港に戻るので流石の私も「ニゲラ」の種を庭に蒔かずに帰って来ました。

 イガイガの中から黒い小さな種を穫り出して、庭に蒔くのは何時になるでしょうか。あの種が待ってると思うだけで、日本の家に帰るのが嬉しくなります。いつか、「ニゲラ」のお花をアップする日が来ます。

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ベトナムコーヒー

2016年09月06日 | 日々のこと

雨、25度、96%

 フランスの植民地だったベトナムでは、コーヒー豆が栽培されています。そして、フランス式の一風変わったコーヒーの入れ方をします。ここ香港でもベトナム料理の最後にはこのコーヒーが演出たっぷりに出されます。本場のベトナムではもっと美味しく入れてくれるだろうと期待してホーチミンに出かけたのは5年程前のことです。

 古いマジェスティックホテルの中庭でそのベトナムコーヒーを注文しました。

コップの底には練乳が入っています。フィルター状になった金属の漉し器の中には粗挽き、深煎りのベトナムコーヒーが入っています。この小さな漉し器でコーヒーが落ちるのを待つこと10分程。底の練乳をかき回して飲みます。10分待ちましたからコーヒーは冷めていました。しかも非常に甘いコーヒーでした。いささか期待はずれのベトナムコーヒーでした。

 先日頂いたベトナムコーヒ−は、一人分のペーパードリップ。リスの絵がついてなんとも可愛いパッケージです。リスの絵の丸い部分を剥がすとドリップ出来る仕組みです。 こんなふうにカップに載せて落とします。深煎りの豆の色ですが普通のコーヒーとは香りが違います。お湯を少しずつ注していると、周りの四角い部分の紙がお湯を吸って中に落ち込みそうになります。オットトと、紙を抑えながら入れました。日本の一人分のドリップはよく出来ているなあと関心します。

 ストレートを一口、コーヒーも様々な味があるもんだと思います。ホーチミンで飲んだコーヒーはぬるくて甘過ぎましたし、どうも私はベトナムコーヒーが美味しいとは思えません。香港のランカイフォンにあった「インドシン」というベトナム料理レストランのコーヒーは美味しかったのにと思います。そういえば昨今、香港ではベトナム料理が流行です。コーヒーまで付いて来るようなベトナム料理ではなく、ホー麺のお店ばかりです。

 主人はきっと美味しいベトナムコーヒーにいつか会えるといっています。

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フライングタイガーのパグバック

2016年09月05日 | 日々のこと

曇り、27度、81%

 先日の福岡への帰国時には、東京から息子一家もやって来ました。私にはお土産など気遣わないように言ってあるのに、いつも何か持って来てくれます。息子のお嫁さんから何か頂くとやっぱり嬉しいものです。今回はフライングタイガーのパグの絵の大きなビニールバック。

 お店にはほかの犬のバックもあったそうですが、数少なくなっていたパグバックをゲットしてくれました。息子のお嫁さんのお家にも黒パグのボブ君がいます。つまりパグ一家です。結構大きなバックです。海に泳ぎに行く時、いろんなものを詰め込んでも充分に入る大きさです。何に使おうかなあと考えます。貰ったその晩から大活躍してくれました。

 香港からの荷物のうち本は、二階と一階に分けて運び込んでもらったのですが。中にはやっぱり二階にあげる本、下におろす本が出て来ました。階段を抱えて上がったり降りたりは大変です。たくさん持てば腰を痛めます。そこでこのパグバックに半分と決めて、何度も行き来しました。おかげで腰は痛くなりませんでした。このバック、丈夫です。

 次の朝は、息子一家の分も含めて大洗濯。これまたこのパグバックに入れて二階に干しに行きました。乾けばまたこのバックに入れて持っております。

 もうひとつ、 イノシシと打ち出の小槌の絵の付いたこれも貰いました。はて軽いけど、中身は何でしょう。 中には香りの良いほうじ茶のティーバック。ティバックの紐先までお花の絵が付いています。

 熱い熱いほうじ茶を飲みながら、身体の疲れを取っています。なんだか私が喜ぶものばかり選んでくれます。息子では味わえない嬉しさです。ありがとう。

 

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ブルートゥースのスピーカー

2016年09月04日 | 日々のこと

曇り、26度、88%

 子供の頃はスピーカーのないレコードプレイヤーがありました。もう少し大きくなるとビクターの4本足のステレオが家にやって来ました。そしてコンポの時代を迎えます。音楽環境がズンズン進んできました。最近ではその速度まで加速されています。CDもレコードもなくて、スマフォに溜めた音楽を聞くためにブルートゥースのスピーカーが出て来ました。

 小型の物から大型の物、様々な形のスピーカーです。音響専門店の店先にはその手の新しい物が次々に顔を見せてくれます。数年前は、ヤマハからでていた明かりの付いたスピーカーが気になって仕方ありませんでした。香港では楽器屋さんでしか扱っていない商品でした。もちろんスピーカーで有名なメイカーの物は形もシンプルで音もいいと聞きます。MATSHALLのレトロな形のスピーカーもあれっと思うスピーカーです。BOSEの薄型のスピーカー、ソニーの生真面目な四角いスピーカー、どれも高い評価です。

 ある時、通りがかりに見たボールのようなスピーカー、DEVIALETのファントムという名前のスピーカーです。気になり始めると、何処に行っても目に付きます。ディスプレイされているものの視聴室には置かれていません。どんな音なのかなと想像は膨らみます。

 数日前、やっと専用の視聴室を見つけました。 しかもお天気は大雨で視聴室には私一人、しめしめとお兄さんに色々説明してもらいます。いえ、説明してもらってもよく解りません。ただ、音が聞きたいだけです。私のスマフォと接続。いつも聴いている音楽が全く違ったものに聞こえるから不思議です。低い音が本当に下の方から響くように聞こえます。高い音も澄んでいます。ヘッドフォンなんて耳だけですが、体全体で音を感じます。まるで生演奏並みの興奮でした。

 やっぱりいいスピーカーって違うんだと納得。この大きなボール上の秘めたる力です。主人と日本の家のスピーカーはゆっくり決めようねと話しています。また数年したら、もっと凄いスピーカーが出ているかもしれません。しばらくはこのファントムが気になって仕方ない日が続きます。

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香港のチーズ売り場

2016年09月03日 | 香港

雨、25度、90%

 以前は香港人あまりチーズを食べなかったと思います。そのせいかチーズのお値段が安く、もちろんイギリス領でしたからチェダーチーズやスティルトンブルーが安く食べることが出来ました。プロセスチーズはオーストラリア、ニュジーランドからの大きなパッケージの物がやって来ます。

 この10年、チーズの値段はうなぎ上りです。ところがヨーロッパのチーズの珍しい物も店先には並ぶようになりました。普通のスーパーにだってパッケージ物ばかりか切り売りのチーズが買えます。 歩いて5分以内に地元のスーパーが2軒あります。そのうちの1軒はご覧のように切り売りもあり、もう一軒はパッケージ物ですが種類が豊富です。

 イギリスのマークスアンドスペンサーの食品売り場のチーズコーナー。 切り売りこそありませんがチェダーチーズの種類の豊富さは群を抜いています。切り売りはないのですが小さなポーションの詰め合わせセットが売られています。

 30年近く前にオープンした老舗の高級食材店のチーズ売り場です。 こちらは切り売りのコーナー、バターなどの隣にパッケージ売りの冷蔵庫もあります。昔はここに来てこのコーナーを見るのが楽しみでした。ミモザと名前のつくフランスのチーズなどはここにしか売っていませんでした。

 熟成室まで持ったチーズコーナーを持つ食品売り場まで出来ました。 温度湿度調整のある熟成室です。この熟成室の並びのチーズ売り場が見出し写真です。カラスのケースの向こうにもまだまだチーズが並んでいます。ざっと我が家から歩いて行けるところのチーズ売り場です。

 もちろん香港の田舎の地元のスーパーにはこんなにナチュラルチーズは並んでいません。住民の人種を考えた品揃えです。私の福岡の家の近くのスーパーには日本のメーカー物のプロセスチーズのコーナがちょっとあるばかりです。中心部のデパートの地下にも香港のスーパーのチーズ売り場程の種類も数もありません。日本中にある小さな工房チーズなどは居ながらにして手に入る環境ではなさそうです。例のネットで注文するしかないのでしょう。日本の小さな工房作りのチーズが楽しみですが、クール便で送られて来る物にはいささか抵抗があります。その土地その土地を訪れて、小さなチーズ工房探す、歳をとったらそんな遊びが出来そうです。

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花桃のジャム 無花果のジャム

2016年09月02日 | 日々のこと

雨、28度、90%

 自分の家の庭に果物のなる木があるのはそれだけでも楽しいと思います。新緑を楽しみ、花を楽しみ、実が太っていく様を楽しみ、最後にはお口にポイ。日本の家の庭には実のなる木は、枇杷の木と梅の木が残りました。小さい頃は、金柑や桃の木もありました。いつの間になくなったのやら、家を離れて自分の実家の庭のことやら思いも浮かべない生活を長いこと続けて来ました。

 木になった実をもいで、スカートでゴシゴシと拭いてそのまま庭先に立って丸かじり、そんな食べ方だって家の庭の木だから出来る幸せです。その実を保存食にして取って置く、これは手間もかかりますが、一年を通してその実のなる木を身近に感じます。

 庭がない生活は30年近くになりました。育てる植物は鉢で育てます。好物のイチジクの木も鉢植えでした。実がついても、たかだかひと夏に5こ程、それを鳥と分けますから口に入るのは2こでした。ある冬急に枯れて仕舞いました。

 お庭にいろんな木がある友人がいます。どうも彼女も私同様、果物の種を庭に蒔くようです。リンゴ、ライチ、ドリアン、マンゴ、パパイヤ、蜜柑、アボガド、種が気になればどれも発芽させました。鉢植えではやはり育ちません。友人の庭は、どんな庭だろうと思います。

 その友人から、この夏作ったばかりのジャムが届きました。花桃と無花果のジャムです。花桃は花を鑑賞するための桃だそうです。桃にも種類があることを知りました。観賞用の桃ですが実が付きます。その実を煮てジャム作り。黄色い方が花桃のジャムです。このジャムにはアクセントがついていました。ほんの少しガーダモンが入っています。それが絶妙にいいアクセントになっています。いつもリキュールを入れることばかり考える私にとって新鮮です。

 無花果のジャムを口に入れた途端、「あっ、日本のイチジクだ。」と叫びました。生で食べる無花果は、トルコ産、アメリカ産。ジャムとなればフランスやアメリカの物ばかりでした。イチジクの味が違います。日本のイチジクの味です。すっかり忘れかけていた日本のイチジクの味と香りが瓶の中から出て来ます。

 私にとってジャムはお茶請けです。パンに塗ったりヨーグルトに入れたりしません。スプーンでお口に持って行きます。そしてたくさん食べてしまいます。大事に取って置こうとは思いません。友人の庭を思い浮かべながら、大事にジャムを頂きます。

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モモさんのあくびの理由

2016年09月01日 | もも

雷雨、26度、94%

 先日、2日続けてインスタグラムにモモさんのさんの朝の散歩途中のあくび姿を載せました。「朝からお疲れですね。」「長いお散歩ですか?」とコメントを頂きます。実はモモさんのあくびには理由があります。理由というか、モモさんの意思表示です。

 ルンルンと  坂を下って道の向こうに渡るため地下道をくぐります。地下道に下りる階段の手前で必ず一休み腹這いになるモモさんです。そこまで来たとき、「雨が来そうだから、休まず行くわよ。」と一声かけました。すると階段の一番上で見出し写真のあくびです。「ふぁああ〜。」自分がしたいことを出来ないと分かると、あくびをします。「いやだよ。」の合図です。この見出し写真のあくびのあと、見事にいつものように腹這い休憩体勢に入りました。

 散歩のルートはほとんどモモさん任せです。モモさんの気の向くまま行きますが、クリーニングを取って帰りたいとか、スーパーに寄ってミルクを買いたいとか、私の用事でモモさんが行きたい方向に行けないときは、そこで立ち止まり、例のあくびです。「ふぁああ〜。」頑として動きません。仕方ありません。クリーニングは明日取りに行こう、明日の朝のミルクは少なめでいいわ、と譲歩です。

  このあくびは、「もういい加減に休憩を切り上げてくださいよ。行くわよ。」と私。「ふぁああ〜。」とモモさん。仕方ありません、このまましばらくお付き合いしました。暑い夏は散歩の途中で2度程休憩なさいます。木陰でコンクリートが熱くない場所を良く知っています。

 昨日の夕方の散歩の時も、坂道を下りたいモモさん、私は坂を上って早く家に帰ろうとちょうど道の辻で立ち止まりました。モモさん動きません。そして出ました、「ふぁああ〜。」もういいわと、坂を下ります。それを見ていた道の向こうにいた白人の方、大笑いです。

 主人にはしません。このあくびで「いやだよ。」と訴えられるのは私だけです。ガンコなモモさんの表現法はあくびです。

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