しーーーんとした、車内。
誰一人、おしゃべりをする人もない、その静寂を破るのは、女性。特徴、チンピラ風。
チンピラという人種は、今まで男性の専売特許のようなものだと思っていたが、
いえいえ、昨今は、女性もその分野に進出しているようだ。
二人連れの若い女性。
座席に、お互い向き合うように、ででーんと場所を取り、斜交いに座っている。
片方の女性が、「聞いてえな」と、一方的にぺらぺら話す。
28歳という、その女性。
だんだん自分の話に酔ってきてるかんじ。話をさえぎらせない。
なんといっても、まず、話の内容が、ガラが悪い。
さて、どんなオハナシかと言うと・・・
パチンコで、お金を全部使ってしまった。突然、煙草が無性に吸いたくなったが、お金がない。
煙草を吸おうとして、そこで出会った男性と、お金をめぐるトラブル発生。
想像するに、寸借詐欺??
男性が女性から、だまし取られたお金を返せ、訴えるなどのひと悶着。
彼をとりまく家庭の事情、そして、家族の関与。
女性と母親との、パチンコ代のおカネの貸し借りの様子、やりとり。
別の日、パチンコ代稼ぎのため、女性紹介を装って、18歳の男の子相手に、金品詐欺未遂。
彼とのやりとり、その様子、一部始終。
こうやって書くと、客観的で理路整然としていて、なんてことないのだが、
ガラ悪キーワードは、人物を示す単語。
話の登場人物である、「おかん」「おっさん」「ガキ」。
あと、その道(悪道)の専門用語。
ストーリー展開は、犯罪一歩手前、あるいは、犯罪の内容、手口。
女性紹介(売春斡旋)、詐欺、脅迫。
「ガキが、チャリで来やがってよー。
ガキ、カネもってないくせに、オンナ紹介しろって言いやがって」
「騙されるほうが悪いんやで。
おっさん、てめえがボンクラのせいで、騙されてやがって、なにほざいとるんや」
「どついたろか」「シバけや」
「カネ、オカンからむしり取って、5分でスってもてよー」
うまく、再現できない。
少しは方言もあるのかも知れないが、
私の知っている単語に置き換え、同時通訳するような感覚で聞いていた。
いつもは、行きの車内は、私にとっては、リビング空間で、居眠りタイムなのだが、
昨日は、最初から私が降りるまでの、20分間、ずっと聞いてしまった。
「極道ひとり漫談」みたいなかんじ??
まあ、それはそれは、軽快なテンポで話は進む。
あの短い時間内に、よくあれだけ凝縮した内容の、臨場感あふれる話が、出来たものだ。
ある意味、彼女はトークの才能がある。
単語やフレーズによっては、早すぎたり、声が小さくなったりして、
聞きとりにくいところもあるので、緊張感をもって必死で聞いてないと、聞き逃す。
そこまでして、なにも聞く必要もないのだが、個人的には、ああいった人種にお会いすることも、
袖振り合うこともないので、衝撃もあったが、興味もあった。
それにしても、ガラが悪いにもほどがある。
感心するほど、笑っちゃうほど、だ。
極道路線キャラを目指す、吉本の芸人研修生だったりして・・・??
そう言えば、聞き役の人、若手お笑いコンビの「アジアン」に、似てるかも?
彼女に、まんまとノセられた?
大阪には、そこかしこ、文化がわんさか詰まっている。
いい意味でも、悪い意味でも。
誰一人、おしゃべりをする人もない、その静寂を破るのは、女性。特徴、チンピラ風。
チンピラという人種は、今まで男性の専売特許のようなものだと思っていたが、
いえいえ、昨今は、女性もその分野に進出しているようだ。
二人連れの若い女性。
座席に、お互い向き合うように、ででーんと場所を取り、斜交いに座っている。
片方の女性が、「聞いてえな」と、一方的にぺらぺら話す。
28歳という、その女性。
だんだん自分の話に酔ってきてるかんじ。話をさえぎらせない。
なんといっても、まず、話の内容が、ガラが悪い。
さて、どんなオハナシかと言うと・・・
パチンコで、お金を全部使ってしまった。突然、煙草が無性に吸いたくなったが、お金がない。
煙草を吸おうとして、そこで出会った男性と、お金をめぐるトラブル発生。
想像するに、寸借詐欺??
男性が女性から、だまし取られたお金を返せ、訴えるなどのひと悶着。
彼をとりまく家庭の事情、そして、家族の関与。
女性と母親との、パチンコ代のおカネの貸し借りの様子、やりとり。
別の日、パチンコ代稼ぎのため、女性紹介を装って、18歳の男の子相手に、金品詐欺未遂。
彼とのやりとり、その様子、一部始終。
こうやって書くと、客観的で理路整然としていて、なんてことないのだが、
ガラ悪キーワードは、人物を示す単語。
話の登場人物である、「おかん」「おっさん」「ガキ」。
あと、その道(悪道)の専門用語。
ストーリー展開は、犯罪一歩手前、あるいは、犯罪の内容、手口。
女性紹介(売春斡旋)、詐欺、脅迫。
「ガキが、チャリで来やがってよー。
ガキ、カネもってないくせに、オンナ紹介しろって言いやがって」
「騙されるほうが悪いんやで。
おっさん、てめえがボンクラのせいで、騙されてやがって、なにほざいとるんや」
「どついたろか」「シバけや」
「カネ、オカンからむしり取って、5分でスってもてよー」
うまく、再現できない。
少しは方言もあるのかも知れないが、
私の知っている単語に置き換え、同時通訳するような感覚で聞いていた。
いつもは、行きの車内は、私にとっては、リビング空間で、居眠りタイムなのだが、
昨日は、最初から私が降りるまでの、20分間、ずっと聞いてしまった。
「極道ひとり漫談」みたいなかんじ??
まあ、それはそれは、軽快なテンポで話は進む。
あの短い時間内に、よくあれだけ凝縮した内容の、臨場感あふれる話が、出来たものだ。
ある意味、彼女はトークの才能がある。
単語やフレーズによっては、早すぎたり、声が小さくなったりして、
聞きとりにくいところもあるので、緊張感をもって必死で聞いてないと、聞き逃す。
そこまでして、なにも聞く必要もないのだが、個人的には、ああいった人種にお会いすることも、
袖振り合うこともないので、衝撃もあったが、興味もあった。
それにしても、ガラが悪いにもほどがある。
感心するほど、笑っちゃうほど、だ。
極道路線キャラを目指す、吉本の芸人研修生だったりして・・・??
そう言えば、聞き役の人、若手お笑いコンビの「アジアン」に、似てるかも?
彼女に、まんまとノセられた?
大阪には、そこかしこ、文化がわんさか詰まっている。
いい意味でも、悪い意味でも。