暖かくなってきた。
ひと足お先に、春気分・・・といきたいところだが・・・。
昨日は、別の先生の社交ダンス・レッスンを2コマ受けた。
生徒さんには、見覚えのある人が何人もおられ、
火曜日に別の先生のレッスンでお見かけした方々だ。
昨日は、はじめての先生で、はじめてのレッスンだったので、
いきなり途中から参加すると、なにがなんだかわからなかった。
わたし、けっこう、いい度胸しているなあ・・・と、冷や汗を通り越して、自分に拍手。
だって、あんなにわけわからなくて、皆さんのなかに、ぼーーんと、入って、
右も左もわからない、踊れない状態で、よく恥ずかしくないものだ・・・と自分で感心。
ささっと、ごくごくシンプルに、踊り方や注意点を教わったあと、
ひとりずつパートナーを替えて踊って行くのだが、先生と踊る順番が来ると
さすがのわたしも、どきどき。
こんなヘンなヤツが紛れ込んできているよ、まいったなぁ・・・と先生は思うだろう・・・
だから、先に「わたし、今日が、はじめてです」と、言っておいた。
へろへろになりながら、顔は、にやにや、(いつもわたしは、究極の困り顔は、にやけ顔)、
どうにか踊ったが、先生に
「踊れていますね。あとは、自分でカウントをしっかり取って踊ってください」
と、なぐさめられた。
最初からあまりキツイことを言うと、生徒に逃げられても敵わない、
という算段が先生のアタマをよぎったのかも知れない。
先生が他の生徒さんと踊っておられるのを見ると、踊った後に、親指を上に立てるだけ、
という人がいたり、ちゃんと踊れている人には、コメントはないようだ。
それにしても、先生、お上手・・・
いろんなタイプのダンサーがいるようだ。
プロでも、いろいろ。
昨日の先生は、スケジュール表にのっている名前を見ると、プロとは書いていなかったが、
彼は、学生の時から踊っていて、これから、あれこれプロの大会に出られるようなかんじ。
パートナー役の女性も、キレのいいダンス。とてもお若い、プロ直前の方。
若さあふれる有望株。
(レッスンは、「なんで、こんなカンタンなことが、出来ない?」と、ブチ切れ一歩手前だけれど)
素晴らしくて、うっとり、見とれていた。
生徒で、ひとり、めちゃめちゃ、ムカつく男性がいた。
汗をかきかき、年齢にもめげず、一生懸命なのは、よくわかる。
皆さんは、この先生に、もう何回も習っておられて、ステップは練習済みだが、
わたしは、昨日のクラス、レッスンは、はじめてなのだ。
しかも初心者に近い。
緊張も、します。足も、もつれます。
習ったステップを踊り終わるか終わらないぐらいの直後、その方は
(「そのオッサンは」と書きたい気持ちが、どうしてもおさまらない・・・)
わたしの手を、1秒も早く離したいかのごとく、振りほどくように、
水に濡れた手を、水しぶきを飛ばし散らすように、力をこめて手を振りきった。
「ちっ、んもぅっ~」
という、声にならない声のような思いとともに。
「なんで全然、僕のリードがわからんのや。こんなとこに、出てくんな、あほ!!」
という、こころの声がボデーランゲージとともに伝わってきたような気がした。
アンタのダンスがヘタだからって、初心者のわたしのせいに、する?
先生と踊ったら、なにも考えなくても、すいすい踊れたわい。
全然、踊れないってことは、アンタのリードがヘタすぎるからじゃろうが。
一生懸命はわかるけれど、まわりが見えなくなっている、ちっちゃい、おじ(ぃ)さん。
(身長も、わたしより4~7センチぐらい、ちっこい、ひと)
ほかにも、踊れなかった男性がいたけれど、
あの、ちっちゃい、おじ(ぃ)さんほど、失礼な態度はとってなかった。
なにごとも、ちょっとした場面に、人柄が表れる。
あの、ちっちゃい、おじ(ぃ)さんが、もし奇跡的に上達したと仮定すると、
こんどは、出来ない人を思いっきりバカにするんだろうなあ・・・
ちっちゃい、おじ(ぃ)さんに、教えてほしいなどとは、まったく思っていないし、
お金を払って、先生に一から、基礎をちゃんと教わりにきているわけです、わたしは。
ちっちゃい、おじ(ぃ)さんは、世の中で、いままで、ああいう生き方をして来られたのだろう。
ある意味、気の毒でもあります。
しかし・・・冷静に考えて見ると・・・
わたし、これ、ソフトに逆ギレしてるのかも。
わたしこそ、イタイおば(ぁ)さんかも。
帰りに通る、賑やかな商店街は、それまでは若い人ばかりだと思っていたが、
けっこう、おじ(ぃ)さん、おば(ぁ)さんの姿が目に付いた。
わたしのこころが映る、心象風景???
やけに重いバックをずるずると引きずるように、商店街を後にした。
トップ画像は、うちのご近所ロード。
春みたいな陽気に誘われて、サクラ?が咲きかけている?
まさか?
でも、こんな花、こんな時期に見たことがなかったので、ケータイで、ぱちり。