このトップ画像をご覧になった方は、「またかいな」と、うんざりされたことでしょう。
あえて、内容を読む気にもならない、おなじパターンの写真。
ひょっとすると、おなじ写真を使い回しているのか?という疑惑さえ抱かれそうです。
いえ、生活なんて、人生なんて…おなじことの繰り返しの連続。
日曜のあとには、必ず、おなじように月曜がやってくるのです。
説明するまでもないが、というより、説明する必要もないが、(→だれも興味ない)
木曜日・夜に、河内ワイン1本(赤)、辛口フランス白ワイン半本、
金曜日に、辛口白ワイン半本、河内ワイン(赤)2/3本、
(このほかにも、日本酒、ビール、ハイボール、と、追加あり)
土日は夫は不在で、日曜、夜に帰宅後、河内ワイン(赤)1/3本、
合計、ワインだけでも3本を消費した。
そのうち、わたしが飲んだのは、せいぜい、半本ぐらい?
夫、飲みすぎ。
「酒飲み」という人種、わたしは、身近には結婚するまで縁がなかった。
母方の親戚で、飲む人はいたが、お正月や仏事の時に飲んでいるのを、子供の時に見たぐらいで、
「うわ、酒くさっ。どよ~んとした雰囲気」って思うだけで、
こちらが訪ねて行った先のことだし、直接、影響があるわけじゃなし、どおってことなかった。
わたしの父は、お酒は1滴も飲まなかった。
(お酒が大嫌いだったので、おそらく下戸だったのだろう)
ついでに、タバコも吸わない、ギャンブルも、女遊びもしない、聖人君子。
趣味は、仕事。その超多忙の合間をぬって、
展覧会に出すぐらいの見事な菊作りや、畑での果物作り、
庭作りにも熱情を注ぎ、かなり早朝に起きて、仕事前に水まきをしていた。
写真撮影や、文筆も好んだ。
愛車でドライブもした。
仕事が多忙なので、旅行は、あまり多くは行けなかったようだ。
部屋がホコリっぽくなってきたと感じると、自分で掃除機をかけ、車も自分で洗車し、
結構、マメにやっていた。
美術品愛好家でもあり、また、少しの時間があれば、映画も、観ていた。
財テクにも力を入れていた。
友人はとても少なく、派手なことや、見栄っ張りなことが、大嫌い。
家父長制の考えが隅々まで浸透し、短気で気難しい一面もあり、
わたしは、父がいると怖くて落ち着かなかった。
家を一歩出ると、のびのびした気分になって、自分らしく振る舞えた。
子供の頃、わたしが品のないことを言うと、咎められた。
誉められたことは、なかった。
「なんだ、そんなことも知らないのか」と、よく叱られた。
「だって、学校で習ってないもん」と、いつも、口をとがらせて、わたしは言った。
母にも「あんたは、なんのために学校に行ってるんや」と、怒られた。
その度にわたしは、「教養を身につけるためやん」と、ろくすっぽ勉強しないくせに、反論した。
結婚して、そんな、堅苦しい家から出られて、とても嬉しかった。
しかも、夫は、おおらかな人で、お酒を飲むと、ますます、おおらかになる。
細かいことを、あれこれ言って、怒られる心配もない。
気を使って、びくびくする必要もない。
あーー、よかった!!
と、・・・しばらくは、思った・・・。
どっちが、いいか?だ。
怒られる側と、怒る側。
怒られるのはイヤだけど、怒るのもイヤだ。
几帳面で厳しい人に怒られるのと、だらしない大酒飲みを怒るのと、どっちがいい?
夫を父親と比較するのは、あまりにも気の毒なので、あえて、比べない。
夫だって、あの出来た、おかあさま(姑)と、わたしを比較しないんだし。
昔のひとは、すごかった。頑張りのスケールが違う。
時代が違う。育てられ方も違う。だから、比較しても意味がない。
たまたま偶然、父も夫も、とても真面目な働き者で、勤勉だった。
そして、心身ともに健康で、壊れにくい身体を持っていた。
ひとを選ぶときの、着眼点。
特に、人事採用担当者や、結婚相手を選ぶ際には、一番、それは大切なポイントだ。
ついでに、コミュニケーションがとれるかどうか。(言語が通じるかどうか)
ルックスの優先順位は、どんどん下がっていってしまうのは、しかたがないこと。
それは、お互いさまですし。
新聞に、「おやじの背中」という連載記事がある。
あれは、なかなかおもしろい。
あんなに出来た父親なのに、息子(兄)は、正反対に育ってしまったし、
うちの、あの、おおらかすぎる大酒飲みを父親に持つ子供たちは、その割には、かなりまともに育ったし、
うまい具合に(よくない具合に)、メリハリ、強弱つけられて、繋がっていくのものなんだと、感心する。
ということで、大酒飲みも、まあ、大目に見ましょうか、今日のところは。
バレンタインデーですしね。
ただし、行き過ぎると、また、打ち捨てたくなるのですが。