蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

勝手な感想

2009-12-04 | 人々の風景
電車の座席の目の前に座った、見知らぬ他人。
年齢60歳ぐらいの男性。
ウエスタンブーツに、デニムパンツ、上は・・・なんだっけ? ジャケット?
一番先に目に入ったのが、まず、大げさな靴。
全体にウエスタンっぽい、カジュアル路線。

しかし、全く似合っていない。
こんなに似合っていない人が、ここまでバリバリにウエスタンブーツを履いている光景に出合ったことがない。
お洒落をするのは、いいことだと思う。
どんな人も、どんなお洒落も、それぞれの自己表現。
「装い」積極的推進派の私が、なんで、こうも、全面否定するのだろうか?

顔が、ファッションイメージと合っていない。
もし、カントリーっぽい、素朴な、いい味の人ならOK。
しかし、その人は、どう表現していいのか・・・
洗練とは、真逆。(とある高齢の政治家の顔を連想した。)
あの手の顔は、ウエスタンとかではない、できるだけ目立たない、別の正統派ジャンルのほうがいいと思う。
アソビの方向性が、私の抱くイメージと違う。
ちょっと不倫っぽい関係を匂わせるような女性(40代後半?)と、隣同士でしゃべっていた。
その、しゃべる内容や、表情、動作が、実に、良くない。
知性と品性を全く感じない。
そんなものなくても、かわりに、一生懸命生きてきたストレート感、ひたむきさがあるとか、
人が好さそう、誠実そう、渋いとか、そういうものがあれば、OK。
でも、そんなものの代わりに、てかてかウエスタンブーツ。
(得意技は、モテない地味女性を口説くことだろうか???)
やっぱり、いただけない。
洗練されていない人が、上級テクニックを必要とする装いをするのは、あまりにもリスキー。
隣の女性は、、悪いとまでは言わないが、決して良くもない。
特に靴は、どうもいただけない。ウエスタン男性とは正反対で、あまりにも靴に気を使わなさ過ぎ。
(私みたいに、足の指、骨折していて、あの靴しか履けないとか???)
第一、あの男性の相方、しかも不倫風(お気をつけあそばせ、会話、仕草に出てますよ)、
ということで、点数は一気に急降下。
テカテカウエスタンと、ジミジミ女性の、カップル。

自分の顔や雰囲気に合っているファッションに身を包むべきだなあ・・・と思った。
自戒を込めて。

そう言えば、私も以前、通勤利用の地下鉄で、見知らぬ女性に声をかけられたことがあった。
「いつも、いつも、違う服(コート)を着てるので、どんな人かと思って・・・」と、言われた。
きっと、その人にとっては、理解を超えていたんだろう。
「替えすぎやろっ!!」と、彼女の堪忍袋の緒が切れた??
そんな、カラフルコートをとっ替えひっ替えの時期もあったが、
その次の時期は、1シーズン中、ずっと同じ地味なコートの着たきりスズメだったりもした。
服に関しては、いろんな人に、色々言われているので、別に、たいして驚きはないけれど。

世の中、いろんな人がいる。
「人の振り見て、我が振り直せ」と言うが、
私も、おかしな格好をしているうちの一人かも知れない。