蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

忘年会シーズン、真っただ中

2009-12-12 | 仕事
昨夜は、仕事がらみの忘年会「Part2」。
我々は接待する側なのだが、お客様は、仕事を発注してくれる会社の担当者、O氏。
「30分遅れる」というO氏からの連絡を受けたまま、
待っても待っても彼は現れない。
ようやく1時間10分後に、O氏は姿を見せた。

店は、予約を取らない主義の寿司屋。
なので、開店直後から、カウンター席の陣取り合戦。
1時間近くも待っていると、そこそこ酔いも回るし、お腹も膨らんでくる。
そのO氏の遅い出現から、なんと5時間もその店に居た。
待ち時間を入れると、6時間を超えた。
その間、ビール、焼酎、日本酒、一品料理のあれこれ。
お寿司屋さんなのに、御飯がなくなって、お寿司はオシマイ。
ネタ切れならぬ、シャリ切れ。

O氏は、お客さんであり、あくまでも接待の一貫なので、
最初はあまり気分が乗っていないO氏を盛り上げるまでは、
あれこれ話題を振ってウォーミング・アップ。
次第にお酒も回りはじめ、O氏の趣味のF-1レースや電車の話などで、盛り上がり
だんだん、お酒の潤滑油効果が表れ始めた。

O氏の亡くなったお父さんの話に、もらい泣きしたり、
今度の仕事の構想やプロジェクトの話を聞いたり、
マーケティングや開発、会社の実情、
次の受注につながる仕事の前約束をしたり。
時間が経つのは、実に速い。

彼のお酒は、悪いお酒ではない、陽気な飲み方だ。
ただ、やたら強くて、太刀打ちできない。
そこからは、接待のプロ中のプロ、新地のママに、バトンタッチ。
私以外の人たちは、タクシーで新地のスナックに向かったが、
私は、日付変更線が変わる前のシンデレラのごとく、後は、徹夜組にお任せして失礼した。
彼らは、翌朝の電車の始発時間まで、飲みに飲む。
飲んで、歌って、食べて、しゃべって、・・・
それにしても、よくまあ、飲むものだ。

電車には、忘年会の帰りと思われる人たちが、わんさか。
大声で酔っ払い口調で、延々と一方的にしゃべっている女性がいた。
ホームでべらべら、女性の、ろれつの回らない声が続く。
みっともない、うるさい、耳障り・・・いつまで続くのか。
ああいうのには、なりたくない。
駅から自宅に向かうタクシーは、長蛇の列。
タクシー乗り場から見える、屋台のラーメン屋には、そこそこ人の出入りがある。
近くで、ストリート・ミュージシャンたちが声をはりあげて、歌っている。
頑張り、熱意、声のデカさは認めるが、歌、うまくないんだけど・・・

年末のハナ金、忘年会のシーズン、真っただ中、
あちこち酔っ払いが大騒ぎしているわけでもない、
街はちょっぴり静かに、色で言えば、ダークなチャコールグレー。
そんな印象がした。