蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

英数字、ロックで、くらくら!?

2011-04-04 | 暮らし

インターネット・バンキングを利用するようになってから、もうずいぶん経つ。

あらら、楽々、振込み、出かけなくていいし、時間に追われなくていいし、なんと便利な。

そう思っていたが、定期預金やら、口座の管理やら、あっちが、こーで、こっちが、あーで、
満期期日は、こーで、パスワードやID番号は、あれこれで・・・
店舗のない、インターネットだけの銀行もあるし、これはまた、厄介。

一年に一回の税金の引き落としは、こっちの銀行から。
あれ?残高が不足。
あっちの銀行から、こっちの銀行に振り込む。
ある会の、通信年会費、指定された振込先銀行の銀行から、お振り込み。
あ、そういえば、あの銀行は、あれから満期、どうなった?
ついでに、いろいろ、ログインしようとしても、あれこれ、ごちゃごちゃになって、なにがなんだかわからない。
やっと入ったものの、いくら探しても、預金残高ゼロ。
な、なんで? そんなはずない! 
犯罪発生?
ひやり。
来たか、ついに。わたしのボケ。アタマ真っ白。

あれこれ、通帳を探し回って、照らし合わせたり、画面上で説明を読んだり。
自分のアタマが信用できないなんて、いちばん情けない。

こうなってくると、アタマに血が上り、こんがらがってくる。
自分のアタマには記載されていて、通帳に記帳されていないものだから、つい、不安になる。
で、通帳を持って、銀行に記帳に出かける。
ちゃんと、ネットで履歴を確認したっていうのに、ダメ押し。

あれ?在宅で、できるんじゃなかった?
自信がないわたしは、どうしても、自分のアタマの中だけでは信用できず、
インターネット・バンキングのあと、えっちら、おっちら、銀行まで足を運ぶ。
まぬけ、というか、中途半端、というか。

ああ、忙しい。
これなら、全部、お任せした方が、ずっと楽。
わたしの脳機能が突然、麻痺したら、家族は困るだろう。

すべて、操作にロックがかかってしまう。
というより、銀行口座の存在自体が、霧のなか。
久久ぶりにログインして、つながると、ほっとする。
これって、いつも緊張感が漂っている。

が、一時の安堵は、永遠にあらず。
また、すぐ、あたふたするのが、ありありと見える。


インターネットバンキングだけでは、やはり不十分。
現金の出入金や、窓口での手続きやら、銀行に行かなきゃできないこともある。
さあ、パソコンの電源を落として、これから銀行回りに行ってきま~す。

少ないお金で、走りまわって、いたって効率の悪い、わたしです。

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トップ画像は、山本容子さんのエッチング版画。
某地方銀行の通帳に、彼女の作品が起用されていたこともあり、大好きでした。

いまは、殺風景な、味わいもなにもない、単純な幾何学的な、無機質デザインに変更され、がっかりです。
大手銀行も、ドラえもんや、スヌーピーやら、以前はいろんなキャラクターが起用されていたのに、
今は、どことも厳しいんですかねえ。